(ライフハック)「1日1食」失敗時の原因と対策、体験談

公開日: : 最終更新日:2022/10/10 真夜中のガジェッター

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コロナが始まる少し前から1日1食を続けられているが、それ以前に何度か挑戦して失敗したことがある。

今回「1日1食が続かない」といった悩みの相談を受けたのでリアルな失敗談、その原因と解決した手段を記録したい。

最初の失敗は「1日1食」=「3食を1食に減らす」という誤解だった。

つまり朝ごはんだけ、夕飯だけといった3食時代のメニューから1食とることが「1日1食」と勘違いして失敗したのだ。

食事を減らす以前の問題として「依存性の高い成分が入った食事を減らす作業」が必要だった。

1日1食での失敗談。

STEP1:1日3食のまま依存性ある成分を排除

はじめに依存成分を含んだ食事を排除しないと「キューン」と強い空腹感やイライラ、脱力感、間食しないとストレスを感じたり、食後の強い眠気に頭痛といった依存症の症状が1日に何度も襲ってくる。

今思えばタバコやアルコールの依存症に近いのかもしれない。

健康関連(主に脳や腸)の書籍を読み漁った結果、これら症状は3つの原因から発生していると判断した。

避けるべき成分・食事

  1. アミノ酸等(化学調味料、旨味成分)やグルテンといった依存成分を含んだ物質による禁断症状
  2. ハンバーガーやラーメンなど栄養の少ない食べ物(栄養不足)
  3. オレンジジュースや白米など食物繊維を排除した糖分がダイレクトに届く食品

1日1食を始める前に1日3食の状態で、上記の食品から手を引く必要があった。

例えばラーメンやお菓子を食べた後、さらにお腹が空いてくることはないだろうか。

それは食物繊維や栄養が足りず腸が”必要な栄養素”を要求しているサインと、アミノ酸等やグルテンといった依存物質に浸った脳が化学成分を求めて空腹サインを送信するコラボレーションだということが様々な書籍を読んで把握できた。

最初は食品の成分表をチェックして原材料がシンプルな食べ物に切り替える作業から始めた。

実際に続けていくと最初こそ「味が薄い」「旨味が足りない」といった感覚はあったが、やがて「塩味が強い」「味がきつい」といった真逆の感情を抱くように変化した。

食事を見直した例

たとえば化学調味料が多く含まれる「鶏がらスープの素」をやめて、同じ味を再現できる「鶏肉を塩で茹でるだけ」へ切り替えるだけで不純物を一切排除できた。

同じような製品でインスタントの「わかめスープ」も飲むと空腹感が強くなったが、「鶏肉を塩で茹でるだけ」であれば食事量に応じた満腹感を得られる。

また、「カカオ86%」を箱買いしていたが次の成分表を見て購入をやめた。

原材料名:カカオマス(国内製造、外国製造)、ココアパウダー、砂糖、ココアバター/乳化剤、香料、(一部に乳成分・大豆を含む)

成分表は上から順に投入量が多いため、カカオ86%は安全な食品に位置しているが身体のデトックスがすすむと「乳化剤」「香料」と高い位置にある「砂糖」は避けたくなる。

ちなみに子どもの頃から大好きだった「たけのこの里」の成分表をみてみると・・・。

砂糖、小麦粉、全粉乳、カカオマス、ショートニング、鶏卵、植物油脂、ココアバター、卵白、マーガリン、アーモンドペースト、乳糖、脱脂粉乳、食塩、クリーミングパウダー、麦芽エキス/乳化剤、膨脹剤、香料、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆を含む)

引用:Meiji

最初に「砂糖」があり次に「小麦粉」、「全粉乳」と続きチョコレート本来の原材料「カカオマス」は4番目に多い材料。ほぼ砂糖と小麦粉を焼いた製品となっていて糖化や酸化へ一直線、体が錆びて老け顔や疲労感などにつながる。

ここを攻略すると、いよいよ大ボス「グルテン」へと挑むことになる。

STEP2:腸に貼り付くグルテン

グルテンについては有名な書籍の影響で、一部の特殊な人に悪影響という誤解がある。

それ以前の話としてグルテンは腸に貼り付いて悪さをする。

そもそも葉っぱを食べる虫を中毒にして一気に太らせて地面へ落とすのが目的の植物毒とも言われているグルテン、パンやラーメンに中毒性があり太りやすいのも頷けた。

このグルテンが腸に張り付くことで腸内で行われる栄養の吸収や細菌活動が悪くなり、ニキビや吹き出物、乾燥肌、偏頭痛といった様々な病気の原因になると言われている。

この栄養の吸収を妨げる行為により「栄養が足りない」と判断され、腸が空腹のサインを送る。

パンをこねる時のネバネバが手につくと水を流しながら擦っても取れない記憶はないだろうか、あれが腸内に張り付くのだから肌荒れをはじめとした体調不良も当然だと思う。

厄介なことにグルテンは医療用麻薬「モルヒネ」と似た構造で、その中毒性の高さから1日1食の高い障壁となる。

私も1日3食のままグルテンを抜いただけで大きな苦痛を覚えた。

最初の1日1食チャレンジで失敗、空腹に耐えられなかったのはグルテンの影響が大きかったと思っている。

1日1食は「胃が適正化されて脳がシフトチェンジできるかどうかの話」。

しかし、グルテンは「依存治療の話」。

そのためパスタやラーメン、唐揚げといった食べた後にもっと食べたくなるような食材やCMで構成される「売り上げを伸ばしたい飲食業界」と決別しなければならない。

実際の体験談をすると3週間ほどグルテンを摂取しなければイライラや強い空腹感、偏頭痛や吹き出物がなくなり、肌艶がよくなって不眠症も解消、頭がクリアな状態へと変化した。

正直、1日1食よりもグルテン抜きの方が健康効果は大きい。

この大ボス「グルテン」との対決を終えたら糖質との飽くなき戦いが始まる。

STEP3:糖質との終わりなき旅

グルテンは一度でも完膚なきまでに勝利してしまえば、風味を嗜む程度に小麦粉を投入しても依存状態に戻ることはなかった。

しかし、糖質は大ボスではないものの次の点で厄介な存在だ。

  1. 様々な食材に存在する
  2. 摂取するほど「強い満足感」を与えてくる
  3. 身体に必要な栄養素

砂糖を入れなくても糖質は大量に体へ入ってきて、摂取するほど麻痺してしまう。

子供の頃から「たけのこの里」と「チョコパイ」というグルテンと砂糖のコンビが大好物だったが、食べ終わると再び食べたくなってしまうことがよくあった。

この甘いものを食べた時に得られる高揚感は抗い難い。

当時はアルコールよりは体に良いとさえ思っていて、頭を使う仕事をしたあとに食べるチョコは最高だったが、これも糖質の高揚感でしかなく今では不要だったことを理解できた。

これについてはオーストラリアの俳優が体を張ったドキュメンタリー映画「あまくない砂糖の話」(プライムビデオへ)のクライマックスを見て衝撃を覚え、甘いものへの耐性がついたことを記憶している。

映画を見て震え上がったのは久しぶりだった。

下記の予告編では後半の「変異」は紹介されていないものの雰囲気は把握できる。

砂糖断ちしたいときに映画「あまくない砂糖の話」(プライムビデオへ)は最高の処方箋だった。

砂糖断ちに成功したころの体験談としては、偏頭痛や脱力感、イライラ、空腹感といったグルテンに似た症状が消え失せた。

チョコパイ等の代替品は素焼きアーモンドといったナッツ類やキウイフルーツだが、糖質中毒の時は無味に感じてしまうかもしれない。今は甘くて美味しいおやつとなっている。

(追記)
食後に眠くなるのと空腹でイライラするのは血糖値が大きく影響していて、糖の中毒になっている可能性が高い。これを克服したところ空腹でも満腹でも台風一過の空みたいな状態を保てるようになった。イライラもしないし、頭はクリア。

STEP4:そして1日1食へ・・・

これまでの話を少し振り返りたい。

うま味調味料やアミノ酸等といった化学調味料には弱めの依存成分が含まれていて「なんとかの素」を食べると空腹感が強くなり、1日に3回以上は何か口にしないとストレスを感じていた。

これは意識して成分表を見れば避けることができた。

しかし、ラスボス的な存在のグルテン。これが最大の難関だった。

このグルテンにより店舗でラーメンと餃子というコンボを食べても店を出る頃には空腹感を覚えた時もあった。その依存力と腸へのダメージ量では最強クラスだと思う。

人は食べ物により形成されるが、その栄養を阻害するのは「グルテン」が大きい。

沢山の書籍を読んで理論武装、テレビなどの大衆扇動メディアに映るCMを避けて、パラダイムシフトをしなければ抜け出せなかった。

本当にラスボスだった。

今は2日に1食となってしまったときに空腹感を得るため、ソーダブレッドへ10gほど小麦粉を入れて食欲促進と風味を愉しむといった調整ができている。

糖質については果物やナッツにまで入っているので終わりなき戦いが待っているようにも書いたが、1日1食になれば自然と糖質量も減るので「依存を頭と体で理解」できたら怖くないと思っている。

そして、1日1食について。

1日3食時代はグルテンや糖質を大量に含んだ食事である可能性が高く、そのまま食事数を減らすと依存症に苦しむだけだった。

しかし、それは逆に依存成分を断ち切れば1日1食のレシピも自ずとわかり、1日2食から1日1食へと数を減らしていくことで胃もヒトの通常サイズへ最適化されて第二の脳と言われる腸も正常な状態に落ち着いた。

ちなみに現在の空腹時は「喉が渇いたな」くらいの感覚になっていて、本を読んでいたりすれば忘れてしまうレベル。

これが依存のない空腹状態であり、そのまま放置すると頭部や腹部が引き締まるような感覚がある。

以前は強い空腹感に襲われ、糖質やグルテンが豊富な上に栄養・食物繊維の少ない白米やパン・ラーメンにピザといった精製加工食品ばかり食べていたので満足感を得るのに「おかわり」は当たり前だった。

医療関係の情報も必要

1日1食と並行して知識を得る必要があったのは医療関係だった。

たとえば抗生物質を内服すると人間の腸で共生している「およそ1000種類、100兆個もの細菌」、その多くを殺してしまう。

そもそも一般的な病院が行っている西洋医療は”ほぼ対症療法”かつ”病原菌への狙い撃ち”なので知らない症状には対処できず、「A」というウィルスを殺すためなら「B」が死んでも仕方ないというスタイル(いわゆる副作用)。

別に東洋医療を推しているわけではないが、1日3食や偏食で顔や腹が膨らんだ「細胞が炎症している状態」であれば万病の元、西洋医療の世話になる機会が増え、やがて抗生物質の処方で腸内細菌を殲滅することになり別の病気を患うリスクが高いので注意したい。

その根本から対象できるのが1日1食と判断して続けている。

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