Fireタブレットで3Dプリンター管理、「Octo4a」をインストールした話

Fireタブレットで3Dプリンター管理しよう。

Fire HD 10 Plusへの「Octo4a」インストールといっても基本的な作業は前回のAndroidスマートフォン「AQUOS」での作業（記事末尾にリンクあり）と変わらない。

そこでまずFire HD 10 PlusにGoogle Playストアをインストール済みで、Novaランチャーをメインにしたカスタム仕様でも「Octo4a」が動作したことを報告したい。

念のため、工場出荷状態にして最新Fire OSへアップグレードしてからも「Octo4a」はインストールできて、ブラウザの管理画面へアクセスすることができた。

つまり「Octo4a」のインストールに対して「Fire OS側の制限は入っていない」ということだ。

もしインストールで困った状況に陥ったときは、少なくともFire OSが原因ではないと知っているだけでも負担を軽減できるだろう。

また、インストーラーが実行するシェルスクリプトのエラーメッセージも前回の記事にあるログ機能を使えば個別の端末で発生する問題はクリアできる。

海外では「octo4a」の動作に必要なスクリプトをダウンロードできず、インストーラーがクラッシュするという報告もある。しかし、日本国内の光回線ならプライベートIPが割り当てられていたり独自のファイアーウォールやVPNを経由するといった特殊な事例でもない限り問題ないと思う。

もし制限されているときはモバイル回線もしくはソフトVPNで回避すれば解決できるはず。

上図がFire HD 10 Plus上で動作する「Octo4a」のサーバーにブラウザで自らアクセスしている様子。

ただ、それ以外に問題がある。

Fire OSによるOTG拒否

アマゾンのFireタブレットは最新バージョンからなのか不明だが、OTGを拒否するよう設定されている。

正確には「充電付き」のOTG機能を備えたUSB変換アダプタを接続すると「液体検出の警告」（アマゾンのヘルプページへ）が表示される。

これはアマゾンが格安タブレットで色々とできないようにしている対策だと言われている。

そのため、前回のAQUOSスマートフォンで行ったMacBook向けの充電できるOTG機能USBハブを使用するとBEEP音とともに「液体検出」したというメッセージが表示される。

手持ちのOTG機器は充電に対応（電源確保で動作）するMacBook向けUSBハブしかないため、最終工程である3Dプリンターとの接続が行えなかった。

ここで「FireタブレットでOcto4aが使えないかもしれない」と指摘を受けそうだが、シンプルな充電機能のないOTG機能付きUSB変換アダプタをFire HD 10 Plusに接続して外部キーボードやマウスが動作したという報告が多数あるから動作するだろう。

Fire OSが「Octo4a」のサーバー起動を邪魔していない以上、シンプルなOTGアダプタさえあれば完結する。

本日、アマゾンでOTG機能付きのUSB変換アダプタを注文（注文したアイテムのAmazon販売ページへ）、明日にも届くので改めてレポートしたい。

とりあえずFire HD 10 Plusに「Octo4a」をインストールできることを報告させていただく。

前回→古いスマホで3Dプリンター遠隔制御、「Octo4a」インストール方法
最新記事はタグ「3Dプリンター」へ