手のひらサイズのドライヤー「KHD-9730」購入レビュー、Dysonと比較

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小泉成器株式会社が販売する「ポケドラ」こと「KHD-9730」を購入した。

長く愛用していたダイソンのドライヤーとは特質の異なる製品だが、同じドライヤーという枠の中で比較。その強み、弱みをレビューしていく。

ポケドラ(KHD-9730)。

「ちいさくてパワフル」

そんな見出しを掲載した商品パッケージを探して何店舗かさまよった。少し前にはファッションセンターしまむらにて500円前後で販売されていたという。

試しに電話をかけてみる。ところが、数店舗の回答は「ドライヤー自体が取り扱っていない」とのこと。

そんなわけでアマゾンで通常価格より高いのでは? と思う値段で購入(レビュー866件はAmazonへ)した。

最大出力700Wと一般的なドライヤーに比べて半分程度。事前調査ではパワー不足を伝える内容が多い。

しかし、ポケドラ。

何を求めているのかといえば携帯性、次に収納スペースの大幅な削減だ。なによりポータブル電源でも出力できるのは有り難い。

パッケージ背面にはサイズが記されていて高さ124mm、幅114mm。折りたたむと幅が変わらずに高さが84mmにまで小さくなる。

その重量は230g。

ちなみに小型製品にありがちなパッケージ本体に保証書が掲載されているのかと思っていたら、同梱の説明書に保証書が印字されていた。わかってらっしゃる。

説明書を開くとコード長=1.2m、音頭ヒューズ=152度、電源は50/60Hz共用となっていた。

イラスト付きで使い方が説明されており、髪の毛から15センチ離すことなどが記されていた。

お客様相談窓口の案内もあったが全て0570から始まるナビダイヤル。決して掛けてくれるなよという無言の圧力を感じた。

Dysonドライヤーと比べて。

愛用中のDysonドライヤーを並べてみる。それぞれ搭載するエンジンのサイズが異なっているように見えた。

実際に「ポケドラ」のスイッチを入れてみるとモーターか何かの音が唸り始めた。しかし、音が軽い。普通乗用車と軽自動車のアクセルを踏んだときに感じるパワーの違いを感じる。

騒がしいように聞こえるもののドンと胸に響かない軽い音のポケドラに愛着すら覚えてしまう。

Dysonのドライヤーは風量を最強にしてしまうと腕をピンと張るくらいまで離す必要があるので中間に設定。ちょうど「ポケドラ」の風量に近い。

「ポケドラ」は風量調節ができない。Dysonドライヤーの風量(中)しか風が届かない。たとえばドライヤーを弱にしてヘアセットしたいといった時に困ると思う。

ONかOFFしかないスイッチ。

それでも手のひらサイズ、旅行に持って行けるという点に価値がある。

ここ数日はポケドラで髪を乾かしている。

はじめの数回は少し金属臭がしたものの、やがて無臭となった。風もピンポイントではなく筒状に当たるようなイメージで慣れれば扱いやすい。

とくに髪を乾かしたいときに頭頂部の一部だけへ風を当てたいといったときに便利だ。

まだ初期不良や耐久性を疑っているので、すぐにDysonドライヤーを手放すというわけにはいかない。それでも現状のままであれば「ポケドラ」が主役になりそうだ。

→今回レビューしたポケドラのレビュー866件はAmazon販売ページ

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