「やよいの青色申告」でe-taxした感想・レビュー、利用者識別番号に苦戦した話

公開日: : 最終更新日:2023/03/08 周辺機器 ,

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ようやく2022年度の確定申告が完了した。

これまではインストール版の弥生会計で作成したデータを元に国税庁のホームページから必要事項を入力して確定申告を行なっていたが、事情により今年は全て自分で行うこととなった。

そこでスマホ申告が簡単という「やよいの青色申告」(オンライン版)を使用していた。

今回の確定申告全般の感想を書くと次のようになる。

  • オンライン連携(口座・カード)の便利が過ぎる
  • スマホ申告は確かに簡単だった
  • 本当にMacとiPhoneだけで電子申告できた
  • 複式簿記での仕訳に慣れていると困惑する
  • 相変わらず税務署の利用者識別番号とマイナンバーカードは手間がかかる

上記のほかに電子申告時に表示されるエラーについても記載していきたい。

やよいの青色申告を使った感想・レビュー

いやー、まず自分を労いたい。おつかれ!自分!!

とはいえ、今回の疲労度を割合で表すと会計ソフトよりも税務署のエラーと待ち時間が最も長く時間を取られたように思う。

オンライン連携(口座・カード)は便利だった

やよいの青色申告は初心者向けという意味なのか仕訳画面・入力フォームが大幅にカットされていて導入前は戦々恐々としていたが、オンライン版にしかない多数のカード・口座連携に賭けて申し込んだ。

そして、その博打は見事に成功した。

Amazonクレジットカード(三井住友)が非対応で入力が大変だったものの、楽天カードや楽天銀行などは日付と金額と勘定科目、大まかな摘要まで自動入力だった。

まさに、神機能。

どんな高級な会計ソフトを導入しても最終残高が合わなければ口座やカードの金額と日付を1件ずつ見ていくことになるが、それが一切不要!という奇跡。

今回はゆうちょ銀行とみずほ銀行をローカル管理(通帳管理)していたので手入力をする羽目になったが、すぐにオンライン通帳へ切り替えた。

今では口座とカードの取り込み成功を通知するメールが届くたびオンライン版を選んで正解だと実感する。

手持ちのカードで唯一オンライン連携に非対応のAmazonは、ゴールドカード廃止ということもあり解約することに。

事業用の銀行口座とクレジットカードとして登録していると丸々一括で取り込んでくれるのでオンライン版はやめられそうにない。

もし、あなたがオフラインで金銭をやり取りしない事業者であれば仕訳フォームが簡素でも、オンライン版をおすすめしたい。

利用者識別番号が大変だった話。

インストール型の弥生会計はWindows縛りがあり、e-Taxも最近までAndroidスマートフォンもしくはICカードリーダーが必須だった。

それが一気にmacOSとiOSだけで完結できた。

もちろん先日購入した3D CAD用の小型PCを使うということも考えたが、基本的なパーツ構成が変わらないmac/iPhoneのコンビで電子申告ができたという実績を求めた。

ただTwitterなどでも苦戦の声が飛び交っているマイナンバーカードと税務署の利用者識別番号には私も悩まされた。

やよいの青色申告 e-taxで必要になるデータは次のようになっている。

  1. マイナンバーカードの利用書識別番号(16桁の数字)
  2. マイナンバーカードの暗証番号
  3. マイナンバーカードの利用者証明書用電子証明書パスワード(状況に応じて必要)
  4. 税務署の利用者識別番号(16桁の数字)
  5. 税務署の利用者識別番号のパスワード
  6. 確定申告の整理番号(8桁の数字)

これらのいくつかが電子申告の最初と最後(本当のラスト)に入力フォームとして登場し、それぞれ必要回数を超えて間違えると役所へ出向いたり、再発行の手続きが必要になる。

もうすぐ確定申告から解放されるという瞬間に会計と関係のない役所番号で「待て!」がかかるのだ。

エラーが表示された時は画面よりも真っ白な自信さえある。

逆に言えば、これらの情報を整理しておけば確定申告は終わったようなもの。

そのため、次回の確定申告をe-taxにする際は税務署の閑散時期に情報収集・手続きを行っておくと良いだろう。

ちなみに私は一昨年引っ越しをした際に「6」が変更となっていたが、昨年は国税庁のホームページから申告したので強制的に申告が行えてしまった。

しかし、今年はe-taxだったのでエラーとなった。

そんな感じなのだ。

次に「4」の利用者識別番号で使うパスワードは「やよいの青色申告」でe-taxをしている最中にパスワード変更をするよう案内され、それに従い「暗証番号の変更が完了しました」と手続きを終えた後の「5」を入力してエラーとなった。

そのため、申告中のエラーにより更新した暗証番号がなくなってしまったらしく、再発行手続きをするという悪夢の展開となった。

その時に電話応対してくれた税務署職員は「確定申告時期だから3〜4日ほどで発行してくれるよ」と公式説明にある日数の半分以下で届くという夢物語を話してくれたので、安心して申し込みを行なった。

それが、2023年2月24日の出来事。

、、、それから本日2023年3月7日になって、ようやく税務署から通知書が届いた。

つまり利用者識別番号のパスワード再発行に「11日」がかかった。

実は本日ポストに届いていなかったら暗証番号の再発行ではなく「利用者識別番号そのものを再発行」する覚悟でいた。

そうすると利用者識別番号とパスワードを即座に入手できるが過去の申告データなどの参照ができなくなるほか、税務署から「お尋ね」が来るらしい。

間一髪、といったところだ。

HUU0176Eというエラー

そして先ほど、e-taxへログインして再発行された仮パスワードを正式なパスワードに変更した。

その際に何故か未登録だった「秘密の質問」も登録した。

これが「未登録」だったのでオンラインで「利用者識別番号のパスワード変更」が行えなかったのだ。

初回登録時に設定できるようにしてほしいものだが、徐々に改善されていくのだろう。

そうして再び「やよいの青色申告」(オンライン版)へログイン。

確定申告のコーナーへ行き、提出日を前回の「2023年2月24日」から「2023年3月7日」に変更して決算書などを作成しなおした。

しかし、「HUU0176E」というエラーが表示されてしまう。

これはシンプルに「生年月日」がエラーになっていること(やよいFAQへ)が圧倒的に多いらしく、やよいに戻り確認したところ誕生日が1月1日に戻されていた。

くっ、決算書から作成しなおしかっと思いながら再び送信すると今度は成功した。

やよいの青色申告でe-tax画面に困ったら

私の場合は引越しにより確定申告書の整理番号が変更となっていたり、引越しによりマイナンバーと電子証明書の住所変更が必要だったりと情報更新をする項目が多かった。

それもあってか、やよいの青色申告でe-taxを行った際は確認事項や入力画面が8ページほどあり、とても長かった。

しかし、利用者識別番号などを整理して3月7日に行った際は僅か3ページほどで「送信完了」画面が表示。

つまり私と同じようにe-tax送信時に確認項目が多かったり、様々なエラー画面が表示される場合は基本的な情報が間違っている可能性が高いと思う。

それゆえに確認画面が多くなる。

正しい情報で進むと3ページほどで確定申告は終わる。

本当に、あっけなく終わる。

追記2023/03/08
いや、終わっていなかった。
ふるさと納税だけ郵送(QRコード印刷など)、やよいの青色申告の落とし穴

→今回レビューした「やよいの青色申告 オンライン」の詳細は弥生の製品ページ

前回→やよいの青色申告 オンライン導入レビューVol.02、勘定科目の設定とアフィリエイト報酬の仕訳

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