7型PCゲーム機「ASUS ROG Ally」の世界展開を発表、Steam Deckとスペック比較・価格

「ASUS ROG Ally」のスペック、動画

ROG Globalは2023年4月14日、Twitterで「ASUS ROG Ally」が世界中で発売されること、想定より早くリリースされること、北米在住であれば通知にサインアップしてほしいことを伝えた。

その案内するリンク先は世界最大の家電量販店BestBuyとなっており、具体的な販路まで明らかにした形となる。

「ASUS ROG Ally」の動画

「ASUS ROG Ally」は2023年4月1日のエイプリルフールに下記の動画を投稿した。

そのことから当初はネタと思われていたが、どうやら本当に発売するようだ。

この動画ではAMD社と協力して最速のAMD APUをカスタムメイドし、AAAゲームを外出先でも楽しめるほか、高性能なディスプレイを搭載、さらに同社がゲーミングノートパソコンで培ってきたROG インテリジェント冷却システム（ASUS説明ページへ）を積んでいると伝えている。

ゲームについては複数のプラットフォームから追加できると案内。

さらに外付けGPU「ROG XG MOBILE EGPU」（ASUS製品ページへ）と接続することで性能を強化、充電しながら大画面ディスプレイに出力しストリーミング配信を楽しめるという。

また、ここ2週間で「ASUS ROG Ally」のレビューが次々とYouTubeに投稿されている。

その動画には、インターフェイスの紹介からファンノイズ（デュアルファン）がノイズピーク20dB（Steam Deckは37 dB）であるといった細かな検証まである。

その中でも注目されているのが、チャンネル登録者数1540万人のLinus Tech Tipsが投稿した下記の「ASUS ROG Ally」試作機を紹介した動画。

同チャンネルでは、試作機のスペックについても言及している。

「ASUS ROG Ally」のスペック・発売日・価格

「ASUS ROG Ally」のスペックについては、BEST BUYに通知ページしかなく、全てはリーク情報と試作機から得た情報となる。

そのため、発売までに仕様変更は十分にありえることを踏まえた上でスペックをみていきたい。

「ASUS ROG Ally」は7インチ（1920 x 1080p / 120Hz / 500nits / 16:9 / 応答5ms）ディスプレイを備えており、試作機では解像度とリフレッシュレートを変更できるようになっていた模様。

Steam Deckは7インチ（1280×800 / 400nits / 60Hz）のため、ディスプレイだけでも大きな違いがある。

Zen 4 CPU および RDNA3 GPU アーキテクチャに基づいたAMDのカスタムAPUを搭載し、その処理性能はSteam Deckと比べて15Wモードで1.5倍となり、35Wモードで2倍のパフォーマンスを実現するという。

メモリは少なくとも16GBを積み、ストレージ（M.2 2230 SSD）は512GBを積んでいた。

本体サイズは280 x 133 x 39 mm（重量608g）でSteam Deck（298 x 117 x 50.5mm / 669g）と比べて薄くて小さく軽いことになる。

インターフェイスはmicroSDカードスロット、USB-C、eGPUポート、ジョイスティックなど物理ボタン。

Linus氏は「ASUS ROG Ally」は今後数ヶ月以内に発売するとして、USとCanadaのBest Buyリンクを伝えている。

また、別メディアでは2023年Q4に650ドル前後で発売されるとも伝えられている。

この価格についてASUSは「競争力のある価格になる」と伝えており、そのことからSteam Deck（512GBモデル）の価格650ドルが基準になると見られている。

また、Dave2Dチャンネルが価格情報を掴んでいるようで、650ドル〜700ドルの間になる可能性が伝えられていた。

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