古いスマホ「Xperia XZ」でテレビ視聴できるか、フルセグやGoogle Playを試す
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2017年6月にソフトバンク代理店で購入した「Xperia XZ」(ソニー製品ページへ)、ずいぶんと前に欲しいという知人にプレゼントしていた。ところが、先日から起動しなくなったと手元に戻ってきた。
だが、その問題はすぐに解決した。
せっかくなので、ワンセグとフルセグが2024年1月でも動作するのか、Google PlayストアからAndroidアプリをインストールできるのか、ウォークマンとして使えるのかといったことを試した。
つまり、2017年6月に購入した古いAndroidスマートフォンは、今も動作するのかレポートしていきたい。
古いスマホ「Xperia XZ」は使えるのか
はじめにプリインストールのテレビアプリを起動した。
番組スキャンを実行していないので、どのチャンネルを選んでも真っ暗で「放送波圏外」という文字だけが表示されていた。そこでチャンネルのスキャンをしたところワンセグ状態でなら視聴可能となった。
この状態でメニューから「フルセグ固定」を選んだところ、映像が固まったまま動かない。やがて「放送波圏外」という表示に。
それを改善すべく、TVアンテナとなる同梱ケーブル(下図)をイヤホンジャックに差し込むとワンセグ、フルセグともに映像がカクカクとすることなく視聴できた。
このケーブルの正式名称は「ソニーモバイルTVアンテナケーブル02 (02SOHSA)」でAmazonではマーケットプレイスにて画像なし1480円にて販売(Amazonへ)されている。
ただ「Xperia XZ」と電波の間に立っていたり、手をかざしてしまうとワンセグ、フルセグともに映像が乱れた。
安定して視聴できる場所を見つけると、ワンセグに切り替わることなく、フルセグのまま視聴を継続できたので設置場所が重要となりそうだ。
上図のように縦向きにすると文字ニュースなどが表示され、横向きにすると全画面表示となった。解像度が1920×1080もあるだけあって小さな画面ながら相応に楽しめた。
これなら災害時、テレビからダイレクトに映像での情報を入手できそうだ。
興味深いことにテレビアプリで視聴中、ホームボタンを押して他のアプリへ移動しても音声がバッググラウンドで再生されていた。
そのため、ブラウザでニュースサイトを開き、津波情報や道路封鎖といった情報を収集しつつ、テレビの音声データを流すことが可能。
Amazonでもワンセグの音声だけを受信できるラジオが販売(Amazon検索結果の一覧へ)されているので、この機能だけでも災害時の身の振り方を決めるツールとなりそうだ。
Google Playは使えるのか。
「Xperia XZ」の設定アプリを見るとOSはAndroid 7.0となっていた。
アップデートを試みると「USIM情報が見つからない」といって拒否されてしまう。かといって、カスタムROMを入れるとテレビアプリが動作しなくなる可能性がある。ここは動作する限りそっとしておくほうがよさそうだ。
Geekbench 6をインストールしようかと思ったが、Android 7はサポート対象外らしい。それでもGFXBenchなどがインストールできたのでGoogle PlayストアはAndroid OS 7対応アプリであれば利用できることがわかった。
ウォークマン、その他の機能を試す。
「Xperia XZ」はソニーだけあってウォークマンとしても優れている。
ソニー製品ページを見ると「CDやMP3などの圧縮音源をハイレゾ音源相当に変換するDSEE HXや、デジタルノイズキャンセリングなどの高音質機能も搭載」とある。過去にmoraで購入したKANさんの「愛は勝つ」もクリアに聴くことができた。
ウォークマンとしても問題なく使えそうだ。
他にも指紋認証、防塵防水IP68、おサイフケータイ対応という機能があり、処理性能もRAM3GB+Snapdragon 820(MSM8996)(ソニー仕様へ)と悪くない。
あとはRAMに最近流行りの仮想RAMを追加して、物理RAM3GB+仮想RAM3GB=合計6GBなどを実行するのも良さそうだ。
なにか面白いハックができたら改めてレポートしたい。