7型ゲームPC「Orange Pi Neo」登場、Ryzen 7 7840Uなどスペック表

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ベルギー開催のオープンソース開発者イベント”FOSEM”においてManjaro Linux チームが日本時間2024年2月4日(14時間ほど前)、Ryzen 7 7840Uを搭載した7インチのゲーミングハンドヘルドPC「Orange Pi Neo」を発表した。

すでにManjaro公式サイトへ製品仕様が公開されている。

この記事では2024/02/05時点のスペック詳細を記録していく。

「Orange Pi Neo」のスペック

今回のゲーミングハンドヘルPCは「Orange Pi Neo」という名前のとおり、シングルボードコンピューターRaspberry Piの類似製品を開発している中国企業Orange Pi(本社:シンガポール)が手がけるOrange Piをベースにしている。

OSにはArch LinuxをベースとしたManjaro Linuxをプリインストールしている。

下記スペックはManjaro Linux チームが公式製品ページ(neo.manjaro.orgへ)に掲載した情報を整理した内容となっている。

イベント発表ということで公式製品ページは公開されたものの発売日や価格は明らかにされていない。

画面サイズは7インチで輝度500ニトとあり、一般的なタブレットより僅かに明るいといった程度。そのため太陽光では暗く感じそうだ。解像度は1920×1200とROG ALLYの1920×1080より高い。

筐体にもこだわりをもっていて、露出するネジをなくしているとのこと。ディスプレイは2.5D強化ガラスでカバーされている。背面グリップは人間工学に基づいている。人差し指で抑えやすい上部の物理ボタンは「デュアルカスタムキー」という。

CPUにはRyzen 7 7840Uを搭載、クロック詳細は記されていない。ゲーミング仕様へと手を加えないのなら公式値ベース3.3GHz、ブースト5.1GHzのオクタコア(AMDより)となる。

メモリは16GBと32GBを用意、ストレージは最小512GBから最大2TBまで。外部メモリはTFカードスロットとしか記されていないのでmicroSDカードなのかSDカードなのかは不明。ポータブル端末なのでmicroSDだと思うけれども。

インターフェイスを見ていくと2Wデュアルスピーカーとイヤホンジャック。USB-Cポートが2つ。充電用と外部アクセサリーといった感じでLinuxデスクトップPCとしても使えるかもしれない。

カメラの記載はなく製品画像にも見当たらない。それもあって顔認証は非対応と思われる。指紋センサーといった生体認証の記述もなかった。

さすがにWiFiには対応しているはずだが詳細は未掲載、Bluetoothはバージョン5.3をサポート。Orange PiのボードでRyzen対応が見当たらないので、そちらの単品も注目したい。

本体サイズはROG Allyの280×111.38×21.22-32.43mmと比べて少なくとも一回りは小さい。重量は掲載されていないがROG Allyの608gよりは軽いだろう。

冷却システムは、「ターボ大型ファン、デュアル銅パイプ + アルミニウム合金冷却ファン、特大通気口 + カスタマイズされた冷却システムと繊細なデザインのエアダクト」とあった。

興味深いのはPD 65WのGaN充電器が記載されていること。これが同梱品なのか、対応していることを伝えているだけなのかは不明。

「Orange Pi Neo」はタッチパッド搭載のようだ。1つ前の製品画像を見ると左右にタッチパッドを備えている。

シングルボードコンピューターをベースとした「Orange Pi Neo」には価格面での期待をしてしまう。発売日など続報を待ちたい。

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