ROG Allyに自立スタンドや放熱・追加電池を、モッドケース『ROG Ally Back Modcase』導入レビュー・実装手順
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Makuakeのプロジェクトが目標金額10万円を大きく超える200万円に達した(2024/02/18時点)ROG Allyの問題点を改善するモッドケース『ROG Ally Back Modcase』(最新情報はMakuakeへ)が届いた。
とても有用なケースだが背面パネルを外す作業が必要になる。この点に不安を抱くこともあるかもしれない。そんな時に参考となれるよう画像を多く掲載しながら装着方法をレポートしていきたい。
『ROG Ally Back Modcase』導入レビュー
今回はMakuakeでプロジェクトを実施しているM&Y TRADE社よりサンプルを送っていただいた。
Makuakeへの出資者にはネームプレートを自由に指定したり、カラーを選べたりできるが、今回はサンプルなのでベーシックなものだと思って見ていただきたい。
さっそく届いたパッケージを開くとすぐに『ROG Ally Back Modcase』本体が現れる。
ケース本体を持ち上げると下図のような付属品が入っていた。
- 放熱シリコンパッド
- キックスタンドに装着できるストラップ
- ドライバー
- ネジ
- 説明書
放熱シリコンパッドは『ROG Ally Back Modcase』の中央部分に装着することでROG Allyの熱問題を軽減してくれる。
上図の下部にあるのは説明書。しかし、日本語非対応で保証の記載はあるものの装着方法は記されていない。
とはいえ、『ROG Ally Back Modcase』の装着方法はM&Y TRADE社が動画で詳しく紹介しているので迷わないだろう。
非常にサクサクと進めていてわかりやすい動画となっている。一方、実際に装着する時に気をつけるべきポイントもあったので本記事で補足できたらと思う。
はじめに『ROG Ally Back Modcase』の各部分をチェック。Makuakeではフラットバックボタンなども用意されているが、今回はベーシックな構成で届いたため、ROG ALLY純正のボタンをつけていくことになる。
上図のように各ボタンは自分で付け替える必要がある。
下図のキックスタンドは背面パネルに備え付けてあるため頑丈。非常に頑丈だ。そのため後付けのスマホリングやMagSafeリングのように力を加えたら取れてしまうようなことはない。
もし外れるとしたら背面パネルを割る程度の力を加える必要がある。
今回はネームプレートに「HandheldDIY」という文字が印字されていた。Makuake購入者は好きな名前を入れられる。
ここからはちょっとした作業が必要になる。
まずはROG ALLYの背面パネルを取り外していく。
一般的なプラスドライバーの一番小さなサイズで背面パネルのネジは外すことができた。合計6ヶ所あるので電動ドライバーがあると便利だ。
ネジを外すことよりもROG ALLY本体の底面部分にある爪(引っかかり)を取り除くほうが難しい。分解に慣れてしまっている一部の人々はともかく、クレジットカードの厚みでは入らないし、マイナスドライバーにマスキングテープをつけて挑んだところ傷をつけてしまった。
ここは専用のプラスチック工具が欲しいところだが、残念ながら今のところ同梱されるという記述がない。そのため、別途Amazonなどで分解ツール(Amazon検索結果へ)を手配しておくとトラブルを未然に防げるだろう。
個人的に『ROG Ally Back Modcase』で最も難所だと感じた(傷をつけてしまった)箇所は背面パネルの爪剥がしだった。
『ROG Ally Back Modcase』には上図のようにドライバーとネジが用意(袋の中)されている。どちらを使うのかは自由だが、1本だけ短いネジがあり、それは袋の中から取り出すことになる。
というのも、下図を見ていただくとROG ALLY本体の中央下にあるネジは取り外せないようになっているからだ。
上図のように返しがついていて、無理に取ることも可能だがワッシャーのようなパーツが割れてしまうと困るので触れないほうが良いと思う。
無事に背面パネルを取り外すことに成功。ネジの外し方は一般的な対角線を順番に緩めていく形で行った。
上図の網部分を見比べると、『ROG Ally Back Modcase』は放熱を強く意識した設計になっていることがわかる。
このまま気持ちよく『ROG Ally Back Modcase』を装着したいところだが、ここからボタン類の付け替えを行なっていく。
下図の赤いマークアップ部分のネジ穴は付属のドライバーが必要だった。メガネ用などの小さなドライバーがあれば対処できるかもしれない。
ボタン類のネジは片側につき3つ、合計6つとなる。
ボタン用のネジは小さいが、付属のドライバーは磁力があるのでゆっくりと持ち上げて落とさないように取り外した。
下図2枚目のマークアップ部分は爪の部分、先ほどの背面パネルで傷つけてしまったことから慎重になっていたので問題なかった。しかい、勢いよく取り外そうとすれば割れる可能性があるので注意したほうが良い。
上図の青いマークアップ部分は赤よりも爪が少し長く、『ROG Ally Back Modcase』側へ装着する際は青を優先して差し込んだほうがスムーズに入った。赤の方が位置的にパチンと入りやすいので注意しましょう。という話。
無事にボタンの付け替えが完了した。
さっそくROG ALLYの重量を支えられるのか、キックスタンドを試した。
下図のように角度には限界が設けられている。そのため、リングが180度回転して背面にパタンと倒れるといったことはない。
このキックスタンドは、一般的なスマホリングより硬めに造られているのも特徴。ケースには2つのネジで止められている。
キックスタンド、非常に安定している。放熱がメインのはずだが、主役を奪いそうなくらい活躍してくれるだろう。
そんなキックスタンドには、もう1つの機能が用意されている。それが下図のストラップ。
Apple Watchのバンドを彷彿とさせるデザイン。
装着方法はキックスタンド土台の上下にスライドさせて差し込む。裏表があり、スライドできない時は逆さまの可能性がある。正しい向きであれば中央の窪みで止まるようになっていた。
実際に取り付けた状態で撮影。下側のストラップはリングの内側に通すと安定感を失わないだろう。
ストラップを装着したままでもスタンドは機能した。下図のように持ち上げても土台がネジで固定されているので振り回さない限り大丈夫だろう。
このストラップはMakuakeで説明されている通り、モバイルバッテリー装着を可能にするアイテムとなっている。
下図は10,000mAh+充電器という大きめなCIOのモバイルバッテリー。かなりキツキツだが何とか入った。
上図のAnker製MagSafe対応モバイルバッテリーも装着可能。こちらは大きくないので余裕を持って装着できた。
ROG ALLYの放熱問題だけでなく、バッテリー問題も解消できるのは有り難い。
『ROG Ally Back Modcase』の感想。
背面パネルごと取り替えるという『ROG Ally Back Modcase』は装着の難易度で評価がわかれると思っていた。私の場合は背面パネルの取り外してミスしてしまったが、それ以外のネジ関係は吹き飛ばして行方不明にでもしない限り問題とはならないと思う。
ここからは即着した感想。
はじめに『ROG Ally Back Modcase』のキックスタンドが優秀だった。
ROG ALLYを机に寝かせていたので、それが自立することで置ける場所が広くなった。平らに置いていた時は何か物を落とした時はディスプレイ面に直撃してしまうと気を付けていたが、斜めになったことで直撃を避けられるのも嬉しい。
次にストラップ。
上図のとおりスマホリングならぬスマホバンドのような支え方ができる。高価なゲーミングパソコンなので動画視聴や移動中に持ち手で支えられるのは助かる。
また、モバイルバッテリーを装着できるのも良い。ROG ALLYでロールプレイングゲームなどプレイしようものなら「もうバッテリー切れ?」というシーンが少なくない。
とくに屋外へ持ち出せるゲーミングハンドヘルドPCにとってモバイルバッテリーとの一体感は重要なポイント。背面に装着できるのは強い。
以上、長くなってしまったが装着事例として参考になれたら幸いだ。
◇◆◇
『ROG Ally Back Modcase』のキャンペーンは残り10日(2024/02/18時点)となっている。
ROG ALLYで置き場所や放熱、モバイルバッテリーの置き場所に困っていたら頼もしいアイテムになってくれるだろう。
この話には続きがあります。
→【スコア比較】手軽に「ROG Ally」を強化、放熱ケース「Back Modcase」装着前後レビュー
リンク:Makuake