ドンキ格安SIM「マジモバ」は安いか、月額料金と利用するメリット
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ドン・キホーテやアピタ、ユニーなどを展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが格安SIMジャンルに該当する「マジモバ」を発表した。
月額770円(税込、以下同じ)で月間3GB利用できる「驚安プラン」をはじめ大容量プランも展開する。
ドンキ格安SIM「マジモバ」とは
はじめに「マジモバ」の料金を箇条書きで見ていきたい。
- 驚安プラン:月額770円(3GB)
- 最驚プラン15GB:月額2508円(15GB)
- 最驚プラン25GB:月額3278円(25GB)
- 最驚プラン50GB:月額6050円(50GB)
全プラン共通でUCSマークのついたカードで月額料金を支払うとmajicaポイントもしくはUポイントが通常の5倍たまるとしている。
大容量向けの「最驚プラン」には毎月3種類から1点選べる無料クーポン特典「今月のおごり」が提供される。この特典は「ドンペンのおごり」「アピタンのおごり」「ド情ちゃんのおごり」の3つから毎月提供されるようだ。
各ショップにある商品が特典として受け取り可能、それは毎月更新されるとしており内容は専用ページ(マジモバ特典ページへ)から確認できる。卵や冷凍餃子にZiplocなどがもらえるアピタンが良さそう。
データチャージは1GBあたり550円。
利用回線はNTTドコモ。
通話サービスとしては「かけたい放題オプション」が用意されている。
- かけたい放題ライト:月額880円(10分かけ放題)
- かけたい放題フル:月額1980円(通話無制限)
他にはキャチホンが月額330円、留守電440円。
その他の費用としては事務手数料3300円、契約解除料は0円。
上記のモバイル回線とは別に「最驚Wi-Fi」も用意。この時点で流通系企業MVNOで先行しているイオンモバイルとは異なり、通信サービスを手掛ける「エックスモバイル」の再販であることがわかる。
エックスモバイルとしてはホワイトレーベル戦略と呼んでいる業務提携、それではパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスがリネームして格安SIMサービスを展開する価値はあるのか。
「マジカ」利用のメリット
同社の上席執行役員 森谷健史氏によれば物価高に対抗できる電子マネー「majica」のポイント還元、先ほどの「今月のおごり」による店舗での無料配布に利用するメリットがあるようだ。
majica会員は1500万人に達しており、そのユーザーにとって店舗へ行けばチョコパイや卵10個パックなどがもらえるのは魅力的。
一方、エックスモバイルは2024年2月にメンタリストDaiGo氏と「D-Lab SIM」を開始、翌月には堀江貴文氏とのコラボレーションとして「HORIE MOBILE」を立ち上げた。それからも「livedoor MOBILE」や「幻冬舎MOBILE」などを展開中。
今回の「マジカ」もその1つとなる。
通信サービス自体はエックスモバイルが直接ユーザーへ提供する点がMVNOの裏方に徹する純粋なMVNEとは異なっている。
「マジモバ」は安いか
先日はahamoがアップグレードして話題となった。月間2970円で月間30GBとなり、長籠も1Mbpsで通信可能と強い。
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月額料金の「安さ」で言えば基本0円のpovo2.0が強い。寝かし回線としての価値もある。また実用的なのに破格といえば日本通信の290円プランがある。月間70分通話を390円で提供しているのも素晴らしい。
高速通信の無制限という意味では楽天モバイル一択となる。
私は楽天モバイルと日本通信290円プラン、povo2.0の3回線で運用中。その中でも楽天モバイルに関しては音質が劣悪ながら基本通話0円と価格のメリットがある。さらにパートナー回線のKDDIが利用できるので1回線契約で2つのエリア・基地局をサポート、災害時のバックアップとしても頼れる回線だ。
それでは「マジモバ」は安いか。
おそらくドンキやアピタなどに毎月通えて「今月のおごり」と「還元ポイント」で支払うユーザーにとって価値がある(安い)となりそうだ。