(BF特価で34%OFF)MacBookを充電できるだけじゃないモバイルバッテリー「INIU P62-E1」を試す。開封レビュー

公開日: : 周辺機器

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20000mAhという大容量に高出力、それでいて市場最小クラスを謳う新しい世代のモバイルバッテリー「INIU P62-E1」が届いた。

大容量モバイルバッテリーに期待することといえばMacBookやタブレットなどの充電ではないだろうか。これについては先に書かせてもらうと問題なく充電できた。

しかし、それだけではなかった。

モバイルバッテリー「INIU P62-E1」の開封レビュー

はじめに「INIU P62-E1」とはどういう製品か、スペック情報から知っていきたいと思う。

  • 容量:20000mAh
  • 残量表示:ディスプレイで数字表記・アイコンあり
  • 機内持ち込み:可能
  • 端子1:USB-Cポート→最大65W入出力
  • 端子2:USB-Cポート→最大36W出力
  • 端子3:USB-Aポート→最大18W出力
  • 保証期間:3年間

上記をサラッと読んでしまうと何が凄まじいかわからないかもしれない。重要なポイントは端子1の「本体を65Wで急速充電できる」こと。

モバイルバッテリー本体も65Wで急速充電できる時代

モバイルバッテリーは大容量化に伴い「充電時間が遅い」「いつまでも充電が終わらない」指摘が増えていった。それに対する1つの回答と言えそうだ。

もちろん高出力で本体を充電できるモバイルバッテリーは以前から存在していた。しかし、どちらかというとフラッグシップ的な扱い、高価というかブランディング用というか・・・それが消費者向け価格で登場していることに時代を感じた。

この急速充電はSamsungのSuper Fast Charging 2.0技術を採用しているようだ。最大65W出力なのでMacBookはもちろん高出力を求めるWindows搭載ノートパソコンも対応できる。同社はSteamDeckも充電できると伝えていた。

マルチポート端末の場合は上図のような「OUT1 + OUT2 = 45W + 20W = 65W」といった各ポートの最大出力に注意する必要がある。これを見えにくく表記している有名メーカーもあるのだが、INIUは写真のとおり見やすい文字で伝えてくれている。こういった実用性を重視する姿勢は有難い。

それぞれのポートには最大出力数がわかりやすく明記されている。付属のケーブルはUSB-C to USB-C。メッシュ素材の軽量なトラベルポーチもあるので1つにまとめて持ち運べるのも良い。

バッテリーによるサイズの話。

同じくセール中で前回レビューした「INIU P41-E1」(上図左:詳細はレビュー記事へ)同様、高密度TinyCellを採用しているのでかなり小さい。とはいえ、20000mAhの電池なので物理的な限界がある。さらに言えば先ほどの「INIU P41-E1」は10000mAhだが、それを2倍しただけとはならないのがモバイルバッテリーやポータブル電源の辛いところ。数値以上に大きく重く感じるだろう。

それでも20000mAhを求める人がいるのはMacBookなどの「外付けバッテリー」として考えた時に「小さくて、安い」からに他ならない。年末年始の雪による思わぬ渋滞や電車ストップにタクシー待ち行列が発生してコンセント付きカフェの人気席が埋まっているといった時に助かりそうだ。

バッテリーが大きくなるにつれて発熱や排熱の対策も大掛かりになる。さらに65W急速充電に耐えうる機構にしているのだから結構な薄さを実現したと言えると思う。

私の用途では電熱ウェアの上下+電熱インソールを長時間にわたって使いたい時に活躍するだろう。意外とすぐに暑くなって電源を切るため、20000mAhもあれば丸一日・・・いや三日は持つと思う。その間に充電をしてしまうので「電池切れリスクの軽減」「バッテリーにとって良い充電サイクル」という運用が実現する。

小容量のモバイルバッテリーではリチウム電池を長持ちさせるための8割ルールを守れず、電池切れまで一気に使い切ってしまうことが多く、そのせいか意外と寿命が短くなりがち、そういった点でも「INIU P62-E1」は強いだろう。

「INIU P62-E1」がLEDランプを搭載していたら筐体の上にスーパーの半透明な袋を膨らませた状態で被せることで「20000mAhの防災ランプ」にもなるモバイルバッテリーとして紹介したいところだったが、残念ながらLEDランプは非搭載だった。

上図の下段にある容量10000mAhの「INIU P41-E1」はLEDランプを搭載しているので、そういった使い方ができるだろう。そうなると大容量な「INIU P62-E1」の領域はデバイスの充電・給電といったことなのだと思う。

開封と説明書。

「INIU P62-E1」は専用に製造された製品パッケージに入っている。最近は簡易ダンボールが増えているので、そういったところにメーカーとしてのプライドを感じた。

簡易パッケージはエコだと謳われているが、唯のダンボールだからと気軽に捨ててしまうことが多い。その一方、専用箱であれば保管して売却時にも使うことがある。そうなると果たしてどちらが環境に優しいのだろうか。

同梱品は前述のとおりで、説明書はモバイルバッテリーということで簡易的な説明になっている。日本語もサポートしているが説明文というよりは「単語・短文」に近いイメージ。

上図は製品仕様。Amazon販売ページに書かれていない本体サイズが表記されていた。とくに注意するような箇所はなかったので過去にモバイルバッテリーを使ったことがあれば扱えると思う。

実際に「INIU P62-E1」を使った感想。

「INIU P62-E1」が本領発揮するのはノートパソコンやMacBook、ROGAllyといった高出力を必要とする電子デバイスへの給電だ。

さっそく手持ちのM1 MacBook Airに接続した。

すぐに充電アイコンが変化して充電が開始された。

M1は35W前後のUSB充電器でも充電できるので問題ないだろう。

次に高出力を要求するポータブルゲーミングPC「ROG Ally」に接続する。

ROG AllyはゲーミングPCだけあって充電に65W以上を要求するため、手持ちのUSB充電器が使えないなんてこともあった。それが今やモバイルバッテリー1つで充電できるようになるとは。

余談だがROG Allyは「バッテリーケアモード」が提供されていて先ほどの8割ルールをMyASUSアプリが管理してくれる。そのため満充電の状態で「INIU P62-E1」を接続すれば、それを維持するためだけに電源を供給するので無駄な電池消費も抑えられる。

これなら「INIU P62-E1」を接続したままにしても電池容量が無駄に減らず、外部バッテリーとして繋ぐだけなので邪魔にもならない。外出先でのゲームプレイが捗りそうだ。

他にもiPadと一緒に持ち出せばカフェや公園で絵を描いていて時間が過ぎ去ってしまっても20000mAhもあれば屋外の活動時間くらいは耐えられるはず。INIUの説明文によればiPad Pro(サイズ不明)でも1.2回分が充電できるとのこと。また、M1 MacBook Airも1.2回分という記載があった。これなら仮に半日外出していても耐えられる。

「INIU P62-E1」のセール情報

「INIU P62-E1」は通常価格12,299円。

今回はAmazonブラックフライデーに合わせて34%OFFとなる特価8,100円にて販売中。発売から間もないため価格履歴ツールを使っても69日間しかデータはないが、過去の最安は8,999円なので今回が底値と言えそうだ。

また前回レビューした10000mAhバッテリー「INIU P41-E1」と同じように積極的な販売活動を行っていて早くもレビュー52件となっている。その中には私と同じように電熱ウェアへ装着している感想もあったので何かしら使い方の参考になるかもしれない。

→最新の価格や在庫状況、レビュー詳細はAmazon販売ページ

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