安全なリン酸鉄バッテリー対応の2室ポータブル冷蔵庫「BougeRV CRD2 V2.0」導入レビュー、車中泊で使った結果

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アウトドアブランドBougeRVから2026年5月に発売されたばかりの最新ポータブル冷蔵庫「BougeRV CRD2 V2.0」を車中泊で使ってきたので、その結果を含めて実機レビューを書かせていただく。

本機の目玉機能は「バンドル&キャスターなし」という初形態と、2026年5月リリースの製品群より採用されている業界初となるリン酸鉄リチウムイオンバッテリー対応モデルという2点だ。

車中泊や電車に飛行機などでリン酸鉄ではないリチウムイオンバッテリーが発火、発煙したというニュースが定期的に流れてくる。また、話題にならなくても車中泊に使っていた車が自宅の駐車場で燃えてしまい、その原因が冷蔵庫なんて話もあった。

そう考えると「半固定電池」や「ジェル電池」とも呼ばれているリン酸鉄を業界でいち早く採用して流れをつくってくれた功績は大きいと思う。

ヤマダ電機でBougeRV製品を見ると、このメーカーは小型ポータブル電源でもリン酸鉄を使ってるんですよと言いたくなる衝動をグッと堪えているくらいだ。

今回の「BougeRV CRD2 V2.0」は40Lと49Lという大容量モデルがあり、どちらも”リン酸鉄”対応となっている。

さらに車中泊をする際に結構なスペースをとっていたハンドルやキャスターがないということで、さっそく軽トラのシェルに載せてみた。

資材が届かない関係で内装は未完だが、ハッチバックからポータブル冷蔵庫へアクセスできるようにしている。

2室ポータブル冷蔵庫「BougeRV CRD2 V2.0」導入レビュー

はじめにサクッと製品特徴を箇条書きで見ていきたい。

  • 40L/49Lの大容量モデル
  • 2室が独立、個別制御OK(マイナス20度から20度まで調整可能)
  • リン酸鉄リチウムイオンに対応(別売り)
  • ドア開閉方向を変更可能
  • 防水性能はIPX4
  • アプリ制御が可能

上記の他にソーラーパネル充電をサポートしていたりするのだが、それは別売りの内蔵できるバッテリーに備わっている機能なので注意したい。

個人的には業界初かつ安全なリン酸鉄で冷蔵庫を稼働できるので、マストな別売りアイテムだと思っている。

ちなみに別売りバッテリーは前回レビューしたコンパクトな冷蔵庫で使っていた個体を本機でも使い回している。

240Whと大容量で40Lなら最大20時間、49Lなら最大18時間の連続稼働が可能。

私の場合は、そこへ加えてポータブル電源(容量1024Wh)と、それを支えるサブバッテリーシステム(容量2048Wh)があるので本体の240Whと合わせて3段構えで電源バックアップをとっている形だ。

実際に積んでみた。

さっそくハイゼットジャンボの荷台へ載せてみた。

奥に見えるのは楽天で販売されているギギリビングの机で税抜49000円と私の家具の中では最も高額な製品だ。

2号機の高さが低いので、泣く泣く脚を10cmずつカットした。

その横に並ぶように設置したのが「BougeRV CRD2 V2.0」。

今回は40Lではなく49Lという最大サイズを選ばせていただいた。

もちろん「ハンドル&キャスターなし」という新モデルだ。

上図のとおりハンドルが引っ張るタイプから簡易的なモデルへと切り替わっている。

この状態では重くて大変かな、と思っていたのだが見た目に反して軽くて驚いた。

ヤマダ電機などで見かけたら是非とも持ち上げてみてほしい。

しかもハンドルをよく見ると六角でネジが外れるようになっていた。

このシリーズが続くなら固定家具としてBougeRVを採用するキャンピングカーのビルダーも現れそうだ。

冷蔵庫として使うL室に色々と詰め込んでみた。

500mlペットボトルなら39本、2Lペットボトルなら11本も入るという。

個人的に良いと思ったのはLEDライトとカゴがあること。このカゴがあると深い位置まで落ちてしまった食品へのアクセスがしやすく、かつ、結露で溜まった水から一定の距離を保ってくれるので水に浸かっていたなんて事態を避けられることが挙げられる。

LEDとカゴは冷凍室(S室)にも備えられていた。

百均の固まらないアイス枕を入れておけば万が一のバッテリー切れでも数時間は耐えられるし、日中の昼寝で頭を冷やすと気持ちいいので冷蔵と冷凍それぞれに1つずつ入れている。

とりあえず冷凍したい食品を購入していないので、上図のように冷蔵だけONの状態に。

操作パネルの横には瓶ビールやサイダーの蓋を開けられるであろうオープナーが配置されている。私がアクティブなキャンパーなら屋外に置いてパカンと開けていただろう。

基本的に外へ出たくない引きこもりなので、やるとしても車内でひっそりと実行する。

冷凍室を使うゾ。

山奥で設置してから1週間ほど平地で冷蔵室を使ってきたが、日中の暑さに耐えきれずアイスを購入してきたので冷蔵庫のレビューに入りたい。

スーパーで冷凍食品用の氷ももらってきたのでアイスと一緒に投入した。

アプリから冷凍室をON(上図左)にして、室温をマイナス8度へと設定(上図右)した。

ご覧のとおり稼働前は23度や24度という温度になっている。

このとき外気温は28度、軽トラの運転席に設置した温度計は32度となっていた。軽トラの荷台に積んだシェルは6面がスタイロフォーム30cm+アルミ複合板で密閉されているのでシェル温度は25度だった。

もしハイエースや箱バン、運転席と地続きの(背抜きした)キャンピングカーであればフロントガラスや鉄板ボディの外気温をダイレクトに受けるので28度から32度くらいになっているはずだ。そういった設置環境も考慮して温度を設定したほうがよいだろう。

マイナス8度になったので中の状況をチェック。

スーパーの氷は溶けて1つの塊になっているかと思ったが、S室が小さいことや急速冷凍の恩恵なのか氷が溶ける前にマイナス8度へ到達したようだ。

23度スタートの冷凍室を冷やしているときの消費電力は37W前後となっていた。

これは冷蔵室(L室)の時と変わらない。

興味深いことに冷蔵(L室)と冷凍(S室)を同時スタートしても消費電力は変わらなかった。

つまり冷媒が稼働している電力の消費だけであって、L室とS室の同時なら範囲が広くなるので時間がかかるものの消費電力が劇的に増加するわけではないことがわかった。

以上のことから、S室は狭い空間なので同時冷却が良いと思った。

違いがあるとすれば冷凍室(S室)は小さいので冷蔵時間が短かったということくらいだ。

パナソニックの1400W出力IHコンロをS室の蓋の上に設置して天板で調理できた。

そのおかげで汚れてしまったが、濡れ雑巾で拭けば綺麗になる。

この広い天板は使い勝手が良い。

その後もスーパーの氷が溶けるようなことはなかった。

実際に使った感想、まとめ

前回の20Lポータブル冷蔵庫「BougeRV CRH20」と比べて一気に2倍以上となる容量が入るようになった。

その分だけ冷媒の稼働頻度も増えていることも実感した。

しかし、だからといって冷却が疎かになっていることはなく、むしろ全体的に均一に冷えているという印象さえあった。

完全おひとりさま用のシェルなので20Lで十分かと思っていたが、食品の買い溜めができるようになり、スーパーに立ち寄る頻度を下げることで大幅に食費を減らすことができた。

具体的にはキャベツや肉などは道の駅や特定のスーパーが激安で販売していることがあっても、1玉や1パックが大きかったりしてジップロックなどで分割しても対応しきれず購入を断念するといったことが減った。

毎日スーパーで500円前後の買い物をしていたのが、1週間に1度だけ1500円の買い物をするといった具合だ。これは食材だけの話であって、実際にスーパーへ行くと見切り品であったり広告の品で激安の菓子などが売られていたりする。そういう「ちょっと買い」も加えると1回あたり700円だったり1200円といった金額になることもある。

それが週1の食材買い出しとなれば金額も増えるので「ちょっと買い」も控えようという気持ちになる。そんなこんなで倹約にも役立っている。

それと本体重量が軽いのもプラスポイントだ。

前述のデスクは無垢チークで作られていることもあって重量15kgとなっている。脚10cmx4本カットしたところで変わらないだろう。

それでもデスクを積載するのは仕事に集中できるというプライスレスと、住民票の登録用に購入したボロ別荘で大切なデスクを放置してカビらせるより使い倒したほうがよいという判断だ。

実際に本記事が書けているので成果はあると思う。

「BougeRV CRD2 V2.0」の価格、セール情報

「BougeRV CRD2 V2.0」の定価は40L=37,980円、49L=39,980円。

今回は発売記念ということで18%OFFとなる特価30,980円(40L)、特価33,282円(49L)にて販売中だ。

専用バッテリーをセットにする場合はプラス16000円前後で購入できる。

リン酸鉄のリチウムイオンバッテリーで、かつ単体で最大100W出力できたりソーラーパネルで充電できたりするので、見方によっては世界最小のポータブル電源といえるので個人的にはセットにしたほうが良いと思う。

→最新レビューや在庫状況はAmazon販売ページ

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