Qualcomm Snapdragon 855発表、最大2.84GHzオクタコアやディスプレイ指紋センサーなど

公開日: : 周辺機器

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Qualcommはハワイで12月4日より開催しているイベント「Snapdragon Technology Summit 2018」において、次期フラッグシップSoC『Snapdragon 855』を発表しました。

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Qualcomm Snapdragon 855発表

今回2019年のフラッグシップ端末で採用されることになる「Snapdragon 855」の詳細が明らかにされました。通信面では同SoCがマルチギガビット5G通信をサポートする最初の商用プラットフォームとなり、新しいモデムチップ「Snapdragon X50」と組み合わせることで5G通信が行えるとしています。

第4世代マルチコアAiエンジンを搭載したことでAI性能は現行のSnapdragon 845から3倍も向上、ゲームプレイに関しても「Snapdragon Elite Gaming」機能を搭載したことで新しいゲーム体験ができるとしています。

機能面ではQualcommによる超音波を利用したディスプレイ内蔵の指紋認証センサー「3D Sonic Sensor」を発表、これにより多くのスマートフォンが指紋センサーをディスプレイの内側に隠すことが可能となり、大画面化またはベゼルレス化を実現できそうです。

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CPUにはARMベースの「Kryo 480」を採用、主な構成は2.84GHzx1コアと2.42GHzx3コア、そして省電力4コアの合計8コア(オクタコア)となっています。

グラフィックス性能は「Adreno 640」を採用したことでSDN845比で20%UP。

Snapdragon 845と比較した内容は次のようになっています。

  • 製造プロセス:7nm
  • CPU処理速度:45%UP
  • GPU処理速度:20%UP
  • AI性能:300%UP
  • LTE:2.0Gbps Cat.20 7CA
  • 5G:X50モデム追加で利用可能
  • Wi-Fi:802.11ax-ready
  • 急速充電:Quick Charge 4+

Snapdragon 855搭載スマートフォンはSamsungが2019年前半に、OnePlusが最速リリースを計画していると伝えられています。日本のメーカーもSnapdragon 845を搭載した端末をリリースしているソニーXperiaやシャープAQUOSなどから投入が予想されます。

Source:Qualcomm

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