いざ、無制限モバイル通信へ。WiMAX L01s到着とスピードテストと受信感度
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無制限モバイル通信を調べて好条件だったため無料で試せるTryWiMAXに申し込んだところ、本日ホームルーター型の試用機器「L01s」が到着した。さっそくスマートフォンやパソコンで接続してスピードテスト、風呂場へ駆け込み受信感度をチェック、その結果を報告したい。
WiMAX L01s到着とスピードテストと受信感度
TryWiMAXは申込日から試用期間がカウントされる。日曜日に申し込みをしたこともあって水曜日の到着を覚悟していたが火曜日に届いた。
生憎の雨、WiMAXにとって悪いコンディションだが真実を知る絶好のチャンスでもある。それでは開封していこう。
L01sのパッケージ、テスト機器として提供されているためビニール袋などはない。
付属品は電源アダプタと有線LANケーブル、そして紙類。
SIMカードはクリアケースに入っていた。
L01sの底面にあるSIMカードスロットに差し込めばセットアップ完了、簡単だ。
天面にはNFCが用意されている。
全体的にスッキリしていて電子機器らしさを排したデザインで気に入った。
手持ちの400mlボトルを並べて撮影、車に持ち込む程度であれば荷物にならないだろう。
電源アダプタを繋ぐ端子はUSB-Cではない。出力が足りないのか、それともモバイル用途に使われないための対策だろうか。その他にUSB-Aと有線LANポートが2つ設けられている。
電源スイッチはなく、電源アダプタを差し込むと記事冒頭の写真にあるようなランプが点灯する。あとはスマートフォンに接続するだけだ。
AndroidスマートフォンとWindowsで接続した。
いずれもOS標準のWi-Fi設定画面から本体底面に書いてあるSSIDを選び、同じく底面のパスワードを入力することで接続することができた。さらにWPSボタンも用意されているので5GのSSIDへ接続するときは、それを利用した。
専用アプリのインストールと設定の話
L01sなどのホームルーター型は全てディスプレイを備えていないため設定はスマートフォン等から行うようだ。今回は専用アプリ「HUAWEI HiLink」をGoogle Playからインストールした。
アプリを起動すると残りのデータ量が99%となっていて驚いた。無制限じゃなかったのか!?
よく考えたらプランを選んでTryWiMAXを利用しているわけではないので7GB制限プランになっているのだろうと思い当たった。
アプリ内を散策するとデータ通信量という項目があり、専用アプリをダウンロードした分の通信量が差し引かれていた。なるほど、アプリでカウントしているのではなくL01s本体またはUQのサーバー側でカウントしたデータが反映されるのか。
通信モードは「ハイスピード」が選ばれていた。これを「ハイスピードプラスエリア」にするとau 4G/LTEモードになるため、通常のWiMAX2+回線では接続できないときに使うと良さそうだ。TryWiMAXでは無料で利用できたという報告があったので後日、車で使ったときに試したい。
スピードテストの結果
ここからはスピードテストの結果をレポートしたい。
まず設置場所は、現在のau光回線を契約する前に使っていたモバイルルータ型WiMAX端末で著しく通信速度が落ちた場所を選んだ。それは鉄筋コンクリート造マンションにある部屋の中央だ。さらに窓ガラスには細い鉄のような格子状の強化材と2重窓になっていて窓を開けると以前のWiMAXは速度が改善した。
そんな状況で窓を閉め、部屋の中央に置き、そして外は雨。
こういった環境でスピードテストを行った。
はじめはパソコンのChromeブラウザでGoogle検索フォームに「スピードテスト」と検索すると表示される推奨テストを試した。
いかがだろうか。
個人的には感動すら覚えるほどの結果、すぐにでも正式に申し込みたくなった。もちろん時間帯によって大きい変動はあるだろう。しかし、例え10分の1になっても有難いと思ってしまう。(格安SIMに飼いならされてしまったのだろうか。)
やはりホームルーター型の4枚パネルアンテナは電波を集めてくれるようだ。
続いてスマートフォンでスピードテストを実施した。
一回目は部屋の中で試した結果で下り35.18Mbps/上り0.91Mbpsとなった。アップロード速度が著しく遅かった。2回目から4回目まではバスルームで扉を閉めてテストした結果だ。
このバスルームとL01sの間には合計3つの扉があるように、ルーターの位置を最も遠い部屋の中央に設置した。もちろん、窓際には置かない。
2回目はバスルームに入った直後に試した結果で下りに変化はなく、上りはエラーとなった。その後1分も経たずに3回目の計測をしたところ全てエラーとなった。
やはりダメかと思ってバスルームを出ようとしたらWi-Fiアイコンがフル接続の表示になった。念のため計測したところ4回目で最速となる下り38.13Mbps/上り4.94Mbpsという結果になった。
その後も快適に繋がり、YouTubeで4~5分の動画をフルHD画質で視聴しても止まることはなかった。
入浴中はルーターの位置を変えたほうが良いかもしれないと覚悟していたが、受信感度は良好、ホームルーター型は想像を超えて優秀だった。
WiMAXルーター用のリフレクターを自作する必要もなさそうだ。
2014年の記事「WiMAX用「自作リフレクター・アンテナ」の作り方」より
この記事を書いている間もWiMAX回線に接続しているが、ブラウジングでも遅延は感じられなかった。iPhone / iPad 6 / iPad mini 5 / MacBook Pro、Fire タブレット2つを接続してもテザリング上限の40台には届かない。有線LANポートも2つあるので人によってはテレビなどに接続すると良いだろう。
このルーターを車に持ち込んで、同じように繋がれば光回線は卒業できる。近いうちに結果を報告したい。
前回⇒無制限モバイル通信の為のWiMAXルーター選び(2019年5月版)、分解から学ぶ
次回⇒爆速!WiMAXホームルーター型「L01s」を自動車に、スピードテスト結果