無制限モバイル通信の為のWiMAXルーター選び(2019年5月版)、分解から学ぶ

公開日: : 最終更新日:2019/05/21 まとめ、スペック比較 ,

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前回は無制限を謳うモバイル通信サービスを比較、各サービスの注意点など長い間のモヤモヤを解消できた。契約するサービスはWiMAX一択、問題は「端末」だ。

ここを選び間違うとWiMAXであっても「なんか繋がらない」とボヤキながら2年間を過ごすことになるかもしれない。まるで醒めない悪夢じゃないか。

この記事ではWiMAX端末を調べた結果をレポートする。

WiMAX端末を選ぶ「モバイル型か、ホーム型か」

はじめに利用したい場所がWiMAXのエリアかどうか確認した。これはUQ WiMAXエリア確認ページにある「ピンポイントエリア判定」で「○」と表示されたらクリアだ。

前回の記事で調べた通り、プランは「UQ Flatツープラス ギガ放題(2年)」にする。制限はあるが広範囲で使えるLTEを利用したければオプションが無料になる3年版が良いだろう。

WiMAX端末えらび

それでは、ここから「ルーター端末えらび」を始めたい。

当たり前と指摘されるかもしれないが「無制限のデータ通信が目的」だ。そこには電波を掴めず、アンテナ数が足りなくて「通信が遅い」「通信できない時間帯がある」「自宅なのに繋がらない」といった接続不良があってはならない。

WiMAXにはモバイルルータ型とホームルーター型が存在する。これらを分解した先人たちがいて、興味深い話が語られていた。 

分解した先人たちから学ぶ(モバイルルータ型)

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ここからはWiMaxを契約して分解した勇者たちの記録から何か学びたいと思う。

最初は「モバイルルータ型」だ。

この携帯性に惹かれて過去の契約は全てモバイルルータ型を選んだ。その度に感度の悪さ、とくにマンション内で日常的に使おうとすると時間帯や天気によって場所を変え続けたという苦い経験がある。

そんなモバイルルータ型には、拡張アンテナをクレードルに内蔵しているタイプも登場しているという。そこで調べてみるとNEC製「Speed Wi-Fi NEXT WX03」を分解した人がいて、その写真付き解説によると肝心のアンテナは基盤と繋がっておらず、ルータの横に差し込まれているだけの反射板だということがわかった。

つまり、ハリボテだ。

後継モデル「WX05」にもクレードルがあり、その隣には同じような場所に似たような「Wウィングアンテナ」が配置されている。これは果たして効果があるのだろうか。

2019年5月現在、WiMAX公式サイトでモバイルルーター型として最初に紹介されるのは先ほどの画像に掲載された3機種だったので少しだけ調べてみた。

価格コムのランキングから見るモバイルルータ端末

モバイルルータ型はNECとHUAWEIからリリースされており、2社とも毎年1機種ずつ次のようなタイミングで発売していた。

2018年1月にHUAWEIが「Speed Wi-Fi NEXT W05」を発売、2018年11月にNECが「Speed Wi-Fi NEXT WX05」を発売、そして2019年1月にHUAWEIが「Speed Wi-Fi NEXT W06」といった感じだ。

そして、価格コムの人気ランキングでは最新モデル「HUAWEI W06」が1位、「NEC WX05」は3位、「HUAWEI W05」が4位だった。

カラーはブラック系が3機種とも上位に入り、同じモデルのホワイト系はW06が6位、WX05が10位、W05が9位となっている。暗めの色が人気のようだ。

HUAWEI-W06

価格コムのランキング1位で最速を謳う「HUAWEI W06」製品ページより

1位の「HUAWEI W06」について調べると現状では”通信速度が最速”という魅力があるようで、W06の製品ページを見るとUSB接続なら最大1.237Gbpsと表示されている。これはWiMAXとLTE(7GB制限)を同時接続した場合なので無制限ではない、今回は関係ない話だ。

ちなみにW05のクレードルが流用できるという話もあったが、筐体サイズが似ていて”設置できる”だけで有線LANポートが使えるわけではない。

それでも、モバイルルータ型を選ぶ場合はHUAWIEI W06が無難なように思える。

分解した先人たちから学ぶ(ホームルーター型)

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次にホームルーター仕様のL01を分解した人がいる。

その写真にはバッテリーを節約するために無線出力を抑える傾向のモバイルルーターとは全く違うパーツが映っていた。

筐体自体が頑丈な造りで、アンテナは”4枚のパネルアンテナが四方に向けて設置”されている。基盤もシンセイコーポレーションなど国内企業が製造して各メーカーがノートパソコンなどに組み込むようなWiMax機器向けのパーツではなく、Huaweiが日本向けに開発したWiMax組み込み基盤を積み、無駄のない設計になっていたようだ。高い技術力、どこかの国が脅威を感じるのもわかる気がする。

その一方で、WiMAXとWi-Fiの両方ともセパレートアンテナを採用して出力アップしていることから2.4GHzを2つ同時に使うと干渉する可能性も指摘されていた。そうなると屋内はWi-Fiを5GHz専用にしたほうがよさそうだ。

ちなみに先ほどの価格コムの人気ランキングではL01の後継モデル「L02」が2位だった。1位のモバイルルータ型「WX06」もHUAWEI製、本日の記事で同社がアマゾン特設ページにて最新スマートフォンの発表イベント中継を告知していたが、SIMフリーのスマートフォンでも人気だったことを思い出した。

そういった話も含めるとWiMAX端末は”Huawei製が性能的に無難”ということになる。

モバイルルータ型か、ホームルーター型か

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今まではモバイルルータ型しか考えていなかった。

スペック表の通信速度も高速で何よりバッグに放り込んでおける。その利便性から他の選択肢には目もくれなかった。

しかし、今回はホームルーター型で契約するつもりだ。

主な理由として、契約のたびに受信感度で苦しんだこと、自動車で移動することが増えたこと、頻繁に移動するときはキャリア回線で間に合うようになったことの3つが挙げられる。

1つめの受信感度は、ホームルーター型の大きなアンテナに期待できると思ったからだ。

2つめは、これまでの電車移動から自動車に変ったのでポータブル電源を使うことができる。現状では光回線の高速通信を持ち運べないが、そこまで高速ではないにしてもパワフルな無制限ルーターを車内で使えるのは魅力だ。
この屋外に属するであろう「車内」であってもモバイルルーター型は過去に”繋がらない問題”が頻繁に発生して苦労した記憶がある。そんな経験から”電波を掴むこと”を最重重要項目にした。

3つめの移動中の通信をキャリア回線にするというのは、数年前とは異なりキャリア回線が安価で快適になったことが大きい。
過去の失敗は”モバイルルータ型の常用”という考え方で、それにより「バッテリー残量を気にする」「WiMAXがつながらない」「WiFiからモバイル通信に切り替える」という作業・対応が発生した。それらを断捨離したい。

モバイルルータ型だと携帯して接続したくなる衝動に駆られるが、ホームルーター型であれば、そういった考えを巡らすことはなく、充電ケーブルや予備バッテリーをバッグに詰め込まむ必要もない。車に乗るときは重いポータブル電源を積むことになるが背負うわけではない。

他にもホームルーター型はWi-Fi出力が強いらしく、バスルームでも快適に繋がったというレビューがあった。これで24時間365日フル稼働だった光回線とWI-Fiルータに新天地へ旅立ってもらえそうだ。
少しだけ夏が涼しく、かつ節電にもなる。

過去の記事で紹介したが固定回線とプリンタを卒業して快適になった。今回でモデムも…また少し、シンプルライフへと歩めた気がする。

これからは先日レビューした3in1ケーブルと同じくWiMAXルーターを道連れにしていきたい。

そして、TryWiMAXで申し込みする端末は「Speed Wi-Fi HOME L02」(Huawei製品ページへ)にした。すでにUQから出荷の通知が届いているため、早ければ明日にでもレポートを届けられそうだ。

そこで問題がなければ正式に契約する予定だ。

屋外や屋内、具体的な運用方法を考える

まず屋外での運用方法。

過去のWiMAX契約時はモバイル回線が大容量ではなく、値段も高かった。だから無理矢理でもWiMAXを使わなければ困る状況にあった。しかし、2019年5月現在はSNSやブラウジングをする程度であればスマホで事足りる。専用モバイル回線を必要としない時代だ。

そもそも、WiMAXは移動中の通信に強くない回線だった記憶がある。

そのため、電車通勤など移動中に動画を視聴する場合は、配信サービスにもよるがYouTube Premiumやプライムビデオなどのオフライン再生を活用したい。

YouTube-Premium

YouTube Premiumではスマホなどでも広告が非表示に、これを機に入会する予定だ。

WiMAXに限らずネット回線は夜に混雑するのは昔から変わらないので、音声アシスタントにメモをとってもらうか、手帳にでも予定を書いて空き時間に動画をダウンロードしておくようにしたい。

これで、不用意にダラダラと動画を見続けることが避けられる。

なお、屋外で使うときは設定画面で法律上、5GHz帯をOFFにしておく必要がある。

続いて、屋内での運用方法。

これはモバイルルータ型と同じく最適な設置場所を探す作業が必要だ。特にマンションやビルであれば窓ガラスさえ電波を跳ね返してくれるかもしれない。

しかし、光回線とは異なりモジュラージャックの近くに設置という制限はない。L02はギガビット有線LANポートを2個も備えているので、ベランダなど屋外に設置して、フラットケーブルまたはエアコン穴から屋内に引き込むという方法もある。再びWi-Fiルータを使うことになるが快適に使えることを優先したい。

まずは屋外でも使うことも想定して、Wi-Fiと干渉させないためWiMAXの5GHzをOFFに設定、スマートフォンやPCなどで使うWi-Fi側で5GHzを使う。

バスルームでも快適に接続できるのか検証するのが楽しみだ。

WiMAX提供会社について

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2012年のWiMAXはニフティを契約していた。

Google先生に質問してWiMAXの記事を探すと端末のレビューは参考になるが、大抵は事業者の広告記事で参考にならなかった。

WiMAXの通信速度は、ドコモなどのMVNO事業者と異なり帯域を絞る機器を介さないはずなので契約先によって極端に変わるということはないと思う。そのため、今回は利用したい端末を最安値で提供する業者を選びたい。

その情報は毎月のように変わるため、どの業者にしたのかは開封レビューで伝える程度になるだろう。

次回は申し込んだTryWiMAXの端末が届き次第、屋内と屋外(自動車)で使った感想をレポートする予定だ。

前回⇒4つの無制限モバイル通信を比較、各サービスの注意点まとめ(2019年5月版)、WiMax/Pocket WiFi/SoftBank Air/auデータMAXプラン
続き⇒いざ、無制限モバイル通信へ。WiMAX L01s到着とスピードテストと受信感度

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