Core i7搭載の8.4型『OneMix3S Platinum Edition』は買いか、3モデルのスペックと価格を比較

『OneMix3S Platinum Edition』のスペック・価格

OneMix 2Sは本当に小さかった。

7インチという筐体に筆圧検知ペンやSSD、指紋センサー、360度回転ヒンジと詰め込み中国UMPCのパイオニアであるGPDを追い越したとも言われた。

しかし、7インチは小さすぎてキーボードなどが入力しずらいという指摘もあった。そのためか事務作業から生産性のある作業にもハイスペックを活かせず”宝の持ち腐れ”状態のように見えた。

そして、今回の『OneMix3』シリーズは8.4インチと大きくなっている。

同じように筆圧感知ペンに対応したマイクロソフトの最小モデル「Surface Go」は10インチ、Appleの「iPad mini 5」は7.9インチだ。実際にiPad mini 5を購入して毎日使い込んでいる身としては8.4インチでキーボード付きは使いやすいのではないかと期待してしまう。

ここで8.4型『OneMix3S Platinum Edition』のスペックを確認しよう。

OneMix 3シリーズの違い（スペック）

OneMix 2シリーズと同じように『OneMix3』をベースに誕生した『OneMix3S』と『OneMix3S Platinum Edition』は筐体や重量、バッテリー容量といった基本スペックは変わらない。

そのため、基本スペックは過去記事にて確認してもらい、ここでは3モデルの違いを見ていく。

3モデルの違いはCPUとメモリ、ストレージ、そして価格だ。さらに言えばカラーが違う。

CPUのCore m3-8100YプロセッサをIntel製品ページで確認すると動作クロックは1.1GHzでブースト時は3.4GHzになるデュアルコア／4スレッド仕様、 内蔵GPUはIntel UHD Graphics 615で300～900MHzとなっている。

最上位モデルのCore i7-8500Y（INTEL製品ページへ）は1.5～4.2GHzデュアルコア／内蔵GPUは同じ名称のIntel UHD Graphics 615だが、300～1.05GHzと僅かに高い。

メモリは8GBか倍の16GBとなる。多くの用途で8GBもあれば十分だろう。ストレージも256GBあれば大丈夫と言える。なぜならUMPC好きはストレージより先に物欲が溢れ、次の機種を買うと思うからだ。

価格差は商売の基本と言えそうな３つの提案順に並んでいる印象、やはり2つ目「OneMix 3S」がオトクに見える。

どのモデルが買いか

この記事は『OneMix3S Platinum Edition』の発表記事でもあるので前向きなことを書きたいところだが、やはり”オーバースペック”だと感じる。

小さな端末でゲームをしたいというニーズには合致しそうだが、もともとマニアックな筐体なのに、そこへ追い打ちをかけるような孤高のハイスペックで、その頂きにたどり着ける人は少ないだろう。
何より、今はUMPC競争が激化している状況、すぐ対抗馬が現れる。

ブラウジングしたり軽くプログラミング、ブログ執筆をする程度であれば「OneMix 3」が良いと思った。さらに重い処理をするようであれば「OneMix 3S」も良いと思う。しかし、高速になるわけではないのでブラック筐体が気に入れば”買い”といった感じだろうか。

相次いでリリースされるUMPC、ここで１つ落ち着きたいと思い購入するなら『OneMix 3』、数年はUMPCを買わないつもりなら『OneMix 3S』が買いだと思った。

なお、8.4型『OneMix 3』の価格に対して、GPDが8.9型GPD P2 MAXの価格帯を発表して対抗している。次回は下にある関連記事の続きを記録する。

関連記事⇒8インチUMPCの4機種スペック比較、One Mix 3 / 3s と CHUWI MiniBook / TopJoy Falcon2

Source：JD.com / 最新のOne Mix記事へ

前回⇒8.4型OneMIX 3S発売、メモリ16GBに512GB SSDなどスペック・価格
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