大型UMPC対決、8.9型GPD P2 MAXと8.4型OneMix3Sでスペック・価格を比較
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※スペック表は2019年5月25日時点の公式ツイッターなどから集めた。
UMPC競争が激化し、大画面と呼べる8.4インチと8.9インチが登場。メモリ16GBというゲーミングPC並みにまで進化している。今回は頂上決戦ともいえる2機種3モデルのスペックと価格を比較した。
8.9型GPD P2 MAXと8.4型OneMix3Sでスペック・価格を比較
2019年5月25日時点でGPDとONE-NETBOOKの公式ツイッターなどから集めた情報から次のスペック表を作成した。
GPD P2 Maxのストレージは256GB~1TBまで用意されているなど幅がある。しかし、今回は比較しやすいように1部の価格が判明しているスペックだけを掲載した。
画面サイズは左から8.9インチと8.4インチ、バッテリー容量が9200mAhと8600mAhとなっているが重量は680gと650g、僅か30gしか違わないという点で大画面・長時間駆動・軽量というGPD P2 Maxがノートパソコンとして使いやすい印象を受けた。
残念なことにGPD公式ツイッターがmicroSDカードスロットを非搭載と説明した。これは推測だがOneMix3S用に低価格を打ち出しているが、ストレージを最大1TBまで対応することで安売り、かつ安物のイメージを避ける狙いを感じた。
GPDが公開した筐体画像(上図)を見てもmicroSDカードスロットは見当たらない。底面のSSDスロットは拡張用ではなく、変換用と説明していたこともあった。
SDカードはストレージの拡張というだけではなく、カメラなどのデータを読み込む手軽さも支持されていると思う。この非搭載という点ではOneMix3S PEのほうが魅力的だ。
ペンとカメラ
【ペン】筆圧検知のスタイラスペンは一時期の製品画像に登場していないため非対応かと思われたが5月15日と20日のツイートで製品画像にスタイラスペンをアピール、しかし、OneMix3Sシリーズと同じ4096段階なのかは不明だ。
【カメラ】GPD P2 MaxはUMPCでは珍しくカメラを搭載している。200万画素というWebカメラ程度ではあるが単体でビデオ通話できる。
CPUと価格の違い
はじめに3機種の価格を確認しよう。
- GPD P2 Max:705ドル
- OneMix3S:854.88ドル(8599元)
- OneMix3S Platinum Edition:1159.22ドル(7999元)
※2019年5月25日時点のレートでドル換算。
CPUとメモリ、ストレージの3つが同じ仕様の1と2の価格差は149.88ドルだった。
8.9型GPD P2 MAXの価格が明らかに、8.4型OneMIX 3より安く提供へより
OneMix3SにはIntel Core i7モデルが存在する。前回の『OneMix3S』シリーズ3モデルでスペックと価格を比べた記事を見直すと、同社はCore m3とCore i7で約2100元の価格差とした。
Core i7といってもデュアルコアで数値上の大きな違いは感じられなかった。個人的にはCore m3モデルで十分ではないかと思っている。Core m3とCore i7における動作クロックや内蔵GPU性能の違いは前回の記事に詳しく掲載した。
上図の記事でGPD P2 Maxは705ドルと発表された。OneMix3S Platinum Editionの7999元をドル換算すると1159.22ドル。価格差は454.22ドルだった。
「Core m3はゲームするのに力不足なのかわからない。」
そういった声に対応するためなのかGPDは5月22日にゲームをプレイする短い動画をツイートした。
2019年5月25日の時点では、価格705ドルでペン対応も判明したGPD P2 Maxに魅力を感じている。SDカードスロットがないのは残念だ。
前回⇒8インチUMPCの4機種スペック比較、One Mix 3 / 3s と CHUWI MiniBook / TopJoy Falcon2
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