microUSBで映像が出力できる「MHL」とは、HDMIとの違い他
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周辺機器
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「Xperia Table Z」が「MHL」に対応していました。
「MHL」とは何か、映像出力 や 音声出力の範囲、給電できるのかなど
HDMIとの違いをはじめ出来ることを調べたので記録します。
「MHL」とは
「MHL」は、モバイルデバイスとHDテレビやモニターを接続する際に利用する規格です。
米Silicon Image社が開発、“モバイルな高精細のリンク”という意味の
「Mobile High definition Link」から由来されているそうです。
「MHL」の特徴
「MHL」は高品質な映像と音声の転送に対応しているのが特徴ですが
無制限に対応というわけではありません。
- 既存のmicroUSBポートが流用可能で専用ポートが不要。
- 映像は、1080p(30fps)のフルHDまで対応
- 音声は、7.1chのサラウンドまで対応
- コンテンツ保護に対応(コピープロテクト出力が可能)
- 機器間での電源オン/オフ制御といった連携に対応
- 専用アダプターでHDMI信号への変換が可能。
- microUSBポートを流用するので給電できる(電力供給に対応)
microUSBポートが使えるので普及が容易であることに加え
専用アダプターにより既存のモニターやテレビのHDMI入力端子に繋げることも可能など
既存技術を上手に活用している規格といえます。
既存のHDMIとの違いは何か
映像転送規格といえば、先行しているHDMIの存在が挙げられます。
スマートフォンなど小型機器には「type D」ポートが搭載されていますが
「MHL」との違いは、電力供給に対応している点です。
それにより、スマートフォンとテレビを接続して映像を出力中でも
同時にスマートフォンを充電することが可能になります。
映像出力と同時に充電が行えるのは「MHL」と HDMI の大きな違いです。
動画再生中のバッテリー切れは辛いので嬉しい機能ですね。
Miracastなどのワイヤレス映像出力との違い
無線LAN技術の進歩により Wi-Fi で映像を出力できる Miracast などが登場しています。
実際に利用したユーザーの評判を調べてみるとワイヤレスならではの問題として
映像の遅延が見られるといったレビューがありました。
その点、有線で映像出力できる「MHL」は遅延問題は防げそうです。
既存の microUSBポートが使える上に充電にも対応しているなど
今後の主力になる規格かもしれません。
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