Chuwi CoreBook XでCPU偽装が発覚、Officeもコピー品か(MAK認証とは)

公開日: : Chuwi , ,

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中華パッドのマルウェア騒動が冷めやらぬ中で、今度は2004年に設立した中国・深圳の電子機器メーカーChuwi(ツーウェイ)のCPU偽装が発覚したと話題になっている。

それだけではなく日本向け限定でインストールされているというOfficeソフトもコピー品ではないかとする情報も登場した。

Chuwi CoreBook Xで偽装発覚した話。

CPU偽装の発覚と確認方法ほか

Chuwi CoreBook Xの偽装について情報をまとめたNOTEBOOKCHECKによれば、Chuwiは公式にはAMD Ryzen5 7430Uを搭載していると掲載しているのに、実際には旧型となるRyzen5 5500Uを搭載していたという。

さらにシステム情報の表示も意図的にユーザーを騙すような表記に書き換えていたと続ける。

今回の偽装を証明したのはCPUチップに刻まれたOPN番号だった。

Chuwi CoreBook Xを分解してCPUクーラーを取り外すとCPUパーツに直接記載されたOPN番号が「100-000000375」となっており、これはAMD側で「Product ID Tray」として管理された番号。

この型番をAMDの公式サイトで検索すると【AMD Ryzen 5 5500U】と表示される。

また上記IDを使わなくてもCPU-ZのL3キャッシュが2x4MBytesと半分の性能であると表示されているほか、タスクマネージャーでCPU欄を見ると基本速度=2.10GHzと遅く、いずれの情報からも7430Uではないことがわかる。

プリインストールのOfficeもコピー品か

ここからはソフトウェアの話。

ゆるふわオーディオ日記(blog)の”すのー (id:el_snow)”氏が貴重な情報を発信している。

Chuwi CoreBook Xが5万円でOFFICEインストール済みノートPCということで事実なのか調査を開始、英語圏向けにはOfficeがインストールされておらず日本版だけに存在することを見つけ出す。

さらにライセンス確認すると「LTSC」といった見慣れないバージョンであることから、コマンドでライセンスを確認したところ「MAK」となっていてコピー品だと伝えている。

ここで気になるのは「LTSC」と「MAK」、これらは何なのか。

まず「LTSC」 (Long Term Servicing Channel) とはMicrosoftが提供する法人・組織向けの「永続ライセンス」(買い切り版)のOfficeという意味になるという。

これは特殊なバージョンで、製造現場や医療機関といったインターネットに接続できない。あるいは頻繁にソフトウェアをアップデートできない環境向けに5年間のセキュリティ更新を提供するという。

買い切りではあるが期限付き、ここは注意すべきポイントだろう。

次に「MAK」を見てみよう。

MAK認証とは?

MAKは法人契約で提供されるプロダクトキー。

たとえば1000台のWindows OSライセンスを購入したとして、1000個のキーを提供するのは大変なので、1つのキーで1000台を認証できるようにした仕組みとなる。

いわゆるボリュームライセンスだ。

まず法人契約のMAKキーを個人利用するのは不正行為と言われているようだ。

次にMAKキーの特徴として「認証ごとに残り回数が減る」という性質がある。

たとえば1000台のOfficeライセンス(Windows OSライセンスでも良い)を購入してChuwi CoreBook X(や他のChuwi製Windowsパソコン)を1000台製造・販売したとする。その1000台のうち1台でも再インストールなどで2回認証すれば誰かが認証できなくなるというわけ。

この規定数の上限を超過した場合は、インターネット経由でライセンス認証制限の引き上げ要求を送信するか、オフライン環境なら電話認証で行うことになる。

つまり法人契約のMAKキーをインストールしたChuwi CoreBook Xは将来的にライセンス上限に達して認証できなくなる可能性が高く、そもそも個人契約キーではないので不正となる可能性が高い。

Chuwiの反応、対応

NOTEBOOKCHECKは今回の件についてChuwiに問い合わせたところ、肯定も否定もせず事実確認の調査を行うといった回答をした模様。

社内調査の結果を公表するのか、また同メディアに正式な回答を行うのか今後の対応が注目される。

なお、問題の機種は楽天公式ストアでは販売ページが削除されているが、Amazon販売ページは存在しているものの在庫切れとなっている。

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