Android親機のBluetoothテザリングで低速化の原因と高速化する方法
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先日契約した月間900GBを毎月3300円で契約できる格安SIMカード『iVideo』をAndroidスマートフォンに接続してテザリングしていたが、バッテリー消費を抑えるべくWi-FiテザリングからBluetoothテザリングへと切り替えた。
その際に発生する速度低下の原因と高速化の術を記録したい。
Bluetoothテザリングが低速化する原因と高速化
『iVideo』はBlackBerry KEY2で使っていてBluetoothのバージョンは4.2となっている。Bluetooth 5からはBluetooth Low Energy の転送速度が従来の2倍となる2Mbpsモードが追加されているが残念なことに対応していない。
そのため、Bluetooth 4.2の端末が親機(ルーター)となっている前提で話を進める。
Bluetoothテザリングを使う
BlackBerry KEY2でBluetoothテザリングを有効にして、Windows 10とiPhone/iPadをペアリングした。この接続に関しては機会があれば設定記事を公開したい。
それではGoogleスピードテストを実行したので確認していこう。
上図はWindows 10で行った1回目のスピードテスト結果、Bluetoothテザリングで調べると1Mbps以下に通信速度が制限されるといった記事を見かけるが1Mbpsを超えてきた。
しかし、その後は上下ともに0.5Mbps前後となり、最大でも0.96Mbpsという結果になってしまった。これについては対策を見つけたので記事末尾に記録する。
続いてiPhone 8でスピードテストを実施した。
こちらは先ほどよりも遅い0.51/0.69Mbpsという結果だった。その後、Windows 10で試しても同様の結果になった。
なぜ、遅くなったのか。色々と調べ試したところ原因がわかった。
Bluetoothテザリングの低速化と高速化
ヒントはBluetoothテザリングで速度が落ちる原因として未検証ながらBluetoothイヤホンなどが理由ではないかという話だった。
もともとBluetoothは1対1で短距離通信する規格で、それゆえにWi-Fiと比べて圧倒的にバッテリー消費が少ないことが大きな魅力となっている。
そこで試しにBlackBerry KEY2でペアリング済みとなっているiPhone / iPadを削除(オフという選択肢がなかった)して、再びGoogleスピードテストを実行した。
そうすると驚くことに下り1.7Mbpsや1.9Mbpsと改善された。上りに至っては計測中2.5Mbps前後だったが最終的には1.5Mbps前後となっている。
いずれにしても接続しているBluetooth端末を減らすのは効果があるようだ。特に同じBluetoothテザリングを目的としたデバイスに関しては効果が大きい。
接続台数を1台にしてYouTubeを再生したところ最初の待ち時間は長いものの1080pの動画が720pで再生がスタート、視聴することができた。
このことから旅行などで長時間移動するときなどは主にネット接続をする端末だけでBluetoothテザリングすることが親機・子機ともに何とか使える通信速度でバッテリーも節約できるということになる。
しかし、他のデバイスも使いたいときに毎回ペアリングの追加と削除を繰り返すという手間がある。
それでもAndroid端末を親機にしているのでGoogleマップや調べ物は親機、Windows 10を子機にして仕事をすることや、iPadを子機にして動画などを楽しむといった使い分けができる。つまり常時2台の端末がネット接続できることになる。
電源が確保できる状況になったらWi-Fiテザリングへ変更、iPhoneなどが一斉に接続できるようにするのが良さそうだ。