無制限SIMと通話SIMの同時通信を1台で完結、幻の『DSDAスマホ』を探す
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ほぼ無制限と言える月間900GBのSIMカードを月額3300円で契約している。それをモバイルルーターやSIMフリースマートフォンで有効に使おうと調べてきたが、ふと通話用に契約しているUQ mobileのSIMカードと一緒に格納し、同時に使えるスマートフォンはないのだろうかと思った。
いわゆる「DSDA」だ。
今回はDSDAスマートフォンを探した内容をシェアしたい。
無制限SIMと通話を同時にできるDSDAスマホはあるか
格安スマホでもデュアルSIM仕様が普及してDSDSは身近になったが、DSDAは見かけない。
それを何故わざわざ探すのか、DSDSで十分ではないかという声が聞こえてきそうなので、そもそもDSDSとは何かを知るところからはじめたい。KDDIの用語集には次のように書かれていた。
DSDSとは、デュアルSIMデュアルスタンバイの略。2枚同時にSIMを装着可能なスマートフォンで、両方のSIMについて同時に待受でき、通話・通信が片方ずつ可能なことを表す。
引用:KDDI 用語集
この説明で重要なポイントは「通話・通信が片方ずつ可能」という箇所、これはSIM1で通話しているときにSIM2で通信できないことを意味する。これはDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)も同じで「同時待ち受け」となる。残念なことに同時通信はできない。
例えば無制限SIMのテザリングで動画を見ているときに、通話SIMへ着信があったら動画再生やダウンロードは中断される。また通話中にブラウザで調べ物をするときは通話SIM側の通信網を使うことになる。
ここで「DSDA」の登場だ。
DSDA=デュアルSIMデュアルアクティブは同時に2枚のSIMが利用可能な端末。これによりSIM2でテザリング中にSIM1の通話着信を応答しても、SIM2の通信は途切れない。
無制限SIMの常時通信と通話SIMを同時に1台のスマートフォンで完結させたいと思ったとき、DSDAという選択肢しかないだろう。
そんなDSDAスマートフォンが1台だけ見つかった。
幻のDSDAスマートフォン
2019年11月21日時点で調べた限り、技適認証済みのDSDAスマートフォンは『Huawei P30』の1台だけのようだ。
『Huawei P30』は2019年5月20日にHuawei Japanが開催した国内イベントで発表され、SIM1とSIM2いずれも4GとVoLTEをサポートしている。これだけでは同時通信できるDAなのかわからないが価格コムのクチコミ掲示板に検証結果などが報告されていた。
上図を見るとP30シリーズとあるが、ドコモが販売しているHuawei P30 Proや廉価版Huawei P30 liteはDSDAではないようだ。
HUAWEI新製品発表会ライブ中継の録画動画
『Huawei P30』は現在、アマゾンで販売中でプライム対応67,990円となっていた。決して安い買い物ではないので次回はスマートフォンとしての性能やレビュー、不具合などを調べ報告したい。
続き⇒貴重なDSDAスマホ『Huawei P30』のレビューやスペックを調べた話
前回⇒大容量SIMで使うモバイルバッテリー選び、機動力か性能か