VESAマウントより小さいPC「CHUWI LarkBox」開封レビュー
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VESAマウントを取り付ける板の半分サイズで僅か127gという超小型PC「CHUWI LarkBox」、その筐体からは想像もできないメモリ6GBや内部ストレージ128GB、それに加えて拡張用M.2 SSDスロットを隠し持っている。
今回は「CHUWI LarkBox」を開封し、モバイルモニターの背面に取り付けるまでをレポートしたい。
「CHUWI LarkBox」開封レビュー
少しだけWindowsが必要というシーンはメインマシンをMacBookに変えてから幾度となく巡ってきたが、ノートPCやデスクトップPCで環境をつくってしまうと20年近く親しんだソフト資産(秀丸や自動化ソフトなど)が使いやすくてWindowsに戻ってしまう恐れがあって避けてきた。
かといってHDMIドングルPCはスペックが低すぎて使えない。
仕方がないのでWiFi対応のミニPCをルーター横にでも置こうか、そう考えているときにCHUWIから声をかけてもらった。
今まさに求めていたものだったので思わず笑ってしまったことを覚えている。
CHUWI LarkBoxの魅力とは?
最初に気になったのは「CHUWI LarkBox」の強み、次のような項目が魅力的に見えた。
- 野球ボール同等という本体サイズ61 x 61 x43mm
- 重量127g
- VESAマウントに搭載可能
- USB-C駆動
- WiF802.11acとBluetooth5.1サポート
- メモリ6GB
- ストレージ128GB eMMC+M.2 SSD空きスロット1つ
- 4K動画視聴可能
CHUWI自ら世界最小クラスを謳うだけあってモバイルモニターの背面に取り付ける気にさせるコンパクトさ、それでいてUSB-C駆動というのもケーブル砂漠にならない重要ポイントだ。
M.2 SSD空きスロットには最大2TBまで搭載可能、eMMCからシステム領域を移行すれば体感速度は大幅に向上するだろう。これは初期構成から物理的に高速化できることを意味する。
CPUのIntel Celeron J4115は最大2.5GHzクアッドコア、一般的な事務作業をするには十分な処理性能となっている。
CHUWI LarkBoxを開封する。
先日レビューしたCore i5/RAM8/SSD256搭載のミニPC「CHUWI CoreBOX」と同じようにシンプルな外箱を透明フィルムで覆っている状態、清潔感のある梱包だ。
蓋を開けると小さい筐体が現れる。上図のように配送時の衝撃を考慮しなければ、さらに小さな箱にすることもできただろう。
箱の中に入っているものを全て置いて撮影、中央の上にあるのはUSB-C電源アダプタで24W出力となっていた。
この電源アダプタは日本仕様で折りたたみ機構もついていてUSBアダプタ単体として見ても仕上がっている印象を受けた。
続いてVESAマウントとネジ、通常の取り付け板を2つに割った半分サイズとなっているが筐体ははみ出すことなく収まる。思わず記事タイトルにしてしまうほど感心したポイントだ。
ネジ袋には、モニター側とのネジ/「CHUWI LarkBox」とのネジ/SSDマウント用ネジが入っていた。最初からモニターからSSDの取り付けまで部品が全て揃っていることになる。
取扱説明書は日本語が用意されていて、パーツなどが説明されている。
インターフェイスは電源用USB-C、USB-A3.0x2基、MicroHDMI、MicroSDカードスロット、イヤホンジャックがあった。
VESAマウントで取り付けるとイヤホンジャックとMicroSDカードスロットがモニター上部に来るようになっている親切設計、ケーブル類は横に広がるようになっている。
モバイルモニターへ取り付ける。
さっそくVESAマウントに「CHUWI LarkBox」を取り付けた。サイズ感を伝えたくてカバーをつけたiPhone SE 2 (2020)を並べて撮影、かなり小さい。
先日レビューした17.3インチのモバイルモニターに装着、スッキリする以上にシュールな画になってしまったが携帯用モニターと超小型PCのコラボは感慨深い。
上記の構成にUSB-Cケーブル2本とHDMIケーブル1本、あとはワイヤレスなキーボードとマウスを用意すれば旅行先でも17.3型Windowsを利用できてしまうし、自宅なら静音で省スペースなPC環境を構築できる。
感想、楽しめる小型PC。
Windows 10 Homeの初期設定を終えて撮影、モバイルモニターに隠れていて存在感がない。そして、あの筐体ながらブラウジングも軽快だ。MacBookのサブ環境としてなら問題なく活躍してくれるだろう。
モバイルモニターを使いこなせていないためか、MacBookとLarkBoxの画面切り替えがボタン操作かケーブルを抜くしかわからなかった。スリープへ移行させて自動切り替えという方法もあると思うが、ここは少しずつ試していくことになりそうだ。
しかし、ここまで小さいとHDMIケーブルを繋がずOSをWindows 10 ProにしてMacBookから遠隔操作して安定したWindows環境を手に入れたくなる。(ブートキャンプや仮想化アプリが抱える問題とは無縁のピュアなWindows環境!)
もちろん、Proにしなくてもサードパーティ製リモートデスクトップを使えば0円で構築可能だ。
いずれにしてもロジクールのコンピュータ間を行き来できるLogicool Flow(レビュー記事へ)が活躍するだろう。
他にも付属のUSBやHDMIよりも短いケーブルを購入して配線もコンパクトにしてしまえばステルス値の底上げができる。
M.2 SSDをインストールしたら、Linux系やAndroid OSなどのデュアルブート(マルチブート)も楽しそうだ。やはりWindowsを手にすると遊んでしまう。
Appleの「余計なことがしにくい設計」は物事の最短距離を狙うなら大切にしなければならない。が、深夜番組から物語が始まると「CHUWI LarkBox」で思い出した。
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現在「CHUWI LarkBox」はCHUWI公式ストアで販売している。
→https://www.chuwi.com/jp/product/items/Chuwi-LarkBox.html
(追記)CHUWIがAliexpressで40%OFFセールを開催すると連絡があった。
→セールページ:https://promotion.chuwi.com/chuwi-brand-fest-20/
※期間:9月15日16:00から9月17日16:00まで開催予定