Fireタブレットの最新ハックツール、FireToolbox v9.0公開
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Amazon Kindle Fire
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アマゾンの大人気タブレット端末「Fire」シリーズのシステム領域を手軽に操作できるハックツールの最新バージョンが名前を改め「FireToolbox v9.0」として公開された。
FireToolbox v9.0公開
2020年10月5日、XDAシニアメンバーのDatastream33氏が「FireToolbox v9.0」をリリースしたとして、それに伴う説明を投稿した。
まず、従来のプロジェクト名AmazonFireToolboxからFireToolboxに変更したことについては「Amazon」という文字から公式のツールなのかと混乱させていたことを説明、同バージョンより名称を変えることで解消できるだろうと伝えている。
アップデート内容について
今回のアップデートではロック画面の壁紙とWallChangerアプリの問題に対処したほか、前回のアップデートで約束していた全く新しいツール「プライバシー管理」を追加している。
これにより端末データの収集やアプリ使用状況の収集、インタレストベース広告、広告識別プロファイルといったプライバシーに関わる設定のON/OFFを切り替えるようになったとのこと。
なお、同氏は触れていなかったがシステムのバックアップと復元ツールも更新されており、新機能としてFireOSのバックアップ成功時に保存場所を指定できるようになった。旧バージョンのFireOSを保存しておくと後でroot権限を取得できたというときに便利だろう。
しかし、皮肉なことに、このようなハックツールのおかげでAmazonはバックドアへの的確な対処が可能となり、root権限取得は今後も困難だと思われる。それは多くのユーザーにとってAmazonアカウントを奪われない安心できる格安タブレットということでもある。
Fireタブレットは10月13日に開催される年に1度にビックセール「プライムデー」の目玉として大幅値下げされることが明らかになっている。
→最新バージョンの詳細は「FireToolbox v9.0」ページへ