iPhone 12 Pro Maxは買いか、カメラとサイズの魅力
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無制限WiFi系のSIMカードでテザリングはできないし、Androidで無料のようなアプリが有料だったり、落下テストではiPhone 12 Maxの背面にヒビが容易に入っていたし、そもそも本体はノートパソコンが買えそうな価格だ。
でも、そんなiPhone 12 Pro Maxが欲しい。
iPhone 11シリーズのMaxとは異なり、ただ大きいだけではなく内面でも差別化されたiPhone 12 Pro Maxが欲しくなった。この記事でAppleが販売する最高のコンデジとして、小さな防水タブレットとして買うべきか調査、検討した内容をシェアしたい。
iPhone 12 Pro Maxは買いか
防水タブレットとして
AppleのタブレットはiPad miniを使っていて、優れた携帯性によって室内の移動はMacBook Proではなく専らiPad miniとなっている。しかし、防水機能がないため、キッチンや洗面所にバスルームといったシーンには向いていない。
かといってAndroidタブレットではMacとの連携がiPadほどスムーズではないし、モバイルOSに振り切れないWindowsタブレットを持ち出すほどでもない。
そんな悩みが定期的に膨らんでいたが、今回はiPhone 12 Pro Maxがあった。iPhone 11 Pro Maxの6.5インチ(2,688 x 1,242ピクセル解像度、458ppi)よりも大きい6.7インチ(2,778 x 1,284ピクセル解像度、458ppi)で、先行レビューを見るとiPhone 12 Pro Maxは0.2インチという数値以上に大きく感じるらしい。
本体サイズを見てみよう。
- 158.0 x 77.8 x 8.1mm:iPhone 11 Pro Max
- 160.8 x 78.1 x 7.4mm:iPhone 12 Pro Max
画面サイズが大きいだけあって縦横は2.8 x 0.3mmだけ広がったが、厚みは0.7mmも薄くなっている。重量は226gで変わらない。また、防水性能も同じIP68だが、水深4mから水深6mへと向上している。
手持ちのiPad miniは7.9インチなので比較対象にはならない大きさだが、個人的な名機「Nexus 7」を彷彿とさせる6.7インチのサイズ感でハイスペック、防水性能が優れていることに魅力を感じた。
この画面サイズなら簡易的な動画編集(不要なシーンのカットと貼り付けなど)は十分に行えるはず、つまりiPhone SE 2020とiPad miniを1つにした端末として購入したい。
最高のコンデジとして
iPhone 12 Proと12 Pro Maxは外観だけでは同じカメラに見えるが、実際のカメラユニットは異なり、iPhone 12 Pro MaxのイメージセンサーはiPhone 12 Proよりも47%大きい。しかし、画素数は同じ12MPなので1画素あたりの光量が増えたことになる。
これによってiPhone 12 Proに比べてノイズが少なく、ディテールが鮮明、特に暗部が明るいといった報告があり、ナイトモードに頼るシーンが減ったこと、そのナイトモードにおいてもProが2秒ほどかかったのに対し、Pro Maxは1秒ほどで撮影できたことが報告されていた。
また、標準カメラ(広角)のレンズ数がProの6枚に対して、Pro Maxは7枚に増え映像の歪みを抑えている。
さらに手振れ補正もPro Maxだけ一眼レフなどのレンズ交換式カメラと同じセンサーシフト式を採用、レンズ固定のスマートフォンにおけるメリットはわからないが、センサー自体を上下左右にずらしてブレをなくす構造による動画撮影などでの違いにも期待している。
次に望遠カメラ。
iPhone 12 Proの52mm(35mm判換算)に比べiPhone 12 Pro Maxは65mmと望遠寄り、その影響でF2.0からF2.2へと僅かに暗くなってしまったが、これは口径比が大きくなった結果であって本来ならF2.5だったところをF2.2に押し上げている。
そうして65mm相当となった効果はシンプルに遠くの被写体を大きく撮影できるだけでなく、焦点距離の長さを活かしたポートレートモードを使わない自然なボケ感が出ていると報告されている。
その一方で、A4紙など近くを撮影するときに従来の52mm相当が良いと感じる人もいるため、どちらがよかったのかは決められない。
もう1つの効果として光学ズームが5倍に到達し、デジタルズームなら12倍まで対応している。
最後はLiDARセンサー。
カメラはソニーのα7Cを買う予定だが、同機種を持ってしても立ち向かえないのがLiDARスキャナではないだろうか。LiDARセンサーは自律走行者が車を運転する際に距離を計測するのに使われる技術で、身近なところでは離れた人の身長を測定したり、自分の部屋を撮影して模様替えに使うといったことが可能だ。
一眼レフで何千枚と撮影した写真を合わせて同じことをしたという投稿を読んだことがある。映像の鮮明さは叶わないとしても片手で気軽に撮影できてしまうことは素晴らしい。
以上のような理由で、携帯性に優れる6.7インチの防水タブレットとして、現在Appleで最高のコンデジとして使えるiPhone 12 Pro Maxが欲しくなっている。
以前のストレージテストを経験した身としては最大の512GBモデルを選ぶことになりそうだ。