カメラ見えない狭額縁ノートパソコンの時代へ、Samsung Display発表
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指紋センサーに続きフロントカメラを内蔵したスマートフォンが2020年9月に登場していたが、新たにノートパソコン向けに開発されたアンダースクリーンカメラ技術のティザーがSamsung Displayからリリースされた。
この技術を採用したSamsung OLEDは画面占有率の向上だけでなく、薄型軽量化も実現しているという。
ノートパソコン向けアンダースクリーンカメラテクノロジー
Samsung Displayは現地時間1月14日、画面占有率93%を実現するというSamsung OLEDのティザー動画をWeiboに投稿、次のような特徴を挙げている。
- スタイリッシュな外観
- 高い没入感
- 前例のない薄さと軽さ
- 見た目と強度の両立
具体的にはディスプレイ画面占有率が従来は85%だったが、そこからノートパソコン向けのアンダースクリーンカメラ技術によりウェブカム(フロントカメラ)のある上辺をベゼルレス化、8%向上となる93%に到達した。
さらに厚みは従来の2.1mmから1.0mmまで薄くなり、重量も従来品180gに対して130gと70gも軽くなったという。
全てのウェブカムがディスプレイで覆えるのか、1枚隔てることでの影響、ノートパソコンのウェブカムで発生する盗撮問題への対応といったことに言及はされていない。
アンダースクリーンカメラ技術に関しては2020年9月にリリースされたZTE Axon 205G(公式の製品ページへ)は「世界初」となったがフロントカメラの品質が良くないと酷評されたほか、カメラを覆う部分の解像度が低いという問題が挙げられていた。
Samsung OLEDのティザー動画でZTEの問題には触れられていない。
スマートフォンの自撮り用カメラに比べて解像度や品質を求められていなかったノートパソコンのウェブカムだが、コロナウィルスにより世界中でオンライン会合が増え状況は変わりつつある。
ノートパソコンの新たな差別化要素となるのか今後も注視したい。
Source:Weibo