最大1.5Mbps定額のmineo最安プランとUQモバイルを比較した話(パケット放題 Plus)

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Mineo packethoudaiplus

MVNOサービスの低速モードを最大1.5Mbpsで提供するというmineoの「パケット放題 Plus」が6月1日より開始される。そこでmineoの最安プランで契約した場合、契約中のUQモバイル最安プランより満足できるか比べた。

以下、2つの料金と通信状況からMNPをすべきか検討した記録となる。

mineo(1.5Mbps追加)プランとUQモバイルを比較した話。

はじめに2つのサービスにおけるサービス内容と月額料金を箇条書きにした。

上から順にmineoの(1)最安プラン/(2)1.5Mbpsが無料になる最安プラン、UQモバイルの(3)最安プラン/(4)節約モード最大1.0Mbpsの最安プランとなっている。(記事内は全て税込み表示)

  1. (M)通話+データ1GB=1683円(制限=1.5Mbps)
  2. (M)通話+データ10GB=1958円(制限=1.5Mbps)
  3. (U)通話+データ3GB=1,628円(制限=0.3Mbps)
  4. (U)通話+データ3GB=2,728円(制限=1.0Mbps)

※1.5Mbpsオプションの詳細は先日の発表記事

私が契約しているのは(3)「くりこしプランS」で、mineoの最安プラン+1.5Mbpsオプションの月額料金とは差額55円だった。

あの注意書きを考える。

mineoの「パケット放題 Plus」はベストエフォートながら最大1.5Mbps通信と魅力的だが、注意すべきは「混雑回避のための速度制限(3日間で10GB以上利用時)があります。」という文言だろう。

10GBを3日にわけると「1日=約3.3GB」だ。

この3.3GBは高速通信ではなく最大1.5Mbpsのベストエフォート、かつahamoやUQモバイルのような自社回線ではなくMVNO回線なのでmineoが準備した道路が渋滞した時点で速度は落ちる。

私がUQモバイルの制限モードで動画視聴などを試した記録は過去記事にあるレビュー通り制限時300kbpsながら高速状態が3〜5秒ほど継続、KDDI回線の強みがあった。

もちろん、UQモバイルにも「直近3日間に6GB以上で制限」があるため、2つの通信サービスを固定回線のように使うのには無理がある。

UQモバイルとmineoパケット放題Plusの違いは「提供回線の質」「制限量」の2つになりそうだ。

UQmobile speedtest kurikosiplans  1

パケット放題Plusは「あり」か

mineoとUQの最安プランは、いずれも1700円でお釣りがきて差額55円と金額は変わらない。

そこで最初の問いは「1.5Mbps通信で1日あたり3.3GB以内に抑えられるか」「3日10GBの超過後に課せられる最大200kbps制限に耐えられるか」かがポイントになるだろう。

それをクリアしたら次は「MVNO回線」という影響の範囲外を覚悟する必要がある。

いくらオプテージが回線増強を発表しても「パケット放題Plusの最大1.5Mbpsが快適」というSNS投稿をみてユーザーが多く集まれば、UQモバイルが使う「au専用道路」ではない「側道」(MVNO)の弱みが出て純粋に遅くなってしまう。

その代わりユーザー数がオプテージの想定以下ならば「側道を快走」(快適に通信)できるが、サービス維持のため価格改定・サービス改定、SNSキャンペーンといった対応も考えられる。

パケット放題 Plusがメインプランに組み込まれず、オプション扱いである理由は転貸回線の契約帯域量を見極めるのが難しいからなのかもしれない。

こういった余った資源を有効活用するUQモバイルやワイモバイル、借りた帯域でやりくりするMVNOの埋まらない溝を見ても仕方ないので、あとはmineoが独自展開するサービスに魅力を感じたら契約するといったことになりそうだ。(こうなるとパケット放題plusの話ではない)

結局のところ、次のような状態に変わりはなさそうだ。

  • 大手通信「ドコモやKDDI、ソフトバンク」
    =安心のブランド代と人件費で高額・高速
  • サブブランド「UQモバイル・ワイモバイル、ahamo等」
    =余った資源の有効活用で割安・中速(自己解決できる人向け)
  • MVNOサービス「mineoやIIJmioなど」
    =転貸回線+尖ったサービスで勝負(SIMシェアや目的が決まっている人向け)

そのため、「3日10GB制限」と「最大1.5Mbpsベストエフォート」の2点を月額1683円(1GB)または1958円(10GB)で納得できるかがmineo契約の判断ポイントとなる。

mineoの「パケット放題 Plus」は、大手サブブランドと競えるほど良いオプションだと思った。

しかし、MVNOサービスは万人向けではないため「自分用途に合った制限か」の見極めが重要となりそうだ。

話は変わるが、私は通話定額サービスを検討していて、2つのサービス内容は次のようになっていた。

  • UQモバイル(定額60分)=月額550円
  • mineo(定額60分)=月額1848円(30分版=924円)

UQモバイルの通話定額はスカイプ並に安い(大きく宣伝してもよいのではないか)。このオプションは申し込み翌月から適用される。

mineoの最大1.5Mbpsオプションが無制限ではないことがわかったので、今回はMNPせずにUQモバイルで通話定額オプションを申し込むことにした。

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