UQ mobileの最安「くりこしプランS」は使えるか、スピードテストと動画視聴/radikoを試す
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UQ mobileが2月1日より受付開始、3月1日からユーザーに適用している新料金で最も安い「くりこしプランS」、その制限時のスピードテストとYouTubeによる動画視聴、ラジオアプリ「radiko」を試した。
ある意味で期待通り、満足いくプランとなっている。
UQ mobile「くりこしプラン」でスピードテストと動画視聴
KDDIグループの新しいプランは共通で通話かけ放題を省き、大手ながらドコモよりも安い料金でサービスを提供している。
その中でも「くりこしプランS」(月額1480円)は安く、制限時の速度は上限300kbpsとなっている。これについての善し悪しは前回の<UQ mobile「くりこしプランS」は格安SIMの本命という話>という記事で詳しく書いたので割愛する。
それでは早速、スピードテストの結果から見ていこう。
UQ mobile「くりこしプランS」でスピードテスト
速度制限する節約モードにしてGoogleのインターネット速度テストを試したところ、上図のような素晴らしい結果に。さらに予想を超えたことが起こった。
これはau直接回線の恩恵、またはサブブランドのプライドなのかダウンロード開始時の速度が11Mbpsも出ていた。もちろんIIJmioやOCNモバイルONEを利用した時も開始時は速いということは体験していたので、それで驚いたわけではない。
その高速状態が3〜5秒ほど継続したのだ。
Googleが用意した計測用ファイルのダウンロードが終わる数秒前になって500kbps付近まで徐々に下降、高速状態の時間が長い。そのため上図のような公表値の最大0.30Mbpsを超えた0.56Mbpsという結果になっている。
次にアップロードは初速6〜10Mbpsほど、後半は4Mbps前後といった状況でブログ記事をアップロードしたり、写真をクラウド保存するのに十分な速度ということもわかった。
YouTubeの動画は視聴できるか、再生画質
くりこしプランSの初速が速く、さらに息が長いことがわかった以上、動画視聴に期待が高まる。
今回は6分程度の動画を視聴、最初は360pで再生したところ開始から1分10秒頃までは滑らかに再生してくれた。その直後に固まり再生はストップ。
そこで240pに画質を変更したところ、事前ダウンロードを示す灰色のキャッシュバーが最後の6分まで一気に伸びていった。
このことから1分程度の動画なら画質360pでも初速を使って乗り越えられるため高速通信を気取って視聴可能(480pなど画質を上げるとダウンロード量が増えるため30秒や10秒と短くなるはず)、1分以上は240pに落とせば止まることなく再生可能とわかった。
環境音楽などを音で楽しむ動画をかけ流す利用であれば問題なく使えそうだ。
UQ mobile「くりこしプラン」は使えるか
音声通話かけ放題ではないため利用するたびに通話料は発生するものの、月額500円で5分かけ放題を利用していれるつもりでいれば、月に数回は気兼ねなく発信できるだろう。
もし長電話する相手が決まっていればアプリ通話、不特定の予約電話などが多ければIP電話アプリの3分10円など工夫すれば良い。サービスによっては03番号など別番号も手に入るのでプライバシーを確保できる。
念のため、ネットラジオ「radiko」を試したところ再生開始のタイミングは光回線と変わらず、途中で止まることなくラジオを楽しむことができた。
今回テストした限りUQ mobile「くりこしプラン」は十分に使えるプラン。予想通り制限値「最大300kbps」を超えてきたので大満足、さらに高速時間が長いという発見もあった。
月額1480円で240p動画再生、radikoを聴くことができるため「ミニ無制限プラン」と名乗ってもよい内容だが、ヘビーユーザー加入防止のため「くりこしプランS」のままでいてほしい。