Adobeが『Creative Suite』開発中止を発表、Creative Cloudに注力へ
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Adobeは米国時間5月6日、次期「Creative Suite」をリリースする予定がないことを発表しました。今後は月額課金で提供される「Creative Cloud」へ移行するとしています。
『Creative Suite』開発中止、Creative Cloudへ注力
Adobe はロサンゼルスで開催されたMaxカンファレンスのイベントにて
顧客の想像する新製品「CS7」とは異なる発表を行いました。
Adobe の『Creative Cloud』について
マーケティング担当を務めるScott Morris氏が述べた方針は
- 『Creative Suite』は当面販売する予定
- 『Creative Suite』の永続ライセンスをリリースする予定はない
- 今後は、『Creative Cloud』のみに注力する
- Adobeツールへのアクセス方法は、やがて『Creative Cloud』だけになる
その他、新しいCreative Cloudは6月17日公開とも発表しています。
同氏は予想以上に『Creative Cloud』が好評だったとして、その効果を挙げています。
- Adobeの開発チームの負担は大幅に軽減される
- 新機能追加が各リリース時だけに限定されなくなる。
- リリースやアップデート時の売上急増型から継続収益に変わることで事業が安定する
現行「CS6」への対応について
Adobeでは次期『Creative Suite』を開発する予定はないとしたうえで
現行「CS6」の全アプリについて”OS X”と”Windows”へのアップデート対応を約束。
またバグ修正やセキュリティ・パッチの継続して提供を続けるが
現行「CS6」への新機能追加は行われないとしています。
なお、今後は「CS」ではなく「CC」(Creative Cloud)というブランド名になるとのこと。
Source : CNET , techcrunch Japan