親指サイズのゲーム機に出資殺到、対戦できる「Thumby」が目標金額350%超え

公開日: : 周辺機器 ,

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2021年9月29日、親指の第一関節ほどしかないゲームボーイ風の端末「Thumby」がキックスターターで出資募集を開始した。

それから僅か2時間で目標金額に到達、32時間で350%に達したと報告している。

この小さなゲーム機「Thumby」は何ができて、どこを愛されたのかシェアしたい。

小さなゲーム機「Thumby」の成功。

今回のキャンペーンを立ち上げたTinyCircuitsは、小さな電子機器の設計と製造を専門とするオープンソースハードウェア会社。

「Thumby」は解像度72×40のディスプレイは明るいOLEDを採用し、筐体サイズは29.5mm x 18mm x 8.5mmと親指サイズ。

プロセッサはRaspberry Pi RP2040、メモリは2MB、バッテリーは40mAhで2時間のゲームプレイが可能、充電やデータ交換にはmicroUSBケーブルを「Thumby」に差し込んで行う。

また、本体の右下にはストラップホールを設けておりキーホルダーに繋ぐといったことが可能。

コントローラーと5つのゲーム。

Thumby

ゲームコントローラーとして十字キー(4方向D-Pad)と2つのボタンを用意してある。

最初から下記5つのレトロゲームがプリインストール済み、ユーザーは届いた日からゲームを楽しめるという。

  • TinyBlocks – テトリス系のクラシックなパズルゲーム。
  • Space Debris – asteroidsのようなシューティングゲーム。
  • Annelid – 食べ物を集める蛇のゲーム。
  • Delver – 武器を集めモンスターと戦うダンジョンゲーム。
  • Saur Run –恐竜が主人公の横スクロールゲーム。

上記5つのゲームは全てオープンソースなのでユーザーがゲームを編集することも可能、それを共有する場所(Webサイト)を用意する予定とのこと。

プログラミング対応。

ユーザーが独自のゲームを簡単に作成できるブラウザWeb IDを用意、1つのタブでプログラミングを楽しめるという。

プログラミング言語はMicroPythonで、ユーザーに必要なのはThumbyとMicroUSBケーブルとStep By Stepのゲーム作成チュートリアルだけとしている。

マルチプレイを楽しもう。

Thumbyは特別なThumby Linkケーブルで2台を繋げるとマルチプレイが楽しめるとのこと。

シンプルに両端がmicroUSBとなっているケーブルだったが、IDのような認証チップが入っているのかは記載されていなかった。

価格(出資額)と発売日(出荷予定日)

Thumbyは早期出資者の9ドル、19ドル向けにクラシックはライトグレー筐体のプラスチックカラーを提供。

24ドル以上ではライトブルーとマゼンダからも色を選べて、今回のキャンペーンで設定されたストレッチゴールによっては多くのカラーオプションが利用できる。

発売日(出荷予定日)は2022年2月となっていたが、予定が変わることも多いので注意。

また、キックスターターの支払いは出資であり売買契約ではないため、出資する際は自己責任、何も届かない場合もあることを注意してほしい。

Source:Thumby

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