デスクに仕舞えるMac miniへ、周辺機器を選ぶ。

公開日: : Apple ,

 この記事にはアフィリエイト広告・広告が含まれています。

M1版Mac miniが思いのほか使えている。

そこで無駄なブラウジングや動画視聴といった使いすぎ防止としてMacBookと同じようにデスクへ収納できる環境を構築しようと考えた。

偶然とはいえ既にモバイルディスプレイ+VESA対応CPUホルダーによるコンパクトな運用を実現、下地はできている。

この記事ではMac miniを作業終了後にデスクの引き出しへ仕舞うというノートパソコン風の使い方を実現するため、それに必要な周辺機器を調べた結果と運用イメージを記録する。

仕舞えるMac miniの実現へ

さすがにブログやYouTubeを探してもMac miniを持ち歩いて出先のディスプレイに繋ぐといったMac miniを携帯するという内容しか見つからず、今回のようなモバイルディスプレイに設置して一緒に仕舞うというデスクトップPCの屋内モビリティ向上に関する情報はなかった。

そのため、今回も道なき道を進む人柱レポートになるため参考にしようと思ってしまった場合は成功者ゼロであることに注意していただきたい。

気軽に仕舞うための周辺機器。

はじめに今回の目標を果たすために必要なモノを書いていく。

  • Mac mini
  • モバイルディスプレイ(当時のレビュー記事へ)
  • VESAマウント
  • USB-Cケーブル(映像出力用)
  • マスキングテープ(モバイルディスプレイ底面とデスクの傷防止用)

VESAマウントを選ぶ

VESAマウントはMac mini向けの製品が販売されているため、その中でも薄くてケーブルが収納しやすい構造のモデルを選ぶことになるだろう。

アマゾンでレビュー454件を獲得しているSabrent製BK-MABM(Amazonへ)というVESAマウントがセール特価1,699円+5%OFFクーポンとなっていたので第一候補とした。

ちなみに上記アイテムではVESAマウントにMac miniと同じサイズのドッキングステーションは取り付けられない。

少し調べたところHDDやSSDを内蔵できるドッキングステーションやUSBハブは、macOSのスリープ解除時にアンマウントされるトラブルがあるようなので、ディスク増量するならクラウドやNASで対応するか、パスワードなどの情報を守るという意味では耐衝撃・防水の外付けSSDにしたほうが良さそうだ。

USB-Cケーブルを選ぶ

USB-CケーブルはMac miniとモバイルディスプレイを繋ぐために必要で、モバイルディスプレイに同梱されていたケーブルは端子がI字の直線(下図)になっているため作業中に目立つほか、収納時に端子を痛めたりスペースをとるため抜き差しの手間が発生する。

そこで有力と思えた3つの選択肢から考えることにした。

  1. L型USB-Cケーブル(Amazonへ)→見た目スッキリ、省スペース
  2. U型USB-C変換アダプタ(Amazonへ)→限りなく目立たず、さらに省スペース
  3. マグネット式USB-Cケーブル(Amazon検索結果へ)→気軽に着脱で収納時はスペース不要

上記のうちL型は今回のプロジェクトが失敗に終わっても使い回しができて、映像出力+給電に使っているというレビューも多い実績のある良くも悪くも無難なアイテム。
見た目はMicrosoft Surfaceの充電アダプタに近くなりそうだ。

U型はモバイルディスプレイ等の厚みによっては使用すらできないリスクがあるものの、上手くハマれば製品の一部に見えるというポテンシャルを秘めている。ただレビュー数は少なく、映像出力+給電に耐えられるのかなど見えない箇所も多い。

最後のマグネット式は多くの製品で共通して「外れやすい」「熱暴走」「USBポート側が壊れた」「着脱指示に壊れた」「データ転送や充電が遅い、期待値以下」という報告を見かける。実際に過去にレビューした時も見た目から想像した使い勝手とは程遠い製品だったのを記憶している。

上記3つの選択肢では汎用性の高さと設置リスク、製品単体のトラブル回避を考えてL型が良さそうだ。

実際の運用をイメージする。

上記のアイテムを入手したとして実際の運用はどうなるのだろう。

デスクの引き出しからMac mini付きモバイルディスプレイを取り出すまでは良いとして、電源ケーブルの取り回しに手間がかかる。火災防止という意味では毎回コンセントから外して収納するのが理想、その際はMac miniのVESAマウントに巻き付けて収納することになりそうだ。

続いて、USBケーブルの運用。

デスクの引き出しサイズに合わないからと毎回抜き差しするとモバイルディスプレイ側のUSBポートとUSB-C端子の劣化が早まるため、できる限り省スペースなL型USB-Cケーブルを選び、常時接続が良さそうだ。

ここまで調べた限り「仕舞えるMac miniは実現可能」のように思えてきた。

あとは自立できるかという問題をクリアする必要がある。

前回のレビューに登場したVESAマウントは奥行きがあるタイプのため「単体で自立できている」が、モバイルディスプレイの背中に密着する薄型VESAマウントにした場合はタブレットスタンドなどを別途用意する可能性がある。

そして、タブレットスタンドの多くはMac mini+モバイルディスプレイの重量に耐えられないだろう。

しかし、17インチのMac miniを仕舞えるというのは魅力的。動画編集を軽々と行えるデスクトップPCをデスクに仕舞える時代が来ているのだ。

そのあたりは実際に試しながら先へ進んでいくしかないのかもしれない。

前回→Intel版MacBookからM1版Mac miniへ乗り換え、使えたiOSアプリなど導入レビュー

よく一緒に閲覧される記事

PAGE TOP ↑