Fireタブレットで仮想RAMを作成、効果はあるか
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Amazon Kindle Fire HD 10, 製品レビュー
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Fire HD 10 Plusは唯一RAM4GBを搭載したAmazonタブレット。
そのためFireタブレットの中では最も安定しやすい端末といえるが、Windows端末のように仮想RAMによるスワップ作成で動作が安定するのか試した。
この記事を参考にFireタブレットにカスタマイズを施す際は最悪、文鎮化する可能性があるため参考に作業される際は自己責任となるので注意。
Fireタブレットで仮想RAMを作成した話。
はじめにスワップするためのアプリが必要となる。
少し前までは「Swapper & Tools」というアプリが多く使われていたが、今はシンプルに無料アプリ「Swapper」を使うことになるようだ。
Google Play経由でインストールするのが正しい方法だが、今回はブラウザで「Swapper」と検索してAPKファイルをインストールした。
アプリは次のように設定した。
上から順に「Active Swap on Boot」にチェックを入れて、スワップのディレクトリ(フォルダ)を設定、今回は「Swap」というディレクトリを作成した。
次にRAM4GB搭載モデルなので半分の2GBを仮想RAMとして設定、スワップ優先度(Swappiness)は初期値の60が最適だと思うが、積極的にストレージのRAMを活用したいときは100に設定することになる。
今回はテスト目的のため100に設定した。
上記の設定を終えたら「SAVE」を選び設定を保存する。
Antutuベンチマークやブラウザ体験は向上したか。
さっそくAntutuのベンチマークを回してみたがHTMLテストや3Dベンチマークテストの結果に変化はなかった。
また、Antutuの端末情報では仮想RAMはカウントされないため物理RAM4GBという表示に変化はない。
その後、SILKブラウザでYahoo!Japanのトップページからニュースをブラウジングをしたところ体感速度に変化はない。定期的にブラウザ全体が固まってしまうという動作にも変化はなかった。
次にAPKファイルから直接Chromeブラウザをインストールしてタブを10個ほど開いたが、モバイル用なのでPC版のような負荷はかからない。
これらのテスト後、開発者オプションにあるRAM使用量を見てみると「Swapper」が物理RAMを消費していることがわかったものの、物理RAMは全体の50%未満しか使用していなかった。
このことから同アプリはRAMの少ないNew Fire 7などで試すのが良さそうだ。
また1つ、New Fire 7を購入する理由ができてしまった。