LINEMOから月額550円「OCNモバイルONE」へMNPは得策か
公開日:
:
モバイル通信 LINEMO, OCN モバイル ONE, 製品レビュー
この記事にはアフィリエイト広告・広告が含まれています。
現在契約中のLINEMOミニプランは月額990円、UQモバイルから乗り換えてから特に不満なく使えているので通信インフラとして安定していると言えそうだ。
前回は、楽天モバイルの月額0円終了に伴い殺到しているというpovo2.0と比較したが今回はOCNモバイルONEの最安プラン「500MB/月コース」(ドコモのエコノミーMVNO)と比較した内容を記録する。
LINEMOと「OCNモバイルONE」の比較。
はじめにLINEMOのプランを改めてチェックしたい。
- 月額990円(料金表のページ)
- 月間3GB(容量追加=1GB / 550円)
- 制限時300Kbps
- 通話:通話し放題5分間(キャンペーンで無料)
- 繰越:なし
続いてOCNモバイルONEの「500MB/月コース」(ドコモのエコノミーMVNO)。
- 月額550円(料金プランページ)
- 月間0.5GB(容量追加500円でアプリ経由=1GB、それ以外=0.5GB)
- 制限時200Kbps
- 通話:最大10分相当/月が無料
- 繰越:あり(翌月末まで)
- 付加:050 Plusセット割で300円が150円に
上記を見ると「500MB/月コース」はOCNモバイルONEで人気のスマホセットで契約できないだけあって限界に迫った価格設定と言えそうだ。
データ通信で比較。
LINEMOは月額990円=3GBなので1GB当たり330円、制限時も300Kbpsと速い。
OCNモバイルONEは月額550円=0.5GB、制限時は200Kbps、1GB追加料金がアプリ経由であれば500円とLINEMOより50円安い。
月額440円の差をデータ通信だけ見るとLINEMOのほうが実用的、定期的に外で通信する機会がある際は安心できそうだ。
重要なポイントとしてOCNモバイルONEが提供している「ドコモのエコノミーMVNO」はMVNOではあるもののNTTグループで、ドコモショップでも販売しているプラン、店舗でのサポートは行われないものの回線品質は期待できる。
さらにpovo2.0の0円から課金を前提にしている料金設定ではなく、容量追加500円しか用意していないことからもシンプルにスマートフォンを使わない人へ向けたプランとなっている。
これらのことから制限時の200Kbpsといえども満足度の高い水準である可能性が高い。
しかし、OCNモバイルONEの「モバイルデータ通信に関する制限」のページでは「低速モード」を使用していても月間容量の半分を超過すると月間容量を超えた時点で更に制限をかける場合があるという注意が書かれていた。
つまり500MBプランであれば低速モードで250MBを超過した場合、低速通信に更なる制限が加わるため128Kbps以下になる可能性もある。
基本的に買い物や用事を済ませる時しか高速モードにはしないので問題はないと思うが・・・。
通話サービスで比較。
LINEMOは期間限定で5分かけ放題(正式名称:通話準定額)があり、こちらは各キャンペーン適用期間が終了すると月額550円が加算される。
そこでLINEMOのマイページへログインしたところキャンペーン適用日が「2021年07月26日から」となっており、13ヶ月と表示されていた。
とりあえず「通話準定額の解除」を申請、お申し込み翌月からとなり、適用日は「2022年07月01日」と案内されていた。
次にOCNモバイルONEは月間を通して10分相当が無料となる。
正直なところ5分定額より月間10分のほうが有難い。オンラインに対応していない店舗へ予約で電話をするとアナログ管理が多く大抵は時間がかかるので5分で終わらないケースが多い。
月に1〜2回しか電話しないのであればOCNモバイルONEのほうが気楽に電話できると思っている。
オプションで割引できる050 PlusはIP電話なので通話料が固定電話=3分8円、携帯電話=1分16円と安く、5分かけ放題を超過して30秒20円で加算されるより安く済むはずだ。
また、050番号も付与されるのでビジネスやプライベートなど番号を使い分けできるのも特徴。
LINEMOの5分かけ放題0円キャンペーンが終了した身としてはOCNモバイルONEが月額550円のプランに標準で月間10分相当を提供してくれていることは受け皿として考えられていると思った。
LINEMOから「ドコモのエコノミーMVNO」へMNPは得策か
AmazonプライムをiPhoneで視聴するときに「モバイルデータを使用」という表示になるときがあり、アプリの設定でWIFI限定に制限すると動画が視聴できなくなる不具合があった。
そういった思わぬモバイルデータ通信の消費にLINEMOの3GBは安心できる。
手持ちのiPhoneで設定アプリを開くとモバイル通信は1.3GBを消費していたことから、500MBは厳しいようにも感じた。
しかし、LINEMOのキャンペーン効果が切れてしまったので5分かけ放題がなくなった。
以上のことからOCNモバイルONEへのMNPは得策ではないという結論に至った。
しかし、以前レビューしたeSIMを組み合わせた方法を模索したところ、思いのほか良さげだったので改めて記事にしたい。
前回→povo2.0の年額440円運用は現実的か、128Kbpsでの電子決済を考える。
→OCNモバイルONEの最新レビューはAmazonのパッケージ販売ページ(レビュー3,412件)へ