ポメラ「DM250」は買いか、iPhone/Android連携・役割から考える。

公開日: : 周辺機器 ,

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キングジムからデジタルメモ端末「ポメラ DM250」が発表された。

未だにDM100を愛用しているという物書きもいるほど高い評価を受けているシリーズだ。

最新モデル「DM250」の発売日は2022年7月29日、価格は税抜54800円。

結構な値段となっているがDM200を予備用に購入するといったファンからすれば新作があるだけで崩れ落ちるほどの喜びだろう。

今回はUSB-CやiPhone/iPadのBluetoothキーボードとして使えるなど特徴・スペックから昨日入手したM1 MacBook Airのサブ機として使えそうか考えたい。

ポメラ「DM250」は買いか。

ポメラの役割とは。

DM250の購入を判断する際、本体サイズ「約263(W)×120(D)×18(H)mm」が鍵になると思っている。

DM250の重量は約620グラム、決して軽いとは言えない。

例えば13.3インチ M1 MacBook Airの重量は1290gだからDM250の2台分、ポメラをiPad mini 6のBluetoothキーボードとして使うならMacBookの重さと大差はない。

そのため、書籍・ブログの校正や画像の追加といった仕上げをデスクトップOS端末で行うなら初めからMacBook AirのほうがキーボードやUI、テキストエディタなど統一できて思考をシンプルに保てると思ってしまう。

それでもポメラ「DM250」はMagic Keyboard(というApple製の外部キーボード)を2枚重ねた大きさと同等、M1 MacBook Airの2分の1というサイズなので気軽に外へ持ち出せる。

また、ポメラには執筆へ集中できるという強みもある。

これは何でも出来てしまう多様性のWindows端末から管理・制御されたMac端末へ乗り換えてから生産性が向上した経験があるため大きな強みだと思う。

(例としてDTM環境構築の際、WindowsならローランドがmicroUSBだけど安くて使いやすいMIDI機器があって〜、でも対応ソフトがCubaseの古いバージョンしか・・・というようなケースがあった。それは音楽だけなくプログラミングでの環境構築でも頻繁に起きていた。それがApple製品なら「えっ、USB-Cしかダメだよ?」「このバージョンしかサポートしないよ!」みたいなノリで否応なく先へ進めるのだ。)

つまり、気軽に持ち出せてテキスト入力に集中できる環境を提供することがポメラの役割ではないだろうか。

そこでは「本体サイズが自分に合うかが鍵」だと思う。

キーボードとしての価値

DM100のころからiOS/Android端末のBluetoothキーボードとしても使えるらしく、打ちやすいから外部キーボードとしてだけ利用するという声もあった。

HHKなどのように腰を据えたキーボードではないかもしれないが、四六時中「執筆」するならキーボード環境は変わらない方が望ましい。

もちろんiOSやiPadOS、Androidとの連携は、ポメラの内部ソフトウェアと同じような動作結果にならないことのほうが多いだろう。それどころかOSやアプリのアップデートで不具合などもあるかもしれない。

ここがWindowsやmacOSといったデスクトップOSと連携できないところの弱み、トラブル発生時にユーザー側で細かい修正が行えないモバイルOSでの利用時は覚悟した方が良いだろう。

ATOK校正支援機能などもあることから、基本はポメラで入力してモバイル端末へ転送という流れをイメージしたほうがよさそうだ。

個人的にはUSB-CケーブルとBluetooth、無線いずれかで外部キーボードとしてmacOSやWindowsから認識できたら小回りのきくサブ機として検討したと思う。

また、iPadなどのタブレットに折り畳みキーボードを組み合わせるという提案の商品も見かける機会が増えており、「モバイル用の外部キーボード」としてはライバルが多い状況となっているのも見逃せない。

他にもモバイルOS向けに提供されているATOK製品を導入した際、ポメラにプリインストールされているATOKと連携できるかはわからないところがある。

ポメラ「DM250」には外部キーボードとして過度の期待をしないほうがよいと思った。

ポメラ「DM250」は買いか

家族や職場から離れてカフェ等へ飛び込み、紙のノートとポメラで思考をまとめる。

そういったことのできる環境をサコッシュくらいの小さなバッグで持ち出せる機動力は強みだと思った。

例えばノートパソコンでは耐衝撃用にソフトケースやバッテリーを考えてしまうし、重い腰を上げてカフェへ行ったところで入力作業をしていて目立つと気にしてしまう。

一人で座っていて少し席を空ける際、サッと仕舞えるのも魅力。

そういった意味でポメラは「絵になる電子機器」という珍しい特性を持っているように感じた。

雨が窓を叩く席でポメラに文字を打ち込んでいる姿は絵になると思う。

それが凛とした女性であっても、くたびれたスーツの男性であっても格好がつきそうだ。

もしかすると文章作成ツールというよりも自分と向き合うツールなのかもしれない。

何だかフィルムカメラとポメラでブログの下準備をしたほうが、もう少し遠くを見えそうな気さえしてきた。

ん?何だろう、この感覚は・・・

ポメラ、、、いいかも。

製品仕様

品番DM250
価格本体価格:¥54,800+消費税 
本体色ダークグレー
キーボードJIS配列キーボード、キーピッチ17mm
本体メモリメイン1.3GB(バックアップ1.3GB、ゴミ箱0.6GB)
画面7.0インチTFT液晶、WSVGA(1024×600ドット)
バックライト搭載
インターフェイスUSB 2.0(Type-C) PCリンク、充電ポートとして使用
外形寸法約263(W)×120(D)×18(H)mm
質量約620g
対応記録メディアSDカード(最大容量2GB)
SDHCカード(最大容量32GB)

 

キングジムの製品ページにある直販サイトはメンテナンス中ということで最新価格や在庫状況はアマゾン販売ページ

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