10.2インチiPadとLenovoが人気、BCN 2022年上半期タブレット実売ランキング公開/日本メーカーの現在
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株式会社BCNは8月13日、デジタル家電市場の最新動向がわかるPOSデータサービスの集計結果から2022年上半期に売れたタブレット端末の実売ランキングを公開した。
そのうち上位を10.2インチiPad (第9世代)が占めているという結果になっている。
BCNの2022年上半期タブレット端末・実売ランキング
BCNランキングは全国の主要家電量販店・ネットショップから実売データを毎日収集・集計したPOSデータベースから決められており、日本の店舗市場において約4割をカバーしているという。
今回そのうち1位〜10位までのタブレット端末が公開され、2022年1月1日から6月30日の日次集計データは次のようになっていた。
- 1位 10.2インチiPad Wi-Fi 64GB シルバー MK2L3J/A(アップル)
- 2位 10.2インチiPad Wi-Fi 64GB スペースグレイ MK2K3J/A(アップル)
- 3位 Lenovo Tab M10 HD(2nd Gen) ZA6W0003JP(レノボ・ジャパン)
- 4位 10.2インチiPad Wi-Fi 256GB シルバー MK2P3J/A(アップル)
- 5位 iPad mini Wi-Fi 64GB パープル MK7R3J/A(アップル)
- 6位 LAVIE Tab E TE510/KAS(NEC)
- 7位 iPad mini Wi-Fi 64GB スターライト MK7P3J/A(アップル)
- 8位 10.2インチiPad Wi-Fi 256GB スペースグレイ MK2N3J/A(アップル)
- 9位 10.9インチiPad Air Wi-Fi 64GB スペースグレイ MYFM2J/A(アップル)
- 10位 11インチiPad Pro Wi-Fi 256GB スペースグレイ MHQU3J/A(アップル)
1位と2位、そして4位にランクインしているのが10.2インチiPadという結果になっており、手頃な値段で大画面ということが支持されているのかもしれない。
次に5位と7位に第6世代iPad miniがランクイン、こちらは最も小さいiPadでありながら価格も控えめで色々と手に取りやすいと思われる。
iPadシリーズの上位モデルであるiPad Airは9位、iPad Proは10位にランクイン。
上位モデルは価格が高いことに加えて、高いスペックを必要とするユーザーも絞られてくるためYouTubeや雑誌などに取り上げられるため「目立つ存在」ながら、消費者は冷静といった印象。
それでも9位と10位へのランクインは驚きに値する。
売れているAndroidタブレットは?
Android端末は3位に「Lenovo Tab M10 HD (2nd Gen)」がランクイン。
この「Lenovo Tab M10 HD (2nd Gen)」は10.1インチでMediaTek Helio P22TにRAM2GB、ストレージ32GB、カメラは前面500万画素/背面800万画素という構成で、Lenovo直販サイトの定価は18,920円と手頃な価格となっていた。
アマゾンではマーケットプレイスが19000円を少し超える価格で販売していた。
次に登場するのはNECパーソナルコンピュータ株式会社の6位「LAVIE Tab E TE510」だった。
NECパーソナルコンピュータ株式会社は、レノボ傘下のNECレノボ・ジャパングループで、NECブランド及びLenovoブランドのパソコンを製造・販売している電機メーカー。
つまり3位と6位にLenovoグループがランクイン、日本のメーカーは10位にも入っていないのが残念。
やはりiPadのような高価格で勝負できないAndroidタブレット市場では中国資本に頼ることは避けられないのかもしれない。
日本メーカーのタブレットは現在
日本生まれのSHARPが販売している「dtab(d-41A)」(SAHRPへ)は2020年8月が最後となっており、2020年12月18日発売でドコモより販売されている「dtab(d-42A)」はレノボ・ジャパン合同会社が製造メーカーとなっている。
ソニーは「Xperia Z4 tablet」(SONYへ)を最後に製造をしていない。
東芝のレグザタブレットを製造する東芝映像ソリューション株式会社は、2021年3月1日付で中国の電機メーカー”ハイセンス(海信)グループ”としてTVS REGZA株式会社に商号を変更している。
“Made in Japan”といえるタブレットは富士通の「ARROWS Tab」(一部は中国製)くらいなのかもしれない。
Windowsを搭載したタブレット端末であればマウスコンピューターを追加できるけれども・・・日本メーカーのタブレットを推していく必要がありそうだ。
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Source:BCN