Pixel 7で下取り査定の結果、0円の可能性も

Pixel 7の下取り査定額を知る手がかり

高額下取りは「Pixel 6の投げ売り」を待つよりも明らかに良いオファーで、先日検証した「Pixel 6」の投げ売り予想金額2.5万円引き程度（記事へ）という結論があったことから、知人からも「Pixel 7を注文しない理由がわからない」と言われたほど魅力的なプロモーションとなっている。

しかし、下取りする企業がGoogleではないことから査定が厳しい可能性が残っていた。

当時から中古ランクBなどのPixel 4などを安く仕入れて下取りに出せば・・・という投稿を何度も見かけたが、過去の事例をみると厳しい現実が報告されている。

TwitterでPixelスマートフォン購入時の下取り結果を検索（Twitter検索結果へ）すると過去の事例が確認できる。

下取り端末が0円で評価された購入者は端末の写真を添付、明らかに小傷ながら0円となってしまったという。

これについては査定の条件と見ていないという指摘があり、バッテリー劣化などで条件を満たしていないという声も。

たしかにGoogleストアの下取りプログラムをみると次のような記述があった。

下取り額は、お送りいただいたスマートフォンの状態が見積もりの際にご提供いただいた説明内容（メーカー、モデル、電源が入るかどうか、画面に割れや破損があるか等）と一致するかに基づいて決定され、後日払い戻しされます。下取りパートナーによる査定では、バッテリーの状態、画面の焼付き、ピクセルの傷や欠落、バックライトの状態などを含む、目視での確認が難しい部分も対象に詳細に行われます。下取り額は、下取りパートナーに代わって Google がご購入時に使用されたお支払い方法に、60 日以内に払い戻しさせていただきます。下取り用スマートフォンは、新しいスマートフォンを受け取ってから 14 日以内に到着するようにお送りいただく必要があります。ただし、ご購入のスマートフォンがその期間中に返品されていないことが前提となります。

バッテリーが損傷または膨張している場合は、デバイスを送らないでください。検査の結果、バッテリーに膨張やその他物理的損傷が認められた場合、該当デバイスは下取りの対象外となります。また、安全性上の問題や規則、規制により該当デバイスをお客様に返送することが不可能になる事を併せてご了承ください。

引用：Google ストアの下取りプログラム

Pixel 7の発売日は10月13日、SNSでは出荷準備が完了したという報告が飛び交っている。

ここでGoogleストアでの下取り手順をチェックしていく。

1. Pixel7と下取りキットが到着
2. データ移行をするよう案内、工場出荷状態にリセット
3. 下取りキットに端末を入れて発送
4. 後日、Googleより下取り価格の査定がメールで通知

下取りの査定にかかる時間は次のように案内されていた。

下取り手続きには、どれくらいの時間がかかりますか？
通常、デバイスをお送りいただいてから 3～4 週間ほどかかります。デバイスをお送りいただく時期が早いほど、下取りパートナーがより早く状態を確認できるため、パートナーに代わって Google が下取り額を払い戻しする時期も早まります。

引用：Google ストアの下取りプログラム

上記の査定時間を考えると最大61500円を期待して下取り端末を発送したユーザーの報告は10月16日の各プロモーション終了日まで待っても届かない可能性が高い。

下取り額の支払いについては、クレジットカードへ払い戻しという形で行われるため査定結果によっては最大61500円の支払いは「そのまま引き落とし」ということも。

Pixel 7シリーズの購入フォームに登場する下取りの見積もり画面は「画面ひび」「電源が入る」といった2項目の条件でシンプルとなっているが、実際は一般的な中古売買の下取り査定があるため注意したい。

iPhone 14に対抗するかのようにクーポンなど複数のキャンペーンを展開、CEOが来日するほど注力していることからGoogleとしては下取りプログラムは強力なプロモーションと位置付けているに思える。

しかし、今後の下取り結果によってはGoogleが望まない嵐が訪れるかもしれない。

（UPDATE：2022年10月14日）
購入者レビューからAndroidアプリに関する話が投稿されている。
→Pixel7 / Pixel 7 Proは「32bit版Androidアプリのインストール不可」に

前回のPixel
→Pixel 7とPixel 7 Proで一部が完売御礼に、人気のカラーと在庫状況