Pixel7 / Pixel 7 Proは「32bit版Androidアプリのインストール不可」に
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最終更新日:2022/10/29
Google Nexus Pixel
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どうやら「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」が32bit版Androidアプリの実行をサポートしない最初のAndroidスマートフォンとなったようだ。
一部で配送ステータスが前倒しになったPixel 7シリーズ、その購入者が様々なテストを行っている中で興味深い投稿が行われている。
Pixel7 / Pixel 7 Proのレビュー情報
Twitterアカウント@MishaalRahman氏は日本時間2022年10月14日午前0時24分、Pixel 7 Pro所有者にも確認をとったとしてPixel 7シリーズは64bit版Android 13のみが搭載されているようだと投稿した。
そのため、Flappy Birdなどの32bitで動作するAndroidアプリはインストールできないという。
さらに同氏はシェル経由でFlappy Birdのサイドロードを試すもエラーメッセージになったと報告。
最新SoC「Tensor G2」自体はAArch32というARMv7との互換性を維持する32bit実行モードをサポートしているのにも関わらず、GoogleはPixel 7シリーズに64bit版Android 13だけをインストールしたようだ。
同氏は、Pixel Tabletにも64bit版Android OSがプリインストールされるようだと続ける。
そして記事冒頭で触れたように「私が知る限りPixel 7シリーズは32bitアプリの実行をサポートせずに出荷された最初のAndroidスマートフォンだ」という結論に至った。
そもそも、Googleによる32bitアプリから64bitアプリへの移行は2014年リリースのAndroid 5.0 Lollipopでプラットフォームレベルのサポート開始が始まり、2019年8月1日にはGoogle Playへ公開するアプリは64bit対応が必須に、そして2021年8月1日からはGoogle Playで32bit版のみで動作するアプリは供給できなくなっている。
つまり、2022年10月時点でGoogle Playストアに32bitオンリーのアプリは存在しない。
それでは誰も困らないのか。
おそらく自動化アプリTaskerなどに適用できる個人開発のプラグインであったり、セキュリティ上の問題が発生せず長らく更新していない定番の野良アプリ(オープンソース含む)といった主にGoogle Playと関係のないアプリたちが32bitオンリーのままという可能性がある。
そういったアプリがPixel 7シリーズで動作しないということになりそうだ。
一世風靡したFlappy Birdが32bitのままというのも驚きだが、Pixel 7シリーズで動作しないアプリ報告が今後増えるかもしれない。
(UPDATE:2022/10/16)
ゲームプレイには向いていない端末というレビューも。
→Pixel 7 Pro、「原神」などゲームプレイで失望の声
(UPDATE:2022/10/29)
Googleブログで64bitのみ対応と発表、その効果についても言及されている。
→Google「Pixel 7は初の64bit限定Androidスマートフォン」と説明、メモリ削減など効果に言及
前回のPixel
→Pixel7 と iPhone14 のスペックや価格を比較、OSアップデート期間の違い
→Pixel 7で下取り査定の結果、0円の可能性も
Source:Twitter