「Pixel 7 Ultra」はQualcommモデム搭載など、ソースコードから仕様が判明
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最終更新日:2022/10/22
Google Nexus Pixel, リーク
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かねてより噂されているコードネーム「Lynx」と名付けられたスマートフォン「Pixel 7 Ultra」について進展があった。
最近リーカーとは別に台頭してきた開発者からのリーク、今回はGoogle Gitのソースコードから判明した一部仕様が伝えられている。
「Pixel 7 Ultra」の仕様をチェック。
リークでも実績がある開発者のTwitterユーザー”Kuba Wojciechowski”氏は日本時間2022年10月17日、Google GitページにあるPixel 7のカーネルソースからコードネーム「Lynx」の興味深い仕様を見つけたと報告した。
まず「Pixel 7 Ultra」(Lynx)はソニー製イメージセンサーIMX712を2つ搭載しており、そのうち1つは超広角レンズで覆われるようだ。
次に廉価版であるAシリーズ以外のPixelスマートフォンで採用されているワイヤレス充電をサポートするコミットも確認できたという。
さらに別のコミットではQualcommのWiFi 6E+Bluetoothコンボチップとなるワイヤレスモデム「WCN6740」をサポートしていることを発見した。
これは「Pixel 7 Ultra」(Lynx)がPixel 6シリーズとPixel 7シリーズで採用されてきたSamusung提供のExynosモデムではないことを意味している。
同氏はPixel 6のWiFi/BT通信が控えめに言っても平均的だったとして、Qualcommへ切り替わることで希望が持てそうだと続ける。
また、ディスプレイコントローラーに関する項目ではハードスペックは取得できなかったもののブートローダーがパネル「s6e3fc3-l10」を読み込んでいることから、Pixel 6 / Pixel 6a / Pixel 7 やSamsung Galaxy A72などで採用されているディスプレイドライバー「S6E3FC3」であることからPixel Proシリーズで採用されている「S6E3HCx」よりローエンドパーツになると指摘、リフレッシュレート最大120Hz / 1080pまで制限、低解像度のパネルになるという。
これらの情報からコードネーム「Lynx」は「Pixel Ultra」と呼ばれていたが「Pixel mini」かもしれないと推測していた。
また、ブートローダーから新たに「S6E3FC5」のサポート情報を発見したものの恐らく「Pixel 8」で使用するためだろうと予想している。
同氏は最後にGoogleの開放的な取り組みには驚かされると述べた。
「Pixel 7 Ultra」(Lynx)については2022年8月にTensor G2チップを採用した初のセラミック筐体スマートフォンと伝えられ、Pixelシリーズの高級モデルとしても期待されている。
(UPDATE:2022年10月22日)
Amazonのリリース通知機能に未発表の「Google Pixel 7a」が登場して話題となっている。
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