古いスマホにPixel級カメラ「GCAM」をインストール、おすすめ設定
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スマートフォン兼モバイルルーターとして2019年12月に購入した『AQUOS sense3』(SH-M12)は2022年12月になっても活躍してくれている。
メイン端末がバッテリーの弱いiPhone SE 2ということもあって主にサブ端末として使用、あとは確定申告時のマイナンバー読み取り機や有線イヤホンを使った音楽プレイヤーとして活用している。
『AQUOS sense3』(SH-M12)はシャープが「1週間の電池持ち」を売りにしているだけあって長寿命、iPhone SE 2との支え合いにピッタリだった。
『AQUOS sense3』(SH-M12)はデュアルカメラ仕様なのでPixelカメラを再現する「GCAM」が持つアプリ本来の力を全て発揮できないかもしれないが、数年前のスマートフォンでも落ちることなく使えるのか試していきたい。
古いスマホにPixelカメラ「GCAM」を
今回インストールする「GCAM」は「GCam Hub」からAPKファイルを直接ダウンロードすることになる。
AQUOS sense3のブラウザアプリでAPKファイルをダウンロード、インストールを実行したところ、アクセス権の許可だけで問題なく導入できた。
記事投稿時点のバージョンにおけるAPKファイルの容量は384MBもあったので、インストール後はAPKファイルを削除しておいたほうがよいと思う
ドロワー画面には「カメラ」(上図右)として追加されており、標準アプリ「カメラ」との区別はアイコンで行うことになる。
GCAMを使ってみた。
GCAMを起動して画面上部にあるカメラアイコンを選択すると下図左にある設定メニューがポップアップされた。
そこからフラッシュやHDRの有無などがあり、おすすめの設定はタイマーを「3秒に設定」すること、手ブレなく撮影できるようになった。
ポップアップ表示されているメニューの下にある「その他の設定」を押すと一般的なアプリにある歯車アイコンの中身と同じような詳細設定へ移動する。
上図右にあるメニューはカメラ設定(詳細設定)画面で、ここから高度な設定が行える。
最初に登場する「Configuration of modes」を選択すると下図左にあるInterface項目に「Pixel 3」とあった。
どうやらPixel 3として動作しているようだ。
それを選択すると下図右にある各Pixel端末のリストが表示され、最下部はPixel Tabletとなっていた。
上記の設定画面では特に何も設定を変更しなかった。
再びカメラ設定に戻るとAuto Night SightやRAW+JPEGコントロールなどを設定できることがわかった。
上記のRAW撮影を有効にするとRAWデータも保存されるのか試したところ、下図のように約11MBのDNGファイルが生成されていた。
『AQUOS sense3』(SH-M12)に標準インストールされている「カメラ」アプリにはHDR設定こそあるが、RAW撮影の設定はないため、これだけでも嬉しい。
カメラの機能・設定
カメラ撮影モードにはカメラとポートレート、夜景モード、動画、モードの5つが用意されていた。
スマートフォンのカメラ仕様によると思われるが、『AQUOS sense3』(SH-M12)ではカメラモード・夜景モード・動画モードで1.5倍と2倍、ポートレートモードで1.5倍と3倍の撮影に対応していた。
動画モードには通常の動画撮影に加えてタイムラプスがあり、「モード」というモードではパノラマと360度写真が選べる。
実際にパノラマ撮影を試したところ手ブレが酷く、現実より歪んだ世界を見ることになった。ジンバルなどを併用したほうがよいだろう。
話は前後してしまうが、先ほどの設定メニューには映っていない「カメラの音をミュートできる設定」があった。
そのミュート範囲はシャッター音だけでなく、先ほどのタイマー撮影におけるカウント時に鳴る「ピッ」という音も消してくれるので設定しておくとよいと思う。
なお、古いスマートフォンでも落ちることなく撮影できたので今後はGCAMを使うだろう。
様々なカメラアプリがGoogle Playで配布されているが、撮影ミュートとRAW撮影に対応しているのは有料かアプリ内課金というケースが多いため、それだけでもGCAMを使う価値はありそうだ。
また、豊富な撮影モードを用意されているので古いスマートフォンと格安ジンバルを駆使して結構な映像作品に挑戦することもできる。
システムファイルを操作することなくAPKファイルをインストールするだけ、アプリの削除も試したところサクッとアンインストールすることができた。
もしカメラ性能は良かったという古いスマートフォンが手元にあれば試してみてはいかがだろうか。