食品「魚」のバイオ3Dプリント実現へ、SteakholderとUmami Meatsが協力
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ディープテック食品企業Steakhodler Foods社が100万ドルの助成金を獲得し、バイオ3Dプリント技術を開発したUmami Meats社の協力のもと3Dプリントしたシーフードを食べられる日も近いと海外動向をSK本舗が伝えている。
食品の3Dプリントは現在
今回のニュースを取り上げているSK本舗は3Dプリンタの代理店などを手がけ、2023年1月にはユーザーイベントも実施してTwitterでは3Dプリンタ体験やビンゴで3Dプリンタをもらったとする投稿を見かける。
そんな同社が業界ニュースとして取り上げたのがバイオ3Dプリント。
もはや漫画「ドラえもん」に登場するひみつ道具“グルメテーブルかけ”や、海底編や未来で登場する食べ物をレンジ感覚で出力する世界だ。
このバイオ3Dプリント技術を開発したのが2020年設立のシンガポール企業Umami Meats社。
同社の公式サイトに登場する主要メンバーに日本人はいないが「寿司」の映像と社名、印刷対象から日本好きなのかもしれない。
どのような技術なのかはSK本舗によって簡潔に説明されていた。
- 魚から細胞株を取り出し
- 独自に増殖させた上で筋肉や脂肪に変え
- シーフードへと3Dプリント成形
アニサキス対策で冷凍したり、海外の薬漬けとなったサーモンより安全で魚本来の味を楽しめるかもしれない。
SK本舗によれば同社は日本人好みのシーフードを手がけており、ニホンウナギ、キハダマグロ、タイの3種に取り組んでいるという。
しかし、3Dプリントによるシーフードは商品化されていなかった。
それを先日ディープテック食品企業Steakhodler Foods社が100万ドルの助成金を獲得してUmami Meats社の技術協力のもと製品化するという。
Steakhodler社は特許出願も含め2023年の第1四半期にはハタをフレーク状にした食感で印刷したいと目標を掲げている。
前回の話
3Dプリンタ「Creality Ender-3」は買いか、改造費から考える
Source:SK本舗