Mac miniな小型PC「HP Z2 mini G4」の各種ベンチマーク・レビュー Vol.03
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HP HP Z2 mini G4, ミニPC, 製品レビュー
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本日到着したミニワークステーション「HP Z2 mini G4」、ようやくDisplayPoerのHDMI変換アダプタが届いたので動作を確認することができた。
先に動作状況をレポートするなら「問題なし」といったところ。
この記事ではディスクの読み書き速度やCinebenchやドラゴンエクストベンチマークなど各種ベンチマークソフトウェアを試した結果をレポートしていく。
「HP Z2 mini G4」のベンチマークスコア
はじめに前回の開封レビューで「Windows 11 Proがセットアップ済みかもしれない」と恐ろしい予想をしていたが、そういう悪い予感は当たってしまう。
すでにHPというアカウントが作成されており、壁紙もWindows 11 Pro標準ではなく雪山の風景になり、レインボー家電のショートカットがデスクトップに配置されているという状況。
カバーの状態が「非常に良い」として傷だらけだったのに8万円というのは残念だったが、ショップの広告ショートカットまでインストールしているというのは重ね重ね残念だ。
あとでクリーンインストールを行うが、その前に重要な初期不良のチェックとして、到着した状態で各種ベンチマークを試していく。
どのサービスにもログイン・サインインする予定はないので、マルウェアやキーロガーがインストールされているかはチェックしていない。
初回起動時の状況
下図のようなアイコンが散らばっている状態でセットアップされていた。
HPという管理者アカウントにパスワードは設定されていないようだ。
最初にMacからのリモートデスクトップ接続用のローカルアカウントを作成した。
Mac用アカウントではWindows標準の壁紙が設定されていたため、壁紙の削除などは行われていないようだ。想像よりカスタマイズ範囲は狭いのかもしれない。
中華パッドではAndroid端末に広告マスコットを常駐しているメーカーもあったが、その雰囲気に似ていることもあってOSクリーンインストールは必須だと思う。
デスクトップ画面の右下にはフリーのOfficeスイートがプリインストールされていた。
これは確か販売ページ(楽天へ)でレビューを書くと正規版Kingsoft WPS Office2のシリアル番号をプレゼントするという項目があったので、そのソフトウェアかもしれない。
アイコンがバラバラに配置されている理由、それは考えないことにした。
各種ベンチマークのスコア
ここからは1つずつベンチマーク結果を見ていきたい。
CystalDiskMark 8.0.4
CystalDiskMark 8.0.4のポータブル版を実行。
M.2の512GB SSDは上記のような結果となった。
スコアを見る限り書き込みが遅い。
実際に使用して3D CADソフトで遅延を感じたら買い替えることになりそうだ。
ドラゴンクエストベンチマークソフト Ver1.6
2つめは「ドラゴンクエストベンチマークソフト Ver1.6」。
なんか、懐かしい。
計測設定はモバイルモニターの限界もあるのでデフォルト設定で行う。
計測中もカタつくことなく滑らかに映像が流れていたので安心していたが評価は「すごく快適」、スコア「17002」という結果に。
OpenGLに最適化された3D CADを主戦場とするマシンながら大抵のPCゲームは楽しめそうだ。
ExperienceIndexOK 4.21
3つめは「ExperienceIndexOK 4.21」。
Windows 7あたりで頻繁に見かけたシンプルな評価が特徴のベンチマークソフト。
基本スコアは「8.4」となったが、ゲーム用グラフィックスは「9.9」と赤字になり振り切っているようだ。
ハードディスクも当時はHDDがメインだったこともあってか「9.2」と高評価に。
CINEBENCH R23
4つめは「CINEBENCH R23」。
同ソフトではCPUマルチコアが「6508ポイント」、シングルコア「1209ポイント」という結果となった。
Intel Core i7-8700は単体で購入しても結構な金額となるため、期待通りのスコアを叩き出してくれたと言えそうだ。
FINALFANTASY XYベンチマーク
5つめは「FINALFANTASY XYベンチマーク」。
ドラクエベンチと同じく標準設定で行なったところスコア「2694」で「やや重い」という評価に。
やはりゲーム用途であればGeForceを積んだゲーミングPCが価格的にもパフォーマンス的にも最適解だろう。
私は3Dプリンターとマイコンを使って日常で活躍するパーツ型ロボットの制作をしたいのでOpenGL対応は必須だった。
OS再インストールというトラブルポイントこそ残っているが、その搭載パーツに問題はなさそうだ。
今後の「HP Z2 mini G4」について。
海外の3Dプリンター界隈で有名なIKEA製ラックを使ったエンクロージャーがあるので、そこへ「HP Z2 mini G4」を組み込み、小さな3Dプリンター工場を建てていく。
そこで「HP Z2 mini G4」に頭脳として活躍してもらう。
幸い「HP Z2 mini G4」(と同じ筐体のG3)は一部の海外ユーザーに支持されていて、IKEAラックに取り付けられる3Dモデルも配布されている。
しかし、IKEAから荷物が届くまで時間がかかる。
その前にマイコン初心者の練習用として3Dマウスを制作したい。
有名な「ORBION」ではなくロボット制作にも活用できる筋電センサーや投影静電容量方式(ジェスチャー型)を使った方法などを模索している。
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