ELEGOO製Arduino UNO R3 スターターキット購入レビュー、欠品の対応など
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オープンソースの義手プロジェクトで多く採用されているArduinoを学ぶべく、アマゾンでベストセラー1位となっているELEGOO製Arduino UNO R3 スターターキットを3日ほど前に購入した。
正確にはArduino UNO互換機だが、Arduino IDEで問題なく動作している。
しかし、1つだけ足りないコンポーネントがありELEGOOへ直接連絡して対応してもらったので、その内容を含めレビューしていきたい。
お恥ずかしい話だが、3Dプリンターを購入して初めて電子工作に興味を持ったという状況のためArduiunoに関しては初心者レベルにも達していない。
そこで図書館で下記の関連書籍(自分に合わない書籍は即返却するので・・・)を読み漁りつつ、大好きなウェブ検索+情報収集&整理を行なっている状態。
ELEGOOと同じタイミングで購入した白光「はんだこて」はブレッドボードで済んでいる範囲なので開封したまま。
やはりというか電子工作は範囲が広い。
それを体系的に学ぶ際、紙の書籍は頼もしかった。
例えば同じBlink(Lチカ)にしても著者のコメントや予備知識が変わり、多くの学びがある。
ELEGOO製Arduino UNO R3 スターターキット
私がAmazonで注文した時は5099円だった「ELEGOO製Arduino UNO R3 スターターキット」は翌日から連日セールで4130円(Amazonへ)という記憶に残る購入体験から始まった。
実際に届いた状態は下図のとおり。
一緒に注文した白光の”はんだこて”は電子工作の先人たちの間違いないと推奨する声が多かった上図の青い”はんだこて”「FX600-02」(Amazonへ)を選んだ。
それを支える”こて台”はクリーナー「599B-01」(Amazonへ)とセットの「633-01」(Amazonへ)が2000円ほどと安く検討していた。
しかし、レトロで分解できる”こて台”(FX600-1、Amazonへ)とクリーナーを個別に注文したほうが安く、2つで1400円ほどで入手できた。
これも恥ずかしい話だが”はんだ”は鉛フリーは初心者向きではないといった情報もあり注文していない・・・ELEGOOのセットにあるコンポーネントで温湿度計+LCD表示ができるので3Dプリンターのフィラメント換装装置を作る際に必要になるだろう。
ELEGOOの開封
最上位モデルは7000円ほどで値段も変わらず迷った。
しかし、ベストセラー1位でレビューも多く初心者としてはネット検索でトラブルを回避できそうな購入当時5099円!(しつこい)のモデルを選んだ。
パッケージを開けると蓋の内側に部品の名称と個数が記されていた。
初心者には何がなんだかわからない状態だったが、調べた限りArduino UNOは標準でHID非対応のため自作キーボードや自作マウスには使えないという。
しかし、メインチップを支える「ATmega 16u2」へDFUモードにする書き込みを行うことでHID対応となるらしい。
その作業によりArduino leonardoやPro Microといった自作キーボードで人気のボードに近づけるようだ。
それもあって情報量が最も多いとされるArduino UNOのスターターキットを注文、UNOを基本として練習してDFU書き込みでPro Micro的な動作を試していく。
(追記ここから)
ELEGOO製品では正式品と同じAtmega2560ではないモデルがある(単体ではAtmega2560モデルあり→Amazonへ)と知り、手持ちの製品を確認したところ「ATmega328P」を積んでいた。
Atmega2560との違いは追記時点で詳しく調べていないためわからないが「ATmega328」と「ATmega328P」の違いはpicoPowerによる省電力の対応有無を示しているという。
超低電力なスリープモードを特徴としており、電池駆動で活躍するとのこと。
また、最も重要なサブチップは「ATmega 16u2」だったので一安心、キーボードデバイスとして使えそうだ。
(追記ここまで)
ELEGOO製Arduino UNO R3 スターターキットの感想
事前にAmazonレビューで報告されていたとおり、ブレッドボードの挟む力が強くピンが挿さらなかった。
こういった細かいことへの対処法を記した情報はネット検索してもヒットしないので、諦めて定番とされるサンハヤトのSAD-101(Amazonへ)を検討していた。
しかし、例によって諦めが悪いので「ジャンパーワイヤーのピン先が硬いから貫通させたらいけるのでは?」と試したところ解決できた。
手間はかかるがELEGOOブレッドボードにピンが挿さらない時は1つずつジャンパーワイヤーを突き刺して貫通させることに。
親の仇のようにブレッドボードを突き刺すことで、なんとか「ブレッドボードにピンを挿す」という超初歩的なことをクリア。
そこからELEGOOキットに付属している2019年9月と古いCD-ROMの最新版を公式サイトからダウンロード(ELEGOOへ)して順番に試していく。
電子工作の初心者が助かった書籍
今回の電子工作を学ぶにあたり、図書館で13冊の書籍を借りた。
その中で最初の1歩として助けてもらったのが「電子工作パーフェクトガイド」と「電子工作入門以前」の二冊。
「電子工作パーフェクトガイド」(Amazonへ)は回路図を「豆電球を光らせる」というブレッドボードさえ使わない状態からフルカラー写真付きで解説してくれている。
「電子工作入門以前」(Amazonへ)は私にとって読みやすいとは言えず、電子工作の起こりから体系的に学ぶ教科書として読ませてもらった。
ELEGOOのCD-ROMに含まれるレッスン内容とライブラリでは物足りない(というか一部パーツが足りず先へ進めない)ときに役立った書籍は「実践Arduino!電子工作アイデアを形にしよう」(Amazonへ)だった。
この書籍はArduino UNOを基本に話が展開していくこと、明るさを測るといった「やりたいこと」で図解説明してくれて手元に置いておきたいと思った。
足りない部品が発覚
とても残念なことにPotentionmeterというパーツがノブの部分(下図)だけしか入っていなかった。
それによりLCD1602モジュールを使って温湿度計を完成させることができず、Arudiuno IDEのシリアルモニターで温度と湿度のテキストが流れるのを眺めることしかできなかった。
今回の販売元はAmazon.co.jpではなくELEGOO社なので連絡を取る必要があるものの、アマゾンFAQにある購入履歴から連絡できるというリンク先は見当たらない。
これは意外と多くのユーザーが指摘しているが何年も改善されていないようだ。
この解決策としては次のようになる。
- アマゾン購入履歴でELEGOOの「注文内容を表示」を選択
- 詳細ページで「販売:Elegoo.JP」という販売元を選択
- ストアページに移動したら「質問する」を選択
以上の手順でELEGOO社(マーケットプレイス出品者)と連絡を取ることができた。
そこで上図の写真を添付して恐る恐る日本語で連絡したところ、お昼前ということもあってか1時間後には返事があり、住所と電話番号を個人メールアドレスで送信したら即発送するという返事が丁寧な日本語で届いた。
一瞬だけ怯んだが、ELEGOOといえばSK本舗とも代理店契約を結び日本で3Dプリンターを展開している会社なので日本ユーザーにも真摯な対応をしてくれる確率は高いと判断。
アマゾン連絡フォームでは禁止されているもののELEGOOで指定された個人メールアドレスで個人情報を送付した。
それから20分後、パーツを発送したとしてトラッキング番号の画像を添付したメールが届いた。
ただ海外発送かつ小さいパーツということもあってメール便のような扱いなのか7日〜10日ほどかかるという。
その時間が空いたため、記事冒頭で触れたArduino UNOをUSBキーボードデバイスとして認識させようとしている。
ぼんやりとArduinoの仕組みがわかってきたので、筋電センサーの取得する数値の範囲と判定方法は心配だが道筋は見えてきた気もする、、、気もする。
→今回レビューしたELEGOOスターターキットの販売ページへ