OnePlus Padは「Pixel Tabletキラー」か、144Hzやペンなどスペック比較・価格

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2023年5月、ハイエンドスマートフォンを展開してきたOnePlusが満を持して「OnePlus Pad」を発売した。

GoogleもまたPixel Slateのことを忘れてPixelシリーズ初のタブレットとして紹介してしまうほど注力する「Pixel Tablet」を発売した。

この2機種を取り上げる理由は次のような共通点があるから。

  • スペックの割に価格が安い(コストパフォーマンスに優れている)
  • フラッグシップ級の仕様
  • ペン入力に対応

この記事ではOnePlus Padは「Pixel Tabletキラー」なのか、主要スペック・特徴と価格を見比べていきたい。

OnePlus Padのスペック・価格

はじめに重要な価格を見ていきたい。

OnePlus Padは5月14日まで実施されていた割引セールで価格419ドル(定価479ドル)にて販売されており、2023年5月20日時点ではAliExpressにて69,373円となっていた。

次にPixel Tablet、こちらは充電ドック付きで79,800円(後で使えるGoogleストアクレジット13000円分プレゼント)となっている。

それではOnePlus Padのスペックを見ていく。

OnePlus Padのスペック・特徴

以下、OnePlus Pad製品ページ(OnePlusへ)とGoogleストア技術仕様(Googleへ)よりデータを抜粋。

ディスプレイとペンについて

OnePlus Padは11.61インチ、解像度は2800×2000で2.8Kを謳いリフレッシュレートは144Hz、輝度500nitのアス比7:5という珍しいディスプレイを備えている。

Pixel Tabletは10.95インチ(2560×1600)、アス比16:10、輝度500nit、リフレッシュレートは非公開で60Hzまたは120Hzという噂が飛び交っている。

リフレッシュレートについてはPixelスマートフォンで差別化要因としている項目、それを敢えて非公開にしていることから60Hzかと思われる。

仮に120Hzであれば売り文句として製品画像が1枚追加されるだろう。

スタイラスペンは筆圧検知4096レベルの「OnePlus Stylo」(OnePlusへ)に対応、240Hz、重量16.7g、物理ボタンはなくApple Pencilと同じようにダブルタップで消しゴムなどのツールを切り替えられる仕様。

Pixel Tabletは「USI 2.0 タッチペン対応」と記載されているが詳細に触れていないことから現行のChromebookと同等(筆圧検知4096段階)の仕様と思われる。

SoCとRAMについて

OnePlus Padは台湾MediaTek社のDimensity 9000を採用、Pixel TabletはSamsung社Tensor G2を採用している。

MediaTek社の製品ページで「Dimensity 9000」(MediaTekへ)は次のようなコア構成となっていた。

  • ウルトラコア(×1)- Arm Cortex-X2 3.05GHz
  • スーパーコア(×3)- Arm Cortex-A710(最大2.85GHz)
  • 高効率コア(×4)- Arm Cortex-A510

内部GPUは「APU 590」で他にも5G対応やトリプルカメラ併用で3つの露出設定による録画など様々な世界初を獲得したと伝えていた。

Google Tensor G2のコア構成は非公開のようだが、先日レビューしたPixel 7a(Tensor G2搭載モデル)のベンチマーク記事が参考になるかもしれない。

Geekbench 5でのスコア比較

Dimensity 9000とTensor G2のベンチマーク比較は、CPU比較サイト”cpu-monkey”(cpu-monkeyへ)によればGeekbench5のスコアは下記のとおり。

  • Dimensity 9000:シングルコア=1270/マルチコア=4335
  • Tensor G2:シングルコア=1068/マルチコア=3149

数値を見る限りDimensity 9000の方が処理性能が高いといえそうだ。

RAMは2機種とも8GB LPDDR5を搭載している。

バッテリー

OnePlus Padのバッテリーは9510mAh/36.99Wh (Typical)を内蔵、SUPERVOOCの67W急速充電に対応している。

Pixel Tabletはバッテリー容量の記載がなく「27 Wh の内蔵バッテリー」「最大 12 時間の動画ストリーミング」とだけ書かれている。

36.99Whと27Whということで電圧を3.7Vと仮定してWhからmAhへ変換すると次のようになる。

  • OnePlus Pad:10,000mAh
  • Pixel Tablet : 7297mAh

やはりPixel Tabletのバッテリー容量は少ないようだ。

本体サイズと重量、カメラ

11.61型OnePlus Padの本体サイズは258.03 x 189.41 x 6.54mmで重量552g。

10.95型Pixel Tabletの本体サイズは258 × 169 × 8.1mm、重量は493g。

0.5インチの差があって短辺が258mmと同じ長さのため、OnePlus Padは横長ディスプレイであることがわかる。

さらにPixel Tabletは8.1mmと厚い、けど軽い。

カメラはOnePlus Padが「背面13MP/前面8MP」でPixel Talbetが背面と前面いずれも8MPとなっていた。

OnePlus Padは「Pixel Tabletキラー」か

これまでスペックを見比べてきて、OnePlus Padの優れている項目が多い印象を受けた。

販売価格でも支払い額69,373円のOnePlus Padのほうが安く入手できる。

しかし、Pixel Tabletは下取りや次回の支払い使えるという(意外と使う機会がない)Googleストアクレジット13000円を組み合わせて実質価格を抑えている。

また、Pixel Tabletには充電スピーカーホルダーがあり充電中に限りスマートスピーカーとして利用できるという強みもある。
(Pixel Tabletを外すとNest Hubとして使えないので注意)

やはりOnePlus Padは魅力的なタブレット端末。

ただ残念ながら日本での発売は発表されておらず、技適問題が横たわる。

もしOnePlus Padが日本で発売されることがあれば認証費用や配送などで1〜2万円は価格が上乗せされるかもしれないものの人気タブレットになるポテンシャルを秘めている。

Pixel TabletキラーとしてOnePlus Padの日本発売を待ちたい。

→OnePlus Padの価格や最新レビューはAliExpress

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