Meta「Quest Pro」生産終了か、安価なARメガネへ移行とも

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ARグラスにおいて先頭を駆け抜けてきたMeta社が、Appleの次期Vision Proなどの高価なヘッドセットに備え、より古く、より安価なディスプレイを使用したARメガネへ移行する可能性が報じられた。

Meta「Quest Pro」生産終了か

Metaの次期ARグラスはmicroLEDパネルを使用したコードネーム”Artemis”というデバイス。

”Artemis”はApple Vision Proといった競合デバイスのハイテクOLEDより優れた輝度、コントラストを提供すると伝えられていた。

しかし、The Informationの独占記事によれば最近の買収を巡る複雑な問題によりMeta社は古いLCoS(シリコン液晶)技術に逆戻り、視野角や接続製といった様々な機能を削除する方針に切り替えたようだ。

そのレポートによると、Meta社が2020年に買収した英国ディスプレイ企業”Plessey”が大きく影響しているという。

技術の要となるPlesseyの技術開発が停滞しはじめ、それからディスプレイを明るくすることと製造段階で発生する欠陥を減らすことに苦心していたと続ける。

そして、2023年初めにMeta社はPlesseyのmicroLED技術を放棄して古いディスプレイ技術であるシリコン上の液晶またはLCoSを採用することを決定したと伝えた。

その決断に至った理由として技術的な問題とコスト削減を挙げている。

Meta社はリアリティ・ラボ部門の運営コストだけで2022年に137億ドルを失い、2023年Q1には新たに39.9億ドルを失った。

同メディアはMeta社が部品終了に合わせてQuest Proヘッドセットの生産を中止する予定だと続ける。

Meta社は今後、より小さくより安価なARメガネを計画しており、Appleの3500ドルのVision Proとは異なるニッチ市場を攻めると見られている。

ちなみにFinancial Timesの報道によればAppleは当初150万台で計画していたヘッドセットの出荷台数を40万台未満に縮小する計画があるという。

Source:The Infomation

前回→(価格改定)Meta Quest Proが67300円の値下げ、Amazon等で販売開始

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