袋止めクリップを印刷!やっぱり便利だった話。HALOT-MAGE PRO レビュー

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HALOT-MAGE PROのレビュー、2回目に印刷したのはポテチから生わかめまで様々な袋を閉じてくれる「袋止めクリップ」。

過去にFDM方式で印刷して便利だったが、節約して中身を空洞にしたことと積層が目立つことから百均のクオリティに負けていた。

ゾンビランドサガではないが「リベンジ」ということで光造形で試したの、2つの印刷結果を見比べながらレポートしたい。

HALOT-MAGE PRO レビュー、二作品目

一般的に光造形よりもFDM方式のほうが耐久性が高く「DIYならFDM方式を」なんて言葉を見かける。

積層痕が目立たない光造形はフィギア向けだけなのか、「袋止めクリップ」のように意外と耐久性を求められる生活用品の印刷には使えないのだろうか。

今回「袋止めクリップ」のデータを利用させてもらったのはthingiverse。STLファイルは65mmと85mm、125mmが用意されている。

しかし、キッチンで使う際はチーズの袋など12.5cmでは全然足りない。そこで125mmのSTLファイルをCHITUBOXに読み込んでから長辺の長さを170mmへと変更した。

これでFDM方式の時と同じデータになったと思う。

今回も失敗を恐れて平らな状態から45度だけ傾けてから印刷。本当は22.5度でもいいんじゃないだろうか。そうすれば光造形の印刷回数が減るので作業時間も大幅に減少するはず。

Creality社の高速レジンを使用しているが、今回もノーマルスピードで印刷。

高速モードは、次回のレビュー記事で掲載するNintendo Switchのコントローラーを持ちやすくするアイテムで結果を報告したい。

長さ17cmにしたことで百均パックに何とか入るほどのサイズとなった。今回も少量のエタノールで処理している。

サポート材などは全てデフォルト設定。少し減らしても大丈夫なのではないだろうか。

前回は金属ヘラで雑に剥がしたが、今回は金属ヘラで雑に何度もこすって平らになるのかを試した。

2分間の二次硬化は表面をかえて2回行った。

FDM方式と光造形の印刷結果を見比べる。

二次硬化を終えてベタつきもなくなったことを確認。FDM方式で印刷した白色と比較していく。

肌色に近い光造形はサポート材の跡が目立つが成形自体は理想的だと思った。上図の下側を見るとFDM方式は末端部分が変形しているなど満足できる成形ではない。

どちらも駆動部分は問題なく動作する。白色のFDM方式は積層痕が目立ち、光造形はサポート材のある箇所が荒れている。

上図でも光造形とFDM方式の違いがわかりやすい。

肝心の袋を閉じる力は、意外なことに光方式のほうが強かった。これはFDM方式の中が空洞にしていることも影響しているだろう。光造形は中を空洞にすると穴を開けてレジンを洗うなど後処理が大変なため空洞処理はしていない。

光造形の課題はサポート材のように思えてきた。やはりニッパーで地道に切り離していくのがよいのだろうか。それともヤスリを使うのか。いずれにしても印刷時にサポート材がつく面を少なくし、かつ目立たない位置にする費用がありそうだ。

300mlくらいしか入れていないのに2回目の印刷を終えても減っているようには感じられない。

実は上図のレジントレーのフィルムに貼ってあったシールを剥がす際に思いっきりフィルムが変形するほど爪を立ててしまった。印刷失敗の原因になるのではないかと何度も印刷中に確認している。

まだ大物にチャレンジしていないので今のところは大丈夫だろう。

次回はNintendo Switchのコントローラーを1つにした際、とても持ちづらいのでそれを改善するカバーを印刷した結果をレポートしたい。

CREALITY HALOT-MAGE PROの関係リンクは以下のとおり。

【関連記事】
01:8K光造形3Dプリンター「CREALITY HALOT-MAGE PRO」開封レビュー、スペック
02:Crealityのオールインワン洗浄硬化機「UW-02」開封レビュー、スペック
03:光造形で「電池スペーサー」を印刷した話。HALOT-MAGE PRO レビュー

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