MS曰く「QualcommはAppleに勝てる」、AIパソコンで出来ること
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Windows Microsoft, Qualcomm, Windows 11
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Microsoftは5月にシアトルで開催するイベントでAIパソコンの美人を正式に発表する準備を整えている。
その計画に詳しい人物から得た話としてTheVergeが興味深い話を投稿した。
QualcommはApple siliconに勝てるのか
同メディアはMicrosoftがARMチップを搭載した新しいWindowsラップトップ・シリーズがCPU処理性能とAI動作いずれの点においてもApple M3チップ搭載MacBook Airを上回ると確信しているようだと伝えた。
Microsoftは一般ユーザー向けSurface端末にQualcommの次期フラッグシップSnapdragon X Eliteを積み、大きな賭けにでようとしているようだ。
5月のイベントではQualcommチップを用いて、CPUタスク処理、AI加速機能、さらにアプリのエミュレーションといった項目を持ち出して、M3 MacBook Airよりいかに高速であるかを示すデモを用意しているとのこと。
彼らが入手したという内部文書によれば、Microsoftが新しいWindows AIラップトップでは「Rosetta2よりも高速なアプリエミュレーション」が搭載されていると主張しているという。
このアプリエミュレーションについては過去10年にわたり、Windows on Armが抱える大きな問題として横たわっていた。
同社は2年以上前にWindows 11向けx64アプリエミュレーションをリリースしている。それによりネイティブARM64版がなくてもARM端末上でWindowsアプリを実行できるようになっていた。
それでもネイティブARMアプリは今後ARM搭載Windowsを普及させるうえで重要な鍵となるのは間違いない。
Microsoftにとって待ちに待ったイベントとなりそうだ。
同社ではQualcomm Snapdragon X Elite搭載端末を社内で「次世代AI Copilot PC」と呼んでいる模様。それは既存のAMDやIntelが動作するPCと区別するためとのこと。
それではMicrosoftが待ち望んでいるAI機能について見ていきたい。
- ビデオストリーミングをAIによって改善、具体的には背景をぼかしたりといった内容。
- AIモデルを使用して画像を無料で作成する機能
- プロンプトと回答を改善するためにCopilotがPCのコンテキストにアクセスできるようにするオプションも用意。
Microsoftの大規模なAIパソコンを発表するイベントは、年次開発者カンファレンスの前日であるベイコクジカン5月20日に行われるとしている。
その基調講演ではWindows on Armの推進と、Windows 11 のAI機能へ投資するAIビジョンについて語られる模様。
同メディアの情報筋によれば「すべての人に Copilot」をスローガンに掲げているとのこと。