錆びたボルトに挑む、マキタ 18V充電式インパクトドライバー「TD173」購入レビュー・感想

公開日: : 周辺機器 ,

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古屋付き土地として限界別荘地の物件は残置物が少なくて助かっている。しかし、ドッグランの名残として埋められていた庭の単管パイプの取り外しが思うように進まない。

30数年前からあったのかはわからないが、手持ちのスパナ/レンチでは歯が立たなかった。556のようなスプレーを数日にわけて浸透させたが効果はみられない。

そこで電動工具としてマキタの18V充電式インパクトドライバー「TD173」を注文した。

これまでマキタの草刈機、マルチツール、サイクロン掃除機、互換バッテリーと互換充電器を買ってきたのでマキタで統一するつもりだ。

しかし、似て異なる電動工具があった。

  • インパクトドライバー
  • インパクトレンチ
  • ドリルドライバー

これらは同じような形状で、実施できる作業範囲も重なっている。

たとえば価格重視なら穴あけ重視のドリルドライバーになる。だがリフォームをするうえでコンプレッサー式の釘打ち機を使わない以上、インパクトドライバーが良いと思った。

インパクトレンチは自動車や工場、建築現場で使われるほど高いトルク、馬力ある製品だ。それは同時にリフォームDIYの範囲であれば持て余してしまう可能性を意味する。

それぞれの魅力は次のように思えた。

  • インパクトドライバー
    →もっとも軽く、中間のパワー、パーツが豊富、利用者が多く情報量は桁違い
  • インパクトレンチ
    →自動車や基礎工事などが中心なら力強い味方。
  • ドリルドライバー
    →ネジをなめずに済むストッパーやモーターの力を回転に全振りできるので壊れにくい。価格が安い。軸がブレないため繊細な作業に強い。差し替えに手間はかかるが幅広いアタッチメントが使える。

上記のメリットから最後までドリルドライバーを買うべきか悩んだ。

しかし、下図の錆びたボルトを見直して、ドリルドライバーのトルクでは対抗できないと判断。

かなり錆びている。

かといって巨大なボルトに太刀打ちできるインパクトレンチに登場してもらうほどでもないような気がする。

そうしてマキタ18V充電式インパクトドライバーの最上位モデルとなる「TD173」を注文した。

「TD173」購入レビュー、感想

はじめにマキタの各種ドライバー製品を選ぶ際、価格重視で選んで危うく大きなミスを犯しそうになったので書かせてもらいたい。

それは「ブラシレスモーター」を選んだほうがよいということ。

マキタ製品にはフラッグシップの次にパワフルな仕様となっていながら何故か値段がエントリーモデルと同等かそれ以下のモデルが存在する。しかもマキタ公式の製品一覧ではフラッグシップの横に並んでいるからややこしい。

格安なのにパワフル、しかも多機能!

そう喜んでカゴに入れていたが、レビューを読み漁っていくうちにモーターが焼けたとか、壊れやすいといった言葉が流れてくる。

端的にいえばブラシレスではない古いモデルなのだ。

ブラシレスモーターの詳細については割愛するがマキタ社の販売方針が整理整頓ができていないようにも感じた。前回レビューしたマキタのサイクロン掃除機だが、40Vと同じ吸引力を18Vでリリースしたものだから荒れた。しかも40Vのフラッグシップ専用カラーと思われていたオリーブを18Vでもリリース。

全体を見ても18Vバッテリーで動作するマキタ製品の数は40Vモデルの倍以上、そのことから迷走しているとも言われていた。

古いブラシモーターでも5分間とか、休み休みの10分間といった使用であれば故障はしないのかもしれない。ただ2024年6月時点でわざわざ壊れやすいという古い製品へ飛び込むのもどうかと思う。

本来は別売りの専用ケースがセットになった「TD173」が到着。

他のマキタ製品と同じく楽天ショップで注文した。

楽天スーパーセールのポイント還元なので「実質」となってしまうが、アマゾン表示価格と変わらない販売価格なので販売元:Amazon.co.jpに比べて全て3000円から7000円ほど安く購入できている。

今回のTD173もアマゾンより4900円ほど安く、かつ別売りケースがセットとなっていた。かなり安い。

さらにいえば、限界別荘地なのに1日か2日ほど早く届くのも嬉しい。

前回の楽天セールで付与されたポイントを消化しているのでカード引き落としの残高が増えていかないのも良いポイント。

ワクワクしながら蓋を開けると何も入っていなかった。

隠し蓋でもあるのかと思って考えること1分・・・別の蓋を開ける場所を見つけることができた。

キターーーーー!!!

このTD173の専用ケース、実は作業現場での評価が異常に高いらしい。

それを裏付けるように旧モデルや別のドリルドライバーしかもっていなくてもわざわざケース単体で購入しているというレビューがあった。

マキタ互換バッテリーを収納したり、先ほどの収納スペースに細かなビット・ソケットを入れて持ち運べることから便利なのかもしれない。

インパクトドライバーといえばマキタとのこと。

A4用紙の半分サイズとなるA5の取扱説明書と同じ大きさということからコンパクトな筐体であることがわかる。

オリーブカラーもいい感じ。

マキタ互換バッテリーを装着(購入レビュー記事へ)。

上図の設定を覚える必要がありそうだ。

最新モデルから採用された全周LEDリング。

ライトモード(下図)に設定することで約1時間LEDを点灯することが可能。これにより「TD173」が照明機器として使えるのだ

ライトモードの操作方法は正逆転切り替えレバーを中央にあわせて引き金を引くだけ、もう一度押すと消灯。

なんかカッコいい。

錆びたボルトを解き放て!実際に使った感想

ここからは錆びた単管パイプを繋ぎあわせているジョイントのボルトを外していく。

ソケットは久しぶりにアマゾンで注文、小物ならヨドバシとなっていたが珍しくアマゾンが最安の679円(レビュー1,379件はAmazon販売ページへ)だった。

低価格で販売が続いている理由は言わずもがな金色メッキにある。

このカラーにより職人さん方の道具ケースで目立つとして数百円ほど高くてもシルバーカラーを選んでいるという話もあった。

私は仕事で使っているわけではないので価格重視、ゴールドを選んだ。

別にライトアップしているわけではないが金メッキが反射してより明るいという予期せぬ事態が起きていた。いや悪いことじゃないのだけれども。

バリバリバリ、とインパクトドライバーな音が木々に吸い上げられていく。

あっけなくボルトは外れた。

やはりインパクトレンチを選ぶほどではなかったようだ。かといってドリルドライバーの打撃レスの回転オンリーでは不安が残る。インパクトにして良かった。

無事に外れたジョイント部分。

雑草に覆われていた金属部分は錆が進行していないように見える。この状態でレンチを使ってみたが錆びついて回らなかった。このあとにも高圧洗浄機を使った苔落としやウッドデッキの掃除がある。インパクトで体力温存は正解だと思った。

インパクトドライバーに使った1つ目のビット。既存の波板屋根にソーラーパネルを設置するために必要なドリルなど追加していくことになるだろう。

他にも玄関ドアの制作、未設置のポスト(置き配ボックス)など制作したい構造物もある。その前に和室や浴室をリフォームをしていく。

それらの作業で主力となるインパクトドライバー「TD173」を長く使うため、小容量バッテリーだけにして連続使用時間を減らすなど工夫していきたい。

→実際に購入したページは楽天販売ショップ

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