底値更新|Mac miniを小さくしたようなRyzen R9対応ミニPC「98」に特別クーポン、スペック
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2024年で創立21年を迎えるミニPCを展開中の台湾メーカーGEEKOMから特別な割引クーポンが届いた。
その対象となるのはASUSやRazerのゲーミングノートパソコンでも採用されているRyzen R9-7940HSを搭載した「GEEKOM A7」。
前回(2024年7月5日)はGEEKOM担当者からプライムデーで購入するよりお得になるクーポンと連絡あり、確かに安かった。今回は定価も値下げされたうえに値下げ分が増額された。
つまり、底値を更新した。
マットブラックなインターフェイスの背面を持つ正方形デザインからMac miniを彷彿とさせるが、その筐体サイズは半分まで圧縮するようなサイズ感。
そんな「GEEKOM A7」のスペックを見ていきたい。
【更新履歴】
・初稿:2024/07/05:定価112,400円から1万円OFFに
・更新:2024/10/25:定価109,900円から1.5万円OFFに(タブクル限定クーポン適用時)
「GEEKOM A7」のスペック、割引クーポン。
今回はディスプレイを持たない小型PCだが、それを補ってあまりあるインターフェイスが用意されている。また、Mac miniよりも小さい筐体ながらゲーミングノートパソコンに採用されるR9-7940HSを搭載しているのが特徴。
どれくらい小さいのか、実際の製品仕様をみていきたい。
- GEEKOM A7 : 112.4 x 112.4 x 37mm
- Mac mini(M2) : 197.0 x 197.0 x 35.8mm
かなり小さいことがわかる。このサイズでストレージやメモリも換装できるのだから頼もしい。
はじめにGEEKOM製品ページの冒頭メッセージを見てみると「高性能AIミニPC」とあった。
そう書く理由は処理性能部分にある。
「GEEKOM A7」のパフォーマンス・処理性能をチェック。
まず何といっても「GEEKOM A7」の目玉仕様でもある「Ryzen R9-7940HS」。こちらは8コア/16スレッドで最大クロックが5.2GHz、L3キャッシュ16MBとなっている。
ベンチマーク測定ソフト「Cinebench R23」ではIntel Core i9-12900Hに対して28.6%ものパフォーマンス性能が優れると謳う。
さらに内蔵GPUは現行の最上位となるRDNA 3ベース「Radeon 780M」を搭載。ベンチマーク比較では「GeForce GTX 1650 GDDR5」(GIGABYTE版のレビュー67件はAmazonへ)と同等のスコアを叩き出していると高く評価されている。
上記の外部GPUは3つのモニターを接続できるとレビューされているが、「GEEKOM A7」は4台まで接続可能。しかも最大8K表示もOK。
ゲームテスト結果が製品ページで公開されていた。
ご覧のとおりFPSを見る限り内蔵GPUだけでも多くのゲームが楽しめそうだ。
しかし、それだけではない。
背面のUSB4ポートから外部GPUを増設して映像処理性能をアップグレード可能できる。少し負荷のかかる動画編集くらいなら内部GPUで難なくこなせるが、外部GPUという選択肢が用意されているのは有難い。
よく考えると筐体が小さく排熱に限界があるミニPCで外部GPU(外部排熱ファン)を使えるというのは夢のある話だ。
なんと、まだある。
「Ryzen R9-7940HS」はNPU「Ryzen AI」搭載。
このAIアクセラレータによりOSレベルでWebカメラ映像の補正機能「Windows Studio Effects」が利用可能に。あの自動フレーミングや背景効果、アイコンタクトといった機械学習アルゴリズム補正をハードウェアレベルで処理してくれる。MicrosoftでさえSurface Pro 9といった一部機種にしか対応していなかった同機能を利用できるのは大きなメリットだろう。
一眼レフやスマートフォンをWebカメラとして接続すればビデオ会議・ビデオ通話で好きな背景にして部屋を動き回っても大丈夫ということになる。
他にも書きたいことはあるが、このままでは「Ryzen R9-7940HS」の記事になってしまうので割愛する。
以上のような高い処理性能を維持する排熱にはミニPCの筐体は不利。それをカバーするために冷却システムを搭載している。
GEEKOM独自開発の冷却システム「GEEKCOOL4.0」は銅管パイプと大型の静音ファンを採用することで45デジベル以下という静音性を実現、高い処理性能を長く維持できるとしている。
メモリとストレージの仕様・換装
メモリはデュアルチャネル DDR5の32GBを標準搭載。最大64GBまでサポート。DDR4は実行速度が2133〜3200MHzとなっているがDDR5は最大6400MHz(理論値)となっている。それに対して「GEEKOM A7」は5600MHzとリアルな数値で案内されている。
正直、メモリを64GBまで増設しても劇的な体感速度の向上に繋がらない(16GBから32GBなら結構な速度向上が見込める)。それは多くの先人たちが試してくれている。64GBを用意するくらいなら外部GPUなどに投資したほうが良いと思う。そう考えると最初から32GBを搭載してくれているのは良心的といえそうだ。
ストレージはM.2 PCIe4.0の1TBを搭載。最大2TBまで対応。ミニPCの限界ともいえるSSDスロットが1つなので増設はできず換装のみとなる。
このストレージについてはUSB4対応の外部SSDディスクあるいは外部SSDケースを用意すれば解決できるはず。たとえば価格の手頃な1TB SSDをデータ保管用として追加購入して外付けSSDケースに入れ、それをUSB4ポートへ接続すれば内蔵ディスクと変わらない感覚で使えるだろう。
「GEEKOM A7」の豊富なインターフェイス、耐衝撃など
ノートパソコンではなくミニPCを選ぶ理由の1つとして豊富なインターフェイスが挙げられる。
百聞は一見に如かず、というわけで画像を見ていきたい。
前面に使用頻度の高いUSB-A 3.2 x 2基、イヤホンジャックを配置。
背面にはUSB-Aの2.0と3.2を1基ずつ、USB-Cの4.0と3.2を1基ずつ備えている。映像出力用としてHDMI 2.0を2基、LANポートとDCインを備える。
側面にSDカードリーダーがあるので一眼レフカメラからデータを受け取る際にUSBハブを用意する必要はなさそうだ。
ワイヤレス通信はWiFI 6Eをサポート、Bluetooth 5.2に対応するので有線ケーブルの数を減らすことが可能となっている。
耐衝撃やOSについて
ミニPCとしては珍しく振動試験と落下試験、低温試験、湿度試験、高度試験、高温試験をクリアしたという報告がある。
VESAマウントできるプレートが付属するため、モバイルモニターに接続して屋内移動などを想定しているのかもしれない。ワイヤレス通信に標準対応しているのでどこにでも設置できるため携帯性の高いミニPCといえそうだ。
OSはWindows 11 Proをプリインストール。
家庭用のHomeとは異なりリモートデスクトップに対応しているのでMacやiPadでMicrosoft公式アプリ経由の遠隔操作が可能となっている。
「GEEKOM A7」の価格・特別クーポン
「GEEKOM A7」は定価109,900円。今から4ヶ月ほど前は定価112,400円だったので値上げ競争が激化するなか良心的な価格推移となっている。この価格はストレージが最大の2TBを搭載したモデル。
つまり下位グレードではなく、Ryzen9-7940HSにRAM32GB+2TBとほぼフルスペック状態。
その構成に対して読者向けクーポン「TabkulA7」(有効期限は11月10日まで)を適用することで15000円OFF(4ヶ月前は10,000円OFF)にて購入できる。
もうプライムデー超えという次元ではない。GEEKOMの単独セール、恐るべし。
ちなみに3年間の修理・新品交換を保証するほか、30日間の返品交換に対応している。また、北海道など遠方を除いて送料無料というのもポイント。
この限定クーポンは11月10日までとなっているが、予定数量を超過すると無効になるので注意。
→最新の価格や在庫状況はGEEKOM販売ページへ
さらにAmazon店舗でも割引クーポンが発行
前回は公式ストアだけの発行だったが2024年10月セールではAmazon向け割引クーポン「TABKULA7」が発行された。こちらを適用すると13%OFFにて購入できる。
→アマゾンのレビュー98件の詳細や最新価格はAmazon販売ページへ