楽天モバイル改善に「Rakuten Case」(楽天カーサ)は利用すべきか、タダ乗り問題ほか
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移住先の限界別荘地で楽天回線は使えない。
しかし、パートナー回線のKDDI回線が使える。それ経由でRakuten Linkも利用できるのだが途切れ途切れになってしまう。通信も安定しない。
まもなく先日申し込んだSo-net 光 Mが開通する。
そこで光回線を使って楽天の小さな基地局を増設できるRakuten Case(楽天カーサ)について調べた。利用すべきか記録していく。
Rakuten Case(楽天カーサ)は利用すべきか
光回線を使って楽天の小規模アンテナを作る。
そんなアイテムが無料で配布されている。以前はキャッシュバックキャンペーンも実施されていたようだがKDDIが一時パートナーでなくなった時点で消えた印象がある。
まもなく開通する光回線を利用して楽天回線を強化できるという「Rakuten Case」(楽天カーサ)を調べたところ、ルーター機能の有無で分かれる次の機種どちらかが届くらしい。
- Rakuten Casa
- Rakuten Casa 6
どちらになるのか選ぶことはできず、そもそもルーター機能は楽天ひかり限定機能なのでSo-net(フレッツ光)の時点で関係ない。
Rakuten Caseを設置することで「通話と4Gデータ通信が快適」になるという。5G通信サービスには非対応、インターネット回線を使用するため混雑時は速度低下もあるとのこと。
使い方は光事業者のONUのLANポートとRakuten CaseのWANポートをLANケーブルで接続するだけ。対応する指定インターネット事業者は一覧が公開(Rakuten Casaの一覧ページへ)されているので申込前にチェックしておいたほうがよい。
無料で設置も簡単、Rakuten Casaの導入は難しくない。
しかし、それだけではなかった。
タダ乗りなど抱える問題
先人たちの情報を集めると「小規模の基地局を設置する」というスタンスになるため、リンクが確立するのに数日〜30日ほどかかるケースが報告されていた。
さらに「タダ乗り」という問題もある。
小さいとはいえ基地局なので近隣住民や通りすがりの楽天ユーザー全てに恩恵が与えられる。その恩恵の代償として設置者は電気代と光回線の速度低下を支払うことに。
例えば近所で10人ほどの楽天ユーザーがいれば光回線を全員でわけて使うため肝心のインターネット速度が激重になるなんてことが考えられる。もちろん電気代の負担もある。
基地局の有効範囲はFAQにて「建物の構造によりますが、おおむね一般的な戸建住宅1軒分の電波状況を改善することができます。」とあった。そのため、周辺住民が一斉に繋がり出すなんてことはなさそうだ。
ちなみに電波法などの法令に抵触するため留守中にRakuten Casaの電源をOFFにするといったことはNG。WiFiやLTE機能をOFFにする機能もない。
インターネット速度が低下するというほかに「この家に近づくと楽天通話が改善する」と体感した人が家の近くをうろつくなんてことも考えられる。セキュリティ的にどうなんだろうか。
かといって快適な通話を求めて、So-net 光 Mで「ひかり電話」を契約して月額1650円を支払うのも違う。20年くらい前に固定電話回線権やファックスを手放して当時の050サービスやPHS、eFaxに移行して役所や契約書に書くと「携帯電話は電話番号として認められない」とか言われても強行利用したのに、なにを今更という感じだ。
Rakuten Casaは利用すべきか
限界別荘地とはいえ、夏休みシーズンには空き家だと思っていた別荘(失礼!)に人々が吸い込まれていき驚かされた。しかもバカンス気分なのか、道路族よろしく我が家のリビング前で花火や一日中こどもたちを遊ばせたり叱ったり談笑したりと自由な活動を楽しんでいた。むしろ私がリビングにいると何度も迷惑そうな視線を送ったり大声を出したりする。それを受けて私は寝室へ避難していたくらいだ。その道路半分は私が所有する土地なのだけれども。
不動産会社の人が「別荘利用者とは挨拶しないほうが良い」といっていた。そこに含まれる本当の意味を理解できた。キャンプ場で我が物顔のキャンパーがいるならそれに等しい。
そういった人々がRakuten Casaの恩恵を得ようと家の周囲に陣取ることは避けたい。
——————・・・やはり利用しないことにした。