スティック掃除機の問題点を強みに変えた|2台が1つになった最新機種「SwitchBot ロボット掃除機K10+ Pro Combo」導入レビュー

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SwtichBot社が2024年11月18日より予約開始する最新ロボット掃除機は、小回りが効く最小モデル「K10+」のゴミ収集ステーションに、なんとスティック掃除機を搭載していた。

その名も「SwitchBot ロボット掃除機K10+ Pro Combo」。

この土台部分は正式名称を「デュアル集塵ステーション」という。

私はスティック掃除機を何台も使ってきたこともあって今回の合体は待ち望んでいたスタイルだった。しかも思った通りというか期待通りの機能を実現している。たとえば次のようなことを解消してくれていた。

  • スティック掃除機の置き場所(定位置)に困る
  • スティック掃除機は充電を忘れてしまう(結果として使えない)
  • スティック掃除機はダストボックス内のゴミ捨て忘れ(吸引力の低下)

多くのスティック掃除機ユーザーが体験してきたであろう「ちょっとした手間」が一挙に解決されている。それだけでなく掃除機としても優秀で「ゴミの視覚化」を実現していた。

そして本体のロボット掃除機はすでに販売されている「世界最小級」を謳う小型ロボット掃除機K10+を採用。この2つの掃除機がA4用紙1枚のスペースに収まり、いずれもゴミ自動収集ということ。これは素晴らしい。

とくにスティック掃除機のゴミが自動で回収される瞬間は新たな時代を感じた。

「スティック掃除機を片付けただけなのに・・・」

そう呟いてしまうほどオートメーション化されている。何よりすぐに充電が開始されているので急な来客があっても電池残量不足で————なんて話にはならない。

なにはともあれ実際の掃除機が浮き出る様子などをご覧いただきたい。

この記事では開封からセットアップ、実際に何が凄いのかを写真とともにレポートしていく。

「SwitchBot ロボット掃除機K10+ Pro Combo」導入レビュー

はじめに「SwitchBot ロボット掃除機K10+ Pro Combo」の強みを箇条書きにしたい。

  • 省スペース:A4サイズの設置場所におけるデュアル集塵ステーション
  • 時短の実現:ロボット掃除機が稼働中、狭い隙間や段差のある場所をスティック掃除機で。
  • ゴミ収集能力:従来のロボット掃除機だけではなくスティック掃除機を片付けるとゴミを収集してくれる。ゴミ捨ては「年に4回でOK」というのも驚いた。

上記が共通している強み。ロボット掃除機とスティック掃除機それぞれの強みは写真とともに見ていきたい。

「SwitchBot K10+ Pro Combo」を開封しよう。

コードレス掃除機が付属しているということで大きくて重い段ボールが届くと身構えていたが、予想外に小さくて軽い。ステーション自体がA4サイズということでスリムなことが大きいようだ。

さっそく開封。

———すると、下図のような説明書や保証延長の案内カードが入った半透明の袋があった。

コードレス掃除機とロボット掃除機、それぞれの取扱説明書を用意。さらにカードタイプのクイックガイドがあるため「とりあえず使い始めたい」というニーズにも対応している。

紙類の下にはK10+本体が入っていた。

「世界最小級」というだけあって本当に小さい。

SOTOのガス缶と並べてみるとロボット掃除機としては本当にコンパクトなことがわかる。

底面にはローラーと片面ブラシの取り付けパーツが確認できた。

背面にはダストボックス。

さすがに容量も少なくなっているがデュアル集塵ステーションで回収されるから大丈夫だろう。実際に試したところ特に問題はなかった。

K10+の下には土台となる「デュアル集塵ステーション」が入っていた。

A4サイズというだけあって、かなりスリム。

この筐体でコードレス掃除機を含めた2台分のゴミを回収できる仕組みが入っているというのは不思議に思えた。

底面にはゴム足が貼られていた。

ロボット掃除機は終了の際にホームへぶつかる時があるので、ゴム足は多いほど安心。ここは数多くのロボット掃除機をリリースしてきた経験が活きているように感じた。

ステーションの天面にある蓋を外すとゴミパックなどの付属品が入っていた。それを取り除くと空いたスペースには最初から備え付けられていたゴミパックを取り付けるようになっていた。

上図の上部に見える円形の筒みたいなパーツは、コードレス掃除機のゴミ収取ポイントとなっている。

天面の部分に入っていたゴミパックとお掃除シート取り付けパーツ。

同梱されているブラシは2つあった。消耗品が多く入っているのは有難い。

記事冒頭の運送用段ボールに入っていた大きな箱。そこにはコードレス掃除機の本体と豊富なパーツが入っていた。

上図左にあるのは窓サッシを掃除するアイテムで説明書の名称では「2WAYすき間ブラシ」となっていた。

他の同梱アイテムも見ていきたい。

下図の左上にあるネジは、上図右端にある「ゴミ収集ホルダー」をステーションに取り付ける際に使うのでなくさないよう注意。

上図は左から「ダニ取りブラシ」「床用ノズル」「収納スタンド」となっている。記事後半では「床用ノズル」を実際に使って”ゴミが浮き出る様子”をご覧いただきたい。

下図の右上にあるブラシ付きパーツは「すき間様ノズル」。これら合計4つのノズルのうち1つはコードレス掃除機の本体に常時接続、それ以外は上図右端にある「収納スタンド」に設置することになる。

上図のとおりドライバーが付いてくるので後述する組み立て編では工具を用意する必要はなかった。なお、左上は「HEPAフィルター」左下は「プレート」と書かれていた。

「SwitchBot K10+ Pro Combo」を組み立てよう。

ここからは同梱のクイックガイドと2つの取扱説明書に分かれている組み立て、セットアップを写真を交えながらレポートしていく。

◇「収納スタンド」を組み立てる

はじめに先ほど見た「収納スタンド」を組み立てる。

似たパーツが2つあるのでパチンと組み合わせるだけなのだが、下図のように爪が一方方向になっているので裏返して慎重に合わせたほうが良いと思う。

上図では見えにくいが中央と左右にある爪のほかに端にも爪がある。合計3種類の爪x2個ずつがあり、方向性もあるので力まかせに入れない方が良い。

無事に組み合わせられたら各種ノズルを置いておこう。

◇デュアル集塵ステーションを組み立てる

次に土台となる「デュアル集塵ステーション」を組み立てていく。

ステーションの蓋を外したら先ほどのパーツ一覧にあった「ゴミ収集ホルダー」を上に設置する。そのまま付属のネジとドライバーで締めていけば完了。

ネジ穴が深いので不安になるが、真下へ向くように加工されているので楽に締めることができた。

次にステーション背面へ「プレート」を取り付けていく。

電源コードが飛び出ている場所を覆って配線を取り出す切り掛け加工を基準にすると取り付けやすい。ネジなどはなくプラスチックの爪をはめていくだけなので簡単だった。

以上で「デュアル集塵ステーション」本体の組み立ては完了、パーツが多いように感じたが簡単で安心した。

◇コードレス掃除機を組み立てよう。

ここからはコードレス掃除機の組み立て方。

はじめに同梱のバッテリーを装着していく。

掃除機本体の取っ手部分にバッテリーを入れるスタイル。

次に「延長管」(下図の左端)と呼ばれるパーツを取り付ける。

この「延長管」を装着しなければ”いわゆるハンドクリーナー”として使うことができる。車内清掃などに使えそうだ。

そして最後に個人的なイチ押しの「床用ノズル」を装着すれば完成。

この「床用ノズル」が優秀なので実際に使った様子を後ほどご覧いただきたい。

以上で組み立てが終わった。

あとは実際にステーションと合体させていく。

◇コードレス掃除機をステーションに設置しよう。

下図は「デュアル集塵ステーション」の天面に取り付けた状態の「ゴミ収集ホルダー」を上から撮影した映像だ。

ここに収まるようコードレス掃除機のダストボックス(下図の透明なパーツ)を挿入する。

ダストボックスの中央にある穴からゴミが吸引される。このステーションに設置するだけで充電とゴミ回収ができるというのは画期的だ。

がったい!!!

2つの掃除機があるスペースとは思えないほどスリム。

スティック掃除機は紐でぶら下げたり、壁面へネジで固定したりすることが多い。そのため、片付けたあとも目立ちインテリアの一部になるよう各メーカーが工夫を凝らしていた。

それがロボット掃除機のステーションに格納してしまうと驚くほどに存在感が薄くなった。

この合体は何が素晴らしいのか、そこを次のように言語化してみた。

  • 大抵のゴミ収集ステーションは後ろのスペースを開ける必要がある。
    →その隙間を「デュアル集塵ステーション」では”スティック掃除機のノズルを隠すスペース”に。しかも隙間用ノズルで掃除できる。
  • ゴミ収集ステーションの上部は雰囲気的に棚などを設置しにくいオーラがあり、デッドスペースになりがち。
    →その空間をスティック掃除機の格納スペースとして活用したこと。

このスリムな筐体がまたスタイリッシュで気に入っている。石油ストーブも細長いモデルが新発売されているのでそういう流行なのだろうか。

◇K10+をセットアップしよう。

ここからはロボット掃除機をセットアップ。

とはいえ運搬用に取り付けられた白いスポンジを外して天面にある「フェイスプレート」を外して電源を入れるだけ。あとはアプリの指示に従って作業するというシンプルな内容だった。

上図は天面にある「フェイスプレート」を外して電源スイッチをON(Iの方向へ移動)した状態を撮影。数秒後に日本語でアナウンスがあるので、それを聴き終えたらアプリの出番となる。

ここからはiPhoneにインストールしたSwitchBotaアプリ(無料、AppStoreへ)画面で見ていきたい。

上図の矢印順に進んでいけばセットアップはほぼ完了となるが、せっかくなので大まかな流れを箇条書きにしていく。

  • スマートフォンで「SwitchBotアプリ」を起動
  • メイン画面の右上にある(+)アイコンの「デバイスの追加」を選択
  • 上図左端:一覧から(K10+)を選択
  • 上図中央:電源スイッチを入れ、電源ボタンを押して起動する
  • 上図右端:ホームボタンと電源ボタンを同時押し(3秒間)でWiFiリセットを行う

以上の作業で次の画面「WiFIセットアップ」へ辿り着く、無事に接続できたらSwitchBot製品群の中へ追加され使える状態となる。

「Wi-Fiに接続できない」などトラブル対処法

ここの対処法は別記事で詳しく触れる予定だが、ここでは理由はともかく2つの壁があって、その対処法を簡潔に書いていく。

  1. 「デバイスの追加」でK10+が表示されない。
  2. 「WI-Fiに接続できない」

この2つを一挙に解決する方法はアプリを更新すること。とくにK10+ Pro Comboは最新モデルなのでアップデートが必須と思われる。ここで私が悩まされたポイントがある。

それは「AppStoreで更新が表示されないこと」だった。

私の場合はSwitchBotアプリを入れたことのないAndroidスマートフォンに新規インストールを行い、iPhoneと同じアカウントでログインしたところ最新版「SwitchBotアプリ」となり、K10+が一覧に表示された。さらに「Wi-Fiに繋がらない」問題もクリアできた。

「Wi-Fiに繋がらない」問題については5GHzが併用されているメッシュ接続の無線LANルーターだと繋がらないとか、スマートフォンのテザリングなら2.4GHzだから大丈夫とか、5回や10回ほどWi-Fi接続を試したら繋がったといった情報が錯綜している。

結論から書くと、それらは関係なかった。

私は2.4GHzと5GHzを切り分けられないルーターを使っているが問題なく接続できた。これはアプリを更新するまで何度もWi-Fi接続エラーが続いた状態での話だ。

そのため、AppStoreでアプリの更新マークが表示されないというイレギュラーさえなければ苦しむことはなかっただろう。購入者の中にはSwitchBotアプリの問題という認識で酷評しているユーザーもいたので中の人は大変だろうなと思った。

最新「SwitchBot ロボット掃除機K10+ Pro Combo」を使ってみよう!

ここからは実際に「SwitchBot K10+ Pro Combo」を使用していく。

私はリビングを半屋外としてDIY工作室にしているので丸鋸の粉塵などが床に広がって困っていた。その中でひときわ白く輝く「SwitchBot K10+ Pro Combo」。

かなりスリム。

これまで様々なロボット掃除機をレビューしてきたが、頭ひとつ抜きん出たサイズ感。しかも掃除機が2種類あるという・・・恐ろしい子。

さっそくSwitcBotアプリで起動。

最初はルームを作成するために部屋を徘徊してもらい、次に掃除を行なうという流れ。

K10+は「世界最小級」というだけあって上図のような足つきのペンシル収納棚にも入り込める。これまでロボット掃除機は1台も立ち入れなかった聖域に踏み込めたのはK10+だけだ。

「お掃除が終わるまで何しようか?」なんてことは考えなくて良い。

K10+が掃除できない箇所を一緒に掃除していこう。

まずは中古別荘らしい段差のある和室。

さすがに「大きな段差」かつ「狭い廊下」にスロープは設置できない。3Dプリンターで制作することも検討したが廊下が狭すぎて断念した。

そんな時こそコードレス掃除機の出番だ。

◇ゴミが浮き出るライトを体験しよう

まず「ゴミが浮き出る様子」を見ていただきたい。

下図は電源OFFの状態。

ゴミは部屋の照明で確認できる状態だが、ここで電源を入れると——————

はい、浮き出ました。

これだけでは「ライトを当てたから当然だよ」という穿った見方をする人もいるかもしれないので比較画像を用意した。

「おわかりいただけただろうか。」

電源OFFの状態では「汚れているかな?」くらいだったが、電源ONでライトを点灯させると丸鋸でカットした粉塵が確認できた。上図2枚目の右下にある四角い空間はコードレス掃除機をかけた場所。はっきりと掃除機できているかを確認できる。

DIYルームということで木屑やネジを吸い込んでしまうことがあった。

そんな時は上図の赤丸の箇所をスライドさせてローラーを取り外せばネジ等が取り外せた。

充電式にしては吸引力が高く、ネジは巻き込まれないと油断した私が悪いのだが・・・そんな時も簡単に対処できるのは有難い。

◇見せてもらおうか、デュアル集塵ステーションの力を。

小さなK10+が丁寧に掃除してまわっているなか、ひと足先に仕事を終えたコードレス掃除機をデュアル集塵ステーションへ戻す。

上図は左から「入れる前」「ゴミ回収中」「ゴミ回収後」の写真だ。

吸引パーツの周辺に詰まってしまったゴミは物理的に取り除かないと除去できないのは仕方ないとしてダストボックスの下に集まっていたゴミは全てなくなっていることがわかる。

そのまま置いておけばフル充電してくるのも素晴らしい。

急な来客があってもフルバッテリー、しかもゴミが浮き出るライト付きなので「掃除すべき場所」がわかるので要所を攻められるのも強い。

まとめ、「SwitchBot K10+ Pro Combo」の価格・セール情報

前回の自動排水にも度肝を抜かれたが、今回の「SwitchBot K10+ Pro Combo」もロボット掃除機の新時代を切り拓いたのではないだろうか。

ロボット掃除機はスケジュール機能などが利用できるので目覚めたい時間に掃除を合わせると起きやすくて気に入っている。そこへ窓サッシや段差のある部屋、狭い隙間などをフルチャージされたコードレス掃除機で攻められるというのが強い。

スティック掃除機で嫌だった下記3点をクリアできた時点で個人的には高評価。

  • ゴミの自動回収
  • 専用の置き場所
  • 充電忘れの防止

自動車の車内を掃除してゴミが溜まったらステーションで自動回収してもらって、そのまま別の場所を掃除なんて使い方が「手を汚さず、ダストボックスにも触れず」に行えるのって画期的ではないだろうか。

そんな「SwitchBot K10+ Pro Combo」は現在、新製品発売記念キャンペーンを開催している。公式サイトで特別価格99,800円となっているところへ追加値引きで特価74,850円に。

さらに公式サイト限定だが購入者に対して5,940円相当のアクセサリーを1つ無料プレゼントしている。

キャンペーン開催期間は本日2024年11月18日から12月6日まで。

またAmazonでも販売が開始されているので、定期的にチェックすれば製品が届いたユーザーがレビューを投稿していくので新たな使い方や綺麗に使う方法といった掃除機関連でお馴染みのカスタマイズを知ることができると思う。

最新の在庫状況と販売価格は下記リンクより確認できる。

→SwitchBot公式サイトの「SwitchBot K10+ Pro Combo」販売ページ

→アマゾン直営店の「SwitchBot K10+ Pro Combo」販売ページ

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