エミュ用にFire TV Stick 4K Maxを注文した話。
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最終更新日:2022/04/13
Amazon Kindle Fire TV, Fire TV Stick, 製品レビュー
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先日Fire TV Stickをゲーム機として使う記事を書く際に、4K Maxモデルではエミュレータが快適という情報をみかけて試したくなった。
その結果、普段からセール情報を追いかけておきながら、Amazonファッション・タイムセール祭り終了の数時間後に注文するという見事なトリックプレイをすることになったが、それだけ欲しくなったのだ。
Fire TVシリーズは2022年4月時点で3モデルが販売されているが、なぜ4K Maxを選んだのかも含め、やりたいことを書いていく。
はじめてのFire TV Stick 4K Max。
これまで何度かFIre TV Stickをレビュー用に購入しているが、上位モデルは手にしたことがない。
通常のFire TV Stickと異なる仕様は次のとおり。
【注意】()内は無印バージョンの仕様。
- 映像:4K Ultra HDに対応。(1080pまで)
- 通信:Wi-Fi 6への対応(非対応)
- RAM:2GB(1GB)
- プロセッサ:1.8GHzクアッドコア(1.7GHzクアッドコア)
定価で2000円高いだけということもあり、それ以外のストレージは同じ8GB、オーディオ性能も変わらない。
その一方で上位モデルの「Fire TV Cube」はHDMIドングルではなくミニPCといった形で内蔵スピーカーや有線LANアダプタを同梱しているほか、ストレージ16GB、プロセッサもヘキサコア 2.2GHz + 1.9GHzを備えていた。
その分だけ価格も14,980円と跳ね上がっている。
なぜFire TV Stick 4K Maxを選んだか。
エミュレータを動作させるということは「完成された別の世界を再現すること」を意味しており、マシンには相応の負担がかかる。
そのため無印「Fire TV Stick」のRAM1GBは単純にスペック不足だと思った。
次に上位モデル「Fire TV Cube」を見るとRAMは2GBと4K Maxと変わらないものの、プロセッサはヘキサコアまでアップグレードされている。
しかし、M1チップ登場時のAdobeでも話題になったようにアプリ側でマルチコアが意図した動作をせずにシングルコアで動作、動画のエンコードやフォトショップの多重レイヤーにおける動作が遅かったという話がある。
Fire OSこそヘキサコアを上手く使いこなすようチューニングしていても、エミュレータアプリ「RetroArch」でも柔軟にマルチコアを捌いてくれるか怪しい。
また、最大のボトルネックになるストレージについて、eMMCのバージョンが記載されていないことから4K Maxの容量を倍にしただけと判断。そのためヘキサコアで内蔵GPUが僅かに向上していてもROMファイルの読み込みが足枷となり体感速度は変わらないはずだ。
4K MaxもCubeも「4K出力」に対応するだけの映像処理能力があることから、エミュレータ端末としては4K Maxで問題ないという結論に至った。
他にも4K MaxだけがWi-Fi 6に唯一対応している点も見逃せなかった。
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Fire TV Stick 4K Maxは本日届く予定、到着次第ドン・キホーテのチューナーレスTV風に楽しめるのかやエミュレーターとして遊べるのかなど順次レビューしていきたい。
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