8インチWindowsタブレット対決、「東芝 Encore VS Acer ICONIA W3-810」(スペック比較)

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 東芝の『Encore』が発表され、新OS「Windows 8.1」のリリースもあり期待が高まるなか、世界初の8インチWindows 8 搭載タブレットPCとしてリリースされた『Acer ICONIA W3-810』とスペック比較を行いました。

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「東芝 Encore」 VS 「Acer ICONIA W3-810」(スペック比較)

 はじめにスペック表による比較です。
 Acerは公式の製品ページより情報を入手しました。
 東芝 Encore はIFA 2013での各メディアから入手した情報です。

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CPU比較「Atom Z2760 と Atom Z3740 の違い」

 先陣を切った『Acer ICONIA W3-810』が搭載する「Atom Z2760」は、開発コードネーム:Clover Trail(クローバートレイル)でプロセスルール32nm。Acerのスペック表で掲載されている動作周波数「1.8GHz」はターボ時の数字となっています。コア数は2コアでスレッドは4スレッド。2次キャッシュは512KBx2。ハイパースレッディング対応。GPUは「PowerVR SGX 545 (533MHz)」。メモリはLPDDR2対応

 後発の『Encore』は「Atom Z3740」は、Clover Trailの後継となるコードネーム:Bay Trail-T(ベイトレイル)でプロセスルールは22nm。動作周波数は最大1.8GHzとなっていますが、『Encore』では「1.33GHz」と表記されています。コア数は4コア4スレッド。2次キャッシュも512KB x4。ハイパースレッディングは非対応。GPUは「HD Graphics (4EU)」で、メモリはLPDDR3対応。

液晶ディスプレイの違い

 『Acer ICONIA W3-810』のレビューで良くない評判が集中したのがディスプレイ関連です。Androidタブレットでは主流のIPS液晶ではないため(プライバシーフィルムを貼り付けるユーザーには問題ないようですが)視野角が狭いことが挙げられています。

 一方、『Encore』は「HFFSディスプレイ」を搭載しています。調べてみたところ「HFFS (High aperture ratio Fringe Field Switching)」はTFTの新開発技術で「左右上下ほぼ180度の視野角」と「極めて高い視認性」とのこと。またTFTに比べ開口率が30-40%と高く、コントラスト比は500:1、低電圧のほか、太陽光の下での視認性も良好ということです。HP Slate 7にも採用されています。

 「解像度」は、2機種とも同じ「1280 x 800」となっています。

 購入時のチェックポイントとしては、実際にタッチスクリーンに触れて操作感、タップ反応などが重要になると思われます。

カメラや通信機能の違い

 Wi-Fiは 『Acer ICONIA W3-810』の b/g/n に対し、『Encore』は a/b/g/n と「a」にも対応しているのが特徴です。また前面カメラ200万画素は同じですが『Encore』は背面が800万画素となっています。大きな違いとしてはEncore』はGPS搭載で、『Acer ICONIA W3-810』は非搭載となっています。

バッテリー・充電方法や重量/サイズほか

 バッテリーの駆動時間は Acer ICONIA W3-810』が約8時間と長く表記されています。『Encore』はバッテリー容量が未公表で最長7時間とされています。

 続いて充電方法ですが、『Acer ICONIA W3-810』が電源プラグなのに対し、Encore』はmicroUSB充電となっています。大量に出回っているモバイルバッテリーが使えるため電源確保の面だけ見れば『Encore』が有利ですが、充電スピードを考えると電源プラグのオプションもあると良いではないかと思います。(その分、重くなりそうですが、、、)

 「本体サイズ」は同等で、後発でスペックアップした『Encore』が僅かに薄くなった印象です。重量は、『Acer ICONIA W3-810』の500gに対し、Encore』は479gと21gほど軽くなっています。

 最後に価格です。

 『Acer ICONIA W3-810』の価格ですが、海外版は価格が抑えられており日本向けは高い価格設定で販売されており、最近になって約4.5万円まで値下がりした感じです。東芝も国ごとに価格を設定するかは不明です。

 前回の記事は、それぞれ以下よりご覧いただけます。

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